2023年3月29日優里さんの2ndアルバム「弐」がリリースとなりました。
リリース前から話題性があり、心待ちにしていたファンの方も多い事と思います。
いつしか現代の音楽業界に無くてはならない存在の一人になっている優里さん。
そんな優里さんの2ndアルバムから今回は「ガリレオは恋をする」の歌詞を考察してみたいと思います。
優里さんとは
シンガーソングライターとしての活動の傍ら、You Tuberとしても活動している優里さん。
実は2019年5月にボーカルとして活動していたバンドTHE BUGZYの解散という経験をされています。
解散後は路上ライブを中心に活動していましたが、早々に12月1日に「かくれんぼ」でインディーズデビューを果たし、翌2020年8月9日には配信シングル「ピーターパン」でメジャーデビューする事となりました。
音楽業界優里さんを手放さないとしているようにも感じられますね!
優里さんを代表する楽曲「ドライフラワー」が再生1億回を突破する中、メジャーデビューから8ヵ月の時に「かくれんぼ」が1億回を突破。
メジャーデビュー8ヵ月で2曲が再生数1億回を突破するという史上初の快挙を成し遂げました。
2ndアルバム「弐」
2022年1月12日にリリースされた1stアルバム「壱」に続きリリースされた待望の2ndアルバム「弐」が2023年3月29日にリリースされました。
今回考察する「ガリレオは恋をする」という楽曲は優里さんも好きな一曲だそうで、特にラストにかけての盛り上がりを「良い意味で裏切る」と表現されていました。
歌詞や音源は勿論の事、優里さんが感情豊かに歌い上げるMVにも注目したい一曲となっています。

ガリレオは恋をする 歌詞考察
どうして君だったかな
気付けば目で追いかけてた
でもその先に居るのはいつも
私よりずっと可愛いあの子帰り道 偶然 同じでさ
出典:ガリレオは恋をする / 作詞・作曲:優里
話したあの時間が
きっかけや理由はもう思い出せないけれど、いつの間にか始まった君を目で追いかける日々。
でもだからこそ、主人公は気付いたのです。
主人公が彼を目で追うように、彼もまた他の女の子をずっと目で追っている事に。
私よりずっと可愛いあの子で、主人公はとても控えめで自信のない女の子である事が分かりますね。
帰り道、偶然一緒になれたあの日、「あの時間が」で止められていますが、きっと大切で輝き続ける思い出になったという言葉が続くのではないでしょうか。
淡く切ない学生時代の恋愛模様の描写で楽曲が始まります。
瞬く星のように
出典:ガリレオは恋をする / 作詞・作曲:優里
私だけが気付いてると思ってた
貴方が遠くなっても
レンズ越しに探すように
ガリレオは恋をする
小さく光る名もない星に気づいたガリレオの様に、「彼」の魅力に気付いているのは自分だけだと思っていた主人公。
しかし、実は周りから聞こえてくる恋バナに彼の名前はよく挙がってきているようです。
「彼を好きな人が沢山いる」その事実だけで、自分に自信のない主人公には彼の存在は遠く離れてしまうように感じてしまったのではないでしょうか。
それでも諦めはしないから、遠くから見ている事にする、と決めたのではと思いました。
その姿をレンズ越しに星を眺めていたガリレオに例えた歌詞になっています。
また、直接彼を眺めるのは恥ずかしいからレンズを介して彼を眺めるのだ、という意味も込められているとも考えられますね。
教室はまるで宇宙
私はとてもちいさな星
引力の強い人にいつも
集まる光がまぶしく見える運命的って思えるような
出典:ガリレオは恋をする / 作詞・作曲:優里
奇跡を信じたい
教室を宇宙に例えた主人公。
目立たない自分は小さな星の一つに過ぎないと少々自虐的に表現している主人公ですね。
賑やかに盛り上がる引力に弾かれてクラスの中心的な人の元に人が集まる休み時間。
控えめな主人公にはその輪の中に入るタイミングがつかめず、光輝くその光景を自分の席から眺めている事しかできないのではないでしょうか。
そして、きっとその中心に居るのは想いを寄せる意中の彼なのでは、と思います。
なかなか彼に近付くタイミングが掴めない主人公ですが、運命だと思える奇跡を願いそして信じています。
先ほど出てきた、偶然一緒に帰る事が出来たあの日を思い返しているのではないでしょうか。
それほどに主人公にとってあの時間は光輝く大切な思い出となっているのでしょう。
見えない星を見てよ
出典:ガリレオは恋をする / 作詞・作曲:優里
この気持ちはきっと誰より光ってる
貴方が近づくたび
胸の裏がむず痒いの
どんな名前をつけよう
ここの見えない星とは主人公の事かと思います。
君を想う気持ちは誰よりも強いから、目立たない星の自分だけど強い光を放っているよ、だから気付いて欲しいといったところでしょう。
切ない片思いの気持ちを表現したフレーズに共感する方も多いのではないでしょうか。
彼が近くを通るたび胸に抱く違和感を「むず痒い」と表現し、その名前をどうしようか悩んでいる主人公。
それは「恋」なんだとすぐに言わない辺りに青春時代ならではの、もどかしくて優しく、儚い
恋心を感じますね。
君という長い歴史の中で
私は一瞬の煌めき
輝いてなんかない
だけど想いは消えやしない
あの時間が放つ光は
無限大で瞬く星のように
出典:ガリレオは恋をする / 作詞・作曲:優里
私だけが気付いてると思ってた
貴方が遠くなっても
レンズ越しに探すように
ガリレオは恋をする
君の長い人生の中で主人公の存在はクラスメイトの一人であって、他の沢山の星に埋もれてしまう小さな星に過ぎないのかもしれません。
しかし、彼を好きだった時間や気持ちは主人公の中では大きな星が放つ強い光のように、輝き続ける、と歌っているのではないでしょうか。
青春時代の淡い片思いを歌った優里さんの楽曲でした。
教室という空間が正義のほとんどを占めていた学生時代に経験する恋愛は一生心に残り続ける思い出となる、という楽曲だったのではないでしょうか。
望遠鏡を見すぎた為にガリレオは晩年、失明してしまったと言われています。
それほどまでに、ただひたすら夜空を見上げ続けたガリレオと、ひたすら彼を眺めていた主人公の姿が素敵にリンクしている楽曲だと感じました。

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さいごに
いかがでしょうか。
優里さんの2ndアルバム「弐」より「ガリレオは恋をする」の歌詞を考察してみました。
これから新しく青春がはじまる方も、それを懐かしむ方も、優里さんの優しくも力強い歌声に包まれ大切な人を想える楽曲となっていたのではないでしょうか。
時代を引っ張るアーティストの一人となっている優里さん。
これからの活躍も非常に楽しみですね!