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観覧車【My Hair is Bad】の歌詞を