King Gnu(キングヌー)とは
『King Gnu(キングヌー)』は、4人組のロックバンド。
ブラックミュージックのビートとJ-POPがバランス良くミックスされた、中毒性の高い楽曲が人気です。
2019年1月にメジャーデビューし、2月にはミュージックステーションへの出演も果たしました。
デビュー後も次々と曲をヒットさせ、日本を代表するバンドとして知られるようになりました。
King Gnuは自身の音楽スタイルを「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」と呼んでおり、いろいろなサウンドが詰め込まれた東京の街のように刺激的な音楽を志向しています。
デモ音源の段階ではボーカルの常田大希が楽曲を作りますが、他の3人もデモを聴きつつ自由にプレイします。
それぞれの演奏技術がしっかりしており、音楽センスもあるため、個性的な楽曲に仕上がるのです。
King Gnuといえば、ボーカルを務める常田の才能の豊かさが特徴です。
音楽では米津玄師にも認められる才能。
米津玄師の「爱丽丝(アリス)」の楽曲演奏・編曲・プロモーションを担当したことでも有名です。
常田はKing Gnuの作詞作曲を手がけるだけでなく、アートワークやミュージックビデオを作成するクリエイター集団『PERIMETRON』も立ち上げています。
多方面に才能を発揮し、音楽の枠に収まらず世界観を広げる天才です。
天才ゆえの怖いものなさで世間に物申すKing Gnu。
彼らの素晴らしい楽曲を人気順にご紹介します!

King Gnuのおすすめ楽曲10選!
King Gnuの楽曲はどれも素晴らしいものばかりですが、中でも人気の曲を10曲ご紹介します!
映画やドラマ、アニメの主題歌として使われているものも多いのでどこかで耳にしたことがあるかもしれませんね。
白日 (2020)
King Gnuの代表曲と言っても過言ではないほど有名な「白日」。
ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」の主題歌として、King Gnuの作詞作曲を担当している常田さんが正月休みを返上して書き下ろしました。
また、曲の納期が迫っていたため、メンバーが4日間スタジオに篭り、仕上げをした楽曲です。
常田さんは自身のSNSで、地元の友人が立て続けに亡くなり生と死について深く考えた出来事も、この楽曲の作成に影響しているとコメントしています。
強いメッセージが込められた楽曲だからこそ、多くの人を惹きつけるのかもしれませんね。
「白日」に込められたメッセージについて考察した記事もあるので、ぜひご覧ください。
視聴者のコメント
始めに聴いた時は恋の歌かと思ったけど、常田さんの友人が亡くなったから作った歌だと知ったら感動してしもうた…
半年前、死を考えたときにこの曲が思い留まらせてくれました。
死ななくてよかったです。ありがとう。
取り返しのつかないことをしてしまい罪悪感に苛まれた。
ふとこの曲が思い浮かんで聞いてみたら涙が止まらない。
こんなに情けない自分でもまだ這いつくばって生きていってもいいですか。
歌詞が 素晴らしいです。
三文小説 (2020)
「白日」以降、2回目のタイアップで、ドラマ「35歳の少女」主題歌として書き下ろされた楽曲。
「35歳の少女」は、柴咲コウ演じる主人公が事故により昏睡状態になり25年後に目覚めると、体は35歳になっていて、精神的には事故当時の10歳のままという、逆コナン的なシリアスな設定のストーリです。
King Gnuの常田さんがドラマの脚本を見て書き下ろしたこの楽曲は、ドラマの内容とリンクする歌詞になっています。
タイトルの「三文小説」とは、三文=30円程度の安い小説、つまり面白みのない、しょうもない小説を表しています。
視聴者のコメント
これが0文で聴けるという時代
せきさんのドラムは音楽というよりスポーツ
一番驚いたのは、愛や恋、好きとか愛してるの歌詞が一切出てこないにもかかわらず、今隣にいる人を大切にしなきゃと感じさせる楽曲のクオリティの高さが尋常じゃない。
千両役者 (2020)
上記の「三文小説」とセットでリリースされた「千両役者」は、NTTドコモのCMソングに起用された楽曲です。
歌舞伎の要素が散りばめられた歌詞は、新型コロナウイルスの感染拡大などで、誰も想像していなかった現状を背景に描かれています。
タイトルの「千両役者」は、江戸時代の歌舞伎役者の中でも特に人気の役者を指し、セットでリリースされた「三文小説」の主人公とは対局に位置するポジションですね。
同時にリリースする楽曲で対比した曲を歌い、曲調もバラードとロック、まさにKing Gnuの「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」「カオティックトーキョー」を体現した楽曲と言えます。
視聴者のコメント
なんだこれ、カッコよすぎだろ
千両役者と三文小説はセットで対比ってことかな、、、、
キラキラしてるけど勢い任せで危なっかしい人生と、あかぬけないけど本当の幸せを嚙みしめながら歩む人生
彼氏にしたい曲No. 1
飛行艇 (2020)
ANAのCMソングとして起用されたこの楽曲は、2019年に配信限定シングルとしてリリースされました。
このCMは、「人には翼がある」をテーマに作られており、「飛行艇」のテーマとマッチしています。
初めから何事もうまくいく人はおらず、自分に与えられた翼でチャンスを掴みに行くことで成功できる。
命をかける覚悟を持って取り組めば、世界を変えるようなことも成し遂げられるだろうというメッセージが込められているように感じました。
新しいことにチャレンジする勇気をもらえる楽曲ですね。
視聴者のコメント
62才の男性です。
運転中、偶然この曲をラジオで聞いて感動しました。
昔のエアロスミスやガンズ&ローゼズを彷彿とさせる正統派ハードロックですね。
歌詞も素晴らしいと思います。 私にとっては邦楽ハードロックの最高傑作かもしれません。
ストリーミングライブ聞いてて思ったんだけど、 ベースの音めちゃくちゃカッコ良い。
今まで歌声が好きでハマってく事が多かったんだけど、キングヌーはベースも含めて楽器隊の音が気持ち良くてハマった?
