今回は大注目バンド・緑黄色社会の『Mela!』の歌詞を考察していきます!
実は『Mela!』はシングル曲ではなく、アルバム『SINGALONG』に収録された楽曲。
しかしその名を広く知らせる代表曲になりました!
「Mela」はメラメラ火が燃えている様子を表しているよう。その通り、主人公の心が滾る様子が垣間見れます。
『Mela!』はアップテンポなナンバー。「正義」をテーマにした本楽曲を深堀していきたいと思います。早速歌詞を見ていきましょう。

『Mela!』歌詞考察

MVの主人公はオオカミ。いろんな場面で除け者にされて孤独を抱いている様子が描かれています。
そんなオオカミをモチーフにし、「頼られない」「役立たない」「誰かを助けたい」と思う人の心を代弁していると思われます。
「本当はヒーローになりたい」
眠った正義心がむくむくと湧き上がってきているのです。

思い浮かべてみてください。
普段、表面的には元気で頼りがいのある人が困っている時、「私の出番はないのかな」と思ってしまいますね。
しかし今、いつも元気な君がしょげている時、「助けたい」の気持ちが湧き上がってこないでしょうか。
自分が助けて貰ったぶん、助けたい。
主人公は、純粋な友愛の交換をしたいと考えているのです。

困っている君を目にした主人公。
体よりも先に「助けたい!」という気持ちが燃え上がります。
「自分なんて誰の役にも立たない」と思っていた主人公に潜んでいた正義。それが端を発した瞬間こそが「Mela!」なのです!
ちょっと躊躇しながらも「僕にちょっと預けてみては?」と言える勇気。私たちにも必要なものですね。

「助けてられるんだ!」と闘志を燃やした主人公とは裏腹に、「この人に助けてもらっていいの?」と信じられない君。
この切ない乖離に胸が痛みます。
しかしここで提示されるのは”どちらが正しいのなんかなんて誰にも分からないさ”ということ。
信じる/信じないに善悪を付けない考えは、とても重要ではないでしょうか?
そして「ギブとテイク」の箇所。
せっかく出会った2人なのだから、お互い補完しあって前進していこうという力強いメッセージが込められています。
信じるのも信じないのも、その人次第。
異なった考えを持っているからこそ、世界をいろんな角度から解釈できるということでしょう。多様性を重んじる歌詞には圧巻ですね。

君の存在をいつまでも尊ぶ主人公。
「かっこいい」と言うことで、君が弱さを見せられない状況に陥らせてしまったんだ…と自分を責めるのです。どこまでも君想いですね。
でもこの時。
主人公が弱る君のために正義を燃やす「Mela!」の時。
普段は人をたよらない君に「頼ってほしい」と助け舟を出します。

今までの恐れや戦きを捨て、正義に忠実になった主人公。自らも気づかなかった正義を燃やし、君のヒーローになろうとします。
たとえ信じてもらえなくても、「助けたい」気持ちに基づき行動する勇気。今の人に最も必要な言動では無いでしょうか?
楽曲のテンポとともに、心を震わす熱い歌詞なのでした。

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おわりに
いかがでしたか?
昨今よく耳にする『Mela!』。曲調から歌詞まで全てがリスナーを鼓舞する熱い楽曲で元気が出ます。
緑黄色社会初心者に是非聴いて欲しい1曲です!