優里さんの2ndアルバム「弐」が2023年3月29日にリリースされました。
2022年1月12日に1stアルバム「壱」をリリースされておおよそ1年。心待ちにされていた方も多いのではないでしょうか。
聴きごたえたっぷりの14曲から今回は未発表曲として収録されている告白直前酸欠状態の歌詞を考察してみたいと思います。
優里さんの必殺技
優里さんと言えば特徴的なしゃがれた声を思い浮かべる方も多いかと思いますが子供の頃は綺麗な声に憧れたそうです。
今では優里さんの歌を聴いた人の心に残る声だとご自身でも思っていらっしゃるようで特徴ある声は「武器」だと表現されています。
ただし、曲の全てに使用するのではなく大事な所に使用する「必殺技」として認識しているようです!
表現する方々にとって誰よりも突出した武器があるというのは強みになりますね。
優里さんの歌が魅力的なのは実力や努力も勿論ですが自分の見せ方を知っているというのも要素の一つではないかという印象を受けました。
楽曲 告白直前酸欠状態
実は優里さんの2ndアルバム「弐」に収録されるまでは音源としての発表は無く、ライブで披露されるのが主である楽曲でした。
それだけに今回の音源化はファンからの期待も高かったのではないでしょうか。
私は優里さんのライブに参戦した事は無いのですが、SNSを拝見しているとタオルを振り回して盛り上がる楽曲なんだとか!
もしこれからライブに行かれる方がいらっしゃいましたら物販のタオルは購入しておきましょう(笑)
優里さんもライブで盛り上がってもらえればと制作した楽曲だそう。
制作した頃は音楽業界にも不安定な世の中の影響で制限が付けられていた頃ですが、ようやく緩和され始めた昨今、頭振って欲しい!ともおっしゃっていました。
確かに、ここは頭?ここは拳?タオル?と想像するのも楽しい楽曲でした!
ちなみにリリースされたアルバム「弐」を引っ提げたツアー「優里TOUR 2023 ❝弐❞~3があるけど弐だよ~」も決定しており2023年5月10日~10月29日までのロングツアーとなっています。

告白直前酸欠状態 歌詞考察
謎めく君の生態系
君の事気にし始めてる
わからないことばかり
好奇心は止められないいつの間にか好きになっていた
出典:告白直前酸欠状態 / 作詞・作曲:優里
甘ったるいカルピス飲み干そう
校舎裏に呼び出すみたいな
レトロな恋しよう
好きな食べ物は何だろう。好きな音楽は?苦手なものは?
家ではどう過ごすのだろう。休みの日は?
君の事が気になり始めてから彼女の事を知りたいと強く思う好奇心があふれ出す、恋した男子の心情ですね。
いつから好きなのか、きっかけは探せばあるのでしょうが気づいたら好きになってた、というのが一番しっくりくる恋心あるあるではないでしょうか。
甘ったるいカルピス、校舎の裏、レトロなどいう言葉が出てきますが恋心は新鮮でありながらどこか懐かしい田舎にいる時の様な気持ちになる事を表しているのではと思いました。
単純明快に好きって言いたい
出典:告白直前酸欠状態 / 作詞・作曲:優里
何十回目の好きでもいい
ハートのど真ん中まで
諦めそうだって頑張れ
本能のままにもう一回
飾った言葉ではなく、彼女の心の真ん中に届くようにストレートに「好き」と伝えたい。
これが何回目の「好き」でも構わないし、これから先も好きだと言いたいという純粋で真っすぐな恋心が伝わってきます。
しかし、恋とは不安にもなるもの。
自分に自信が無くなって諦めたくなった時もあったのでしょう。
そんな時は自分の気持ちに素直になって頑張れ、と自分自身を励ましています。
さぁ 息を吸ったら
出典:告白直前酸欠状態 / 作詞・作曲:優里
もう 覚悟決めて
あぁ 口にすれば
戻れないよ
好きとはたった二文字なのに、口にした瞬間二人の今までの関係は無くなってしまいます。
そしてもう二度と戻る事は出来ないのです。
それは告白が成功しても失敗しても言える事ではないでしょうか。
だから告白とは大きく息を吸って深呼吸をして「覚悟」を決めなくてはならないのです。
あの日からの謎が解けていく
ミステリーも聞いたら呆れる
校舎裏に呼び出して一人
君を待ってる告白直前酸欠状態
出典:告白直前酸欠状態 / 作詞・作曲:優里
どうかしちゃいそうな僕でも
ハートのど真ん中まで
諦めそうだって頑張れ
本能のままにもう一回
ここで歌われている謎とは、彼女への恋心に気付かず何となくそわそわしていた日々の事ではないかと思います。
そんなモヤモヤした謎の日々も、たった2文字「好き」と認めたら楽になり、日々は輝き始めたということでしょうか。
この歌詞から、この日主人公は彼女を校舎の裏に呼び出し待ってる間、今までの日々を思い返しているような印象を受けました。
待つ時間に感じる緊張は相当なものでしょう。
酸欠状態になって心が揺らぐ瞬間もある様子の主人公ですが自分に素直になって頑張れ、と自分自身を励ましているようですね。
彼女の心の真ん中に真っすぐな言葉を届けたい一心なのが分かります。
他の誰かに盗られるその前に
僕が一番になりたい
そう心に決めたなら単純明快に好きって言いたい
出典:告白直前酸欠状態 / 作詞・作曲:優里
何十回目の好きでもいい
そうだろう?
彼女が他の誰かの物になってしまう前に僕が彼女の一番、つまり彼氏になるんだとべた惚れの様子ですね。
しかし、心にそう決心したのであればストレートに好きと伝えるしか術はないのだと歌っています。
告白直前酸欠状態
出典:告白直前酸欠状態 / 作詞・作曲:優里
どうかしちゃいそうな僕でも
ハートのど真ん中まで
諦めそうだって頑張れ
隠した本音にもういいかい?
好きだと気づいてからずっとバレないように気を遣ってきたのではないでしょうか。
冷やかされるのが嫌だというのもあったのでしょうが、何よりも彼女に不意にバレて距離を取られるのが怖かったのかもしれませんね。
しかし、隠してきた本音を彼女に伝える日が来たのでしょう。
「隠した本音にもういいかい?」で平静を装う為に自分と会話している男子のイメージが思い浮かびますね。
好きってどう伝えようか
出典:告白直前酸欠状態 / 作詞・作曲:優里
好きってどう伝えようか
振られたらどうすりゃいい?
でもね でもね もう止められないから
緊張が最高潮に達したのでしょう。
好きの伝え方に悩む描写は、主人公が焦っている様子を表しているのかなと感じました。
振られたらどうすればいいのだろう、きっと耐えられないな、と呼び出した事を少し後悔しているのかもしれません。
その後に続く「もう止められない」は主人公の彼女への気持ちがもう止められない程に大きくなっている事、そして呼び出された彼女がこちらに向かっているのが見てて物理的にもう止められない、という二つの意味が込められているのではと考えました!

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さいごに
いかがでしょうか。
今回は優里さんの2ndアルバム「弐」に収録されている「告白直前酸欠状態」の歌詞を考察してみました。
残念ながら彼女が姿を現す前に楽曲は終わってしまったので結末が気になるところです。
しかし、告白しようと待っている主人公の緊張や高揚した気持ちが非常によく伝わる楽曲だったのではないでしょうか。
ぜひライブでも大いに盛り上がって欲しい楽曲ですね!