音楽的知識は皆無だけど、歌声も含めて「音」がこんなにも好きになるなんて今迄に無かったから、それだけで人生が豊かになりました?
ちょうど飛行艇のMVが出された時にこのバンドに出会って、めちゃめちゃ衝撃を受けたのを覚えています。
受験期は勉強の時にずっとこのバンドの曲を聴いていて、受験会場へ歩いてるタイミングで聞いていたのも飛行艇でした。
毎日遅刻ギリギリで走って登校していますが、ふとした瞬間にこの歌と共に受験当日の朝を思い出します。
いつもこのバンドの曲にお世話になってます!これからもずっとついていきます!
最高すぎるKing Gnu独特の曲をこれからも世に送り出してほしいです!
この最高すぎるバンドに幸あれ!
どろん (2020)
King Gnuらしさが詰め込まれた一曲。
映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」の主題歌として書き下ろされた楽曲で、King Gnu初の映画の書き下ろし曲です。
常田さんはこの楽曲について『映画で描かれる「愛情への不安や焦燥感」を「ネット社会の脆さ・怖さ」とシンクロさせながら描きました。刑事・加賀谷と殺人鬼・浦野の関係性に、キツネとタヌキの化かし合い的なものを感じ、そこから「どろん」というタイトルに結びつけました。』とコメントしています。
映画の内容ともマッチした素晴らしい楽曲です。
視聴者のコメント
千両役者の後に聞いたらゆっくりに感じるw
バンドって結構同じ曲調に偏りがちだけど、King Gnuは毎回曲調が違くて全部新鮮な気持ちで聞くことが出来てめっちゃ好き。
常田氏は本当に才能の塊だな。 よくもまあこんなに次から次へと…。
そしてこんな難しい歌を完璧に歌いこなせる井口くん、完璧なリズム隊新井くんせきゆーくん。
こりゃ売れますわ。 でも突然いなくなってしまいそうで怖い気もする。
泡 (2021)
「泡」は映画「太陽は動かない」の主題歌として書き下ろされました。
「泡」は、King Gnuの前身であるSrv.Vinc(サーヴァ・ヴィンチ)がリリースした『ABUKU』が原曲で、常田さんが映画のためにリメイクしました。
この頃、大活躍のKing Gnuでしたが、その裏で多忙なスケジュールや、納期の関係で思うような曲作りができないことで疲弊し、解散まで考えていたという常田さん。
一度原点回帰をして、活動当初の気持ちを取り戻したいという意味も込めてリメイクしたそうです。
原曲「ABUKU」
視聴者のコメント
今日もchill outしたくて来ました。 心地よく、揺蕩うことにします。 ここは heaven
三文小説は高すぎて歌えない。千両役者は速すぎて歌えない。泡は普通に歌えない。
冷静に考えて、こんな曲が陽の目が当たるようになって この10年間のJ-POPシーンを思い返すと、感慨深い。
日本の音楽は全然終わってないなって……。生まれ変わっていくって。
Teenager Forever (2020)
King Gnu5枚目のシングルとしてリリースされたこの楽曲は、ソニーのCMソングに起用されました。
「珍しく爽やかすぎる曲書いてます。爽やかすぎて” Teenager forever”ってタイトル付けました。小っ恥ずかしい10代の記憶。」という常田さんのコメント通り、突き抜けるような爽やかさと、圧倒的な透明感が印象的な楽曲です。
10代の頃の若々しいエネルギーを歌った楽曲は、10代はもちろんおとなになったリスナーの胸にも強く響いています。
視聴者のコメント
10代最後の3分12秒はこの曲に捧げよう
「伝えたい想いは溢れているのに伝え方がわからなくて今でも言葉を探しているんだ」って歌詞めっちゃめっちゃ深くて好き
Prayer X (2019)
アニメ「BANANA FISH」のために書き下ろされた曲で、アニメのストーリーに沿った歌詞が話題になりました。
アニメ「BANANA FISH」は、兄がつぶやいた「バナナフィッシュ」という謎の言葉の正体を突き止めるため、壮絶な戦いに身を投じる主人公と、その戦いの中で出会った親友との友情を描くアクションアニメです。
タイトルの「Prayer X」は直訳すると「祈る人 X」「何者かの祈り」という意味。
Xが指している人物、どんなことを祈っているのかを想像しながら聞いてみると新たな発見があるかもしれません。
視聴者のコメント
バナナフィッシュって名前よく見るな〜面白いんかな〜と思い内容欠片も知らずに観たら死にました。
バナナ?魚?料理アニメかな??とか思ってた見始める前の自分を殴りたい、この曲は知ってたけどバナナフィッシュの曲とは知らず、pvも始めてみました。
アニメも曲もpvも、つらい、しんどい、むり この3単語しか出てこない……。
この姿は、アッシュがエイジと出会わず過ごした姿なのかなと思うと心が痛い。
望まないのに心がすり減っていって、使われ続けて。
最後は、刺されて死んでしまう。
けれど、エイジの手紙がなければ穏やかな死はなかったのかなって思うと悲しい。
BANANAFISHを2日間で一気見しました。
もう今は最終回での喪失感で何も考えられず頭の中はグチャグチャで涙も溢れるけどこの歌が永遠に頭から離れません。
独特なメロディに癖になる歌声に魅了されています。
歌詞をアッシュに重ねて聴いてしまいます。
彼のように切なく素晴らしくて脆く美しい…そんな歌。言い方とても悪くなりますが、まさに聴くドラッグ、最高の楽曲です。
Vinyl (2017)
ブラックミュージックっぽさを感じさせるイントロに、パンチを効かせたギターとピアノのメロディー、一度聞いたら離れない没入感をを持った楽曲です。
MVではテレビの放送休止中のカラーバーや、大人っぽい女性の目がアップで映し出され、アダルティックな印象を受けます。
ボーカルの井口さん出演の短編映画「ヴィニルと烏(からす)」から作られた曲だという説もあるこの曲は、自分に被せられたビニールを破り捨て、自分を開放しようおというメッセージが込められていると感じました。
視聴者のコメント
Vinylを被っての演奏シーンで常田さんの顔だけほとんど出てるのは顔を見せたいからなのかな?と思っていたのですが、閉所恐怖症でVinylを被ったら真っ青になっちゃってたと知って愛おしさが倍増しました。
これを家の中で歌いながら井口歩きをしてたら妹がなんか取り憑いてるかと勘違いして塩投げてきて楽しかった。
大体のアーティストは1回バズると同じ系統の曲を作ってる気がするけど、King Gnuは全部新しい個性の塊みたいな曲だから、にわかは多いが沼にハマるまで少し時間が掛かる気がする。
自分はこの曲でKing Gnuなしじゃ生きていけない体になりました。
Slumberland (2019)
『Slumberland』は「眠りの国」という意味で、平和ボケして後退しつつある日本に警鐘を鳴らす1曲です。
「中身二の次 テレビステーション」など、痛快ながら笑えなさすぎる日本のヤバイ状況を高らかに歌っています。
MVで映し出される、ニュース番組のスタジオに乱入するメンバーの描写からも、間違いだらけの社会なのに誰も声を上げようとしない、現代の日本に対する熱いメッセージが込められた楽曲です。
視聴者のコメント
朝起きれないときは Slumberland で 起こしてもらい、学校行く前は 飛行艇 で 背中を押してもらい、夜寝るときは it’s a small world を 子守唄として聴く生活。
0:22 ここの女性が無言で笑ってるのは、情報番組でとくに意見を持たずに、ただいるだけのアイドルとかを表してるのかなと思った これもスランバーランドの歌詞に当てはめてるんだろうか
飛行艇でもそうだけど常田さんがマイクじゃなくてメガホン持ってるのただ歌を歌ってるんじゃなくて自分の気持ちを伝えようとしてる感じですごいかっこいい!
1年前の曲だけど今のメディアをとても表現してると思う。
まさに正義もへったくれもない、中身は二の次で適当に情報を流していく。
世の中を混乱に導いてるとても大きな原因になってる。
見事に露わに傷を披露してるわ。すげー曲だなと思う。

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まとめ
ジャンルに囚われない「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」で独自の楽曲を生み出すKing Gnu。
今回は、彼らの人気の理由や、曲についてご紹介しました。
日本を代表するグループのひとつ、これからの動きも要チェックです!