今回は人気シンガーソングライター・優里さんのYouTubeチャンネルで公開されている新曲「天才になってみたい人生でした」を考察していきたいと思います。
3月22日まで優里さんのYouTubeチャンネルで開催されている新曲再生数対決企画。
企画の内容は、優里さんと音楽クリエイター集団・CHIMERAZ(キメラズ)がそれぞれ作詞作曲した曲を、同時に公開してどちらが多く再生されるかを競うというものです。
今回考察する「天才になってみたい人生でした」の他に「タイムマシン」という曲が公開されています。
どちらの曲も作詞作曲の担当は伏せられており、コメント欄でも予想合戦が行われています。
音楽クリエイター集団・CHIMERAZ(キメラズ)とは音楽面であらゆるプロデュース活動を行うクリエイター集団で、優里さんの代表曲「ドライフラワー」をはじめ、「ベテルギウス」「シャッター」などのアレンジを行っています。
先日の正解発表で「タイムマシン」が優里さん、「天才になってみたい人生でした」がCHIMERAZの作詞作曲であることが明かされました。
歌詞を見ていきたいと思います。

天才になってみたい人生でした 歌詞考察

この楽曲では、Z世代(10代・20代)の抱えている悩み、想いがストレートに表現されています。
タイトルにもあるように「天才になってみたい人生でした」と、天才ではない自分に劣等感を感じていることがわかります。
冒頭の歌詞では、まさにその悩みが歌われていますね。
「勉強してない」と言っていたのに、テストで高得点を叩き出す、いわゆる天才。
そうではない主人公は一夜漬けで勉強しますが、天才に敵うはずもありません。
「ベットに倒れた先に漫画あっただけなんです」という歌詞から、その後の行動が容易に想像できますね笑。
いい大学に行くことだけが人生のすべてなのか?
天才ではない自分はどうすればいのか?
今の自分に悩んでいる様子が伝わってきます。

「うわあああああ」という叫びとともに溜まった想いを吐露する主人公。
凡人の自分にできることなど何も思いつかなくて「せつない」「情けない」
「天才になってみたい人生でした」

場面は変わり、女性目線での歌になっています。
TikTokやインスタが歌詞に出てくるあたり、Z世代っぽさが感じられますね。
可愛い女の子ばかりをフォローしている彼。
TikTokだけでなくインスタでもフォローしていて、嫉妬してしまう主人公の姿が浮かびます。
美人なインフルエンサーは、美貌の秘訣を聞かれても「なにもしてない」と答えます。
もともと顔面偏差値が高く、魅力的なスタイルを持ったあなたは、何もしてなくたってそりゃ可愛いに決まってます。
彼のフォローしている「あの子に勝てるところって 私にあるのかな」
自分に自信のない主人公の想いが歌われています。
ただ一番可愛くないのは、彼氏のフォローしている女の子に勝手に嫉妬して、勝手に傷ついている自分の性格。

会ったこともないし、これから関わることもないであろう他人に一生懸命勝とうとする自分。
敵わない相手に独り相撲をとっているようで切なさがこみ上げてきます。
嫉妬して僻む卑しい自分の性格も嫌いになっていく主人公。
「美人になってみたい人生でした」と叫びます。

再び人物が変わり、こちらは社会人のようです。
明日仕事で使う企画書を作らなくちゃいけないのに、将来への漠然とした不安が押し寄せてきて一向に進まない主人公。
自分の「本当にやりたいこと」って何なのだろうと、現在の自分の姿に疑問を抱いている様子が伝わります。
これまで大学や就職先など、自分で選択して進んできたはずなのに、その結果である現在の自分は、本当になりたかった姿なのだろうか?と疑問を感じている人は、主人公以外にもたくさんいるのではないでしょうか?

この主人公は、平凡な自分の日常にもどかしさを感じていたようですね。
普通の大学に行って、普通の会社に就職して、普通に社会人として過ごして、そんな平凡な毎日で何が悪いんだと、叫んでいます。
「自分以外 自分 愛せないのに」という歌詞からは、作詞した人の想いが強く込められている用に感じました。
自分のことを一番良く知っていて、大事にしてあげられるのは、他でもない自分自身。
天才じゃなくても、美人じゃなくても、平凡な毎日を過ごしていたとしても、自分は自分のことを受け入れて認めてあげよう。
そんな温かいメッセージが込められているように感じました。

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さいごに
いかがでしたか?
「天才になってみたい人生でした」どちらが作詞作曲を担当したのか気になりますね。
再生数対決の結果も楽しみです!