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雫【マルシィ】歌詞の意味を考察!葛藤する不倫ソングに込められた想いとは?

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」(しずく)は福岡出身の3ピースバンド、マルシィのデジタルシングル(2019年6月→2020年11月)。

ボーカル&ギターの吉田右京さんが作詞・作曲した「」の歌詞の意味を考察します。

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雫 歌詞考察!

既婚女性との電話

夜中の君との電話
ただいまの声とドアが開く音
すると君は決まって
少し慌てて電話を切る

出典:雫 / 作詞・作曲:うきょう

「雫」の登場人物は語り手の「僕」と「君」。

独身男性(僕)と既婚女性(君)の不倫が描かれていると考えられます。

冒頭の歌詞は「2人が電話している夜中に女性の夫が帰宅し、女性が慌てて電話を切った」場面です。

夫の帰宅が遅いのは仕事が忙しいためかもしれませんし、家庭より仕事仲間などとの交流を大事にしているとか、夫も不倫している可能性も想像できます。

おそらく「君」は夫の帰宅をひとりで待つあいだに孤独を感じ、つい「僕」に電話してしまうのではないでしょうか。

あるいは夫が帰宅する時間を見計らって「僕」に電話をかけているとすると、本当はもっと「夫にかまってほしい、気にかけてほしい」という愛されたい願望の裏返しとも考えられます。

季節がめくれていって
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薬指に嵌めた指輪は
変わらない 変えられない

出典:雫 / 作詞・作曲:うきょう

「なぜ三角関係に陥ってしまったのか?」については具体的に描写されておらず、すべて想像になりますが、もしかしたら「僕」と「君」が付き合い始めた頃は2人とも独身だったのかもしれません。

もしくは「そもそも君には婚約者がいたのに、僕と付き合うようになった」などの物語も思い浮かびます。

いずれにしても結局「君」は別の誰かと結婚してしまい、その事実は受け入れざるを得ない現状なのでしょう。

さまざまなパターンが当てはまる余白が残されているので、叶わぬ恋に悩んでいる人は感情移入しやすいのではないでしょうか。

会いたいよ 全て忘れて
夢の中で溺れていたかった
寂しい 虚しい 苦しい 愛しい
全て無くなった

出典:雫 / 作詞・作曲:うきょう

1番のサビです。

「僕」は一途に「君」のことを好きだと思っているので、電話で話すだけでなく、「会いたい」と願っています

実際に会うには「君」が結婚しているという事実や夫の存在を「忘れる」必要があり、無理やりにでも「これは現実ではない、夢の中の出来事だ」と思い込むしかありません。

ただし、そこまでしても不倫の罪悪感から逃れることはできないはずです。

「全て無くなった」というのも抽象的な表現で想像が膨らみますが、ここでは「君」が結婚したことによって「僕と君の2人だけの純粋な恋愛関係は終わった」という意味でしょうか。

誘いに応じてしまった

あぁ、なんか寂しいな
今夜あの人帰らないから
うちに遊びにおいでよ
君の家に向かっている

出典:雫 / 作詞・作曲:うきょう

「あぁ~おいでよ」は「僕」との電話中に「君」が話した内容でしょう。

「あの人」は「君」の夫ですね。

夫は出張や夜勤、急な用事などで帰宅しないのかもしれませんし、夜遊びや浮気も考えられます。

夫婦関係がうまくいかなくなり、孤独を紛らわせるためだけに「僕」に電話をかけているなら、夫へのあてつけのような誘いには乗らないほうが賢明です。

しかし「僕」は「君」からの誘いに応じてしまいました

「夫の留守中に男性を自宅に連れ込む」というのは、むしろ「不倫に気づいてほしい」と願うような歪んだ深層心理のあらわれでしょう。

「君」には夫だけでなく「僕」に対しても、すでに思いやりがありませんね。

あぁ、何してるんだろう
また手のひらで踊って
もう踊り疲れたって
気づいたら朝で 君の手を
握っていたんだ その手を
離したくなかったんだ

出典:雫 / 作詞・作曲:うきょう

実際に誘いに乗ってから後悔しても遅いことに事前に気づくべきでした。

「僕」がしてしまったことはまぎれもない不倫であり、「君」の「手のひらで踊らされた」被害者ぶってみても言い訳は通用しません。

「君」に未練があり、一途に好きな自分に酔いしれているだけで、肝心の「君」の話をしっかり聞いていなかったでしょう。

「夫婦間の問題は当事者同士か身近な友だちや家族に相談して解決するべきであり、僕に電話をかけたり誘ったりしている場合ではない」ときっぱり突っぱねることが「君」への思いやりだったはずです。

この後、1番のサビが繰り返されます。

不倫関係は解消された

何回もこれで最後って
決めていたはずだった
でも君の顔を見るたび、
また会いたくなった
君に会える日の夜は嬉しさ寂しさ
入り混じった
もしもあいつがいなかったら、
僕のものになってたのかなんて

出典:雫 / 作詞・作曲:うきょう

一度きりと決心しつつ、何度も不倫を繰り返したようですね。

おそらく「あいつ=夫」がいなくても「僕」と「君」が結婚することはなく、逆に夫が帰宅しない夜が何度もあったから呼ばれただけでしょう。

あるいは「僕」と「君」が結婚しても、「君」は誰かと浮気したのではないでしょうか。

自分ではなく誰かの物語として客観的に眺めると、不倫には相手に対する思いやりがなく、自己中心的な都合しか存在しないことがわかります。

万が一、他の誰かに心変わりしても、現在のパートナーと別れてから次の人と付き合うべきです。

夢の中溺れていた
あの頃に戻る気はもうないよ
寂しい 虚しい 苦しい 愛しい
全て消し去った

出典:雫 / 作詞・作曲:うきょう

結局「夢の中」は不倫をあらわしていたことになり、「あの頃」は「不倫を繰り返していた時期」に相当します。

どれほど好きな相手でも結婚後に三角関係を重ねると虚無的な感情しか生まれず、最終的には終わらせるしかないという話でした。

最後に1番のサビが繰り返され、「全て無くなった」には「不倫関係を解消した」ことも含まれることが判明します。

やはり「戻る気にならない」ことは最初からしないほうが健全ですね。

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さいごに

ディテールが省かれていたので、「なぜ三角関係に陥り、結局やめたにもかかわらず不倫を続けたのか?」についての具体的な経緯はわからずじまいです。

この歌物語に抽象的な「雫」というタイトルがつけられた理由も「涙の最後の一滴?」など、想像が膨らむのでないでしょうか。

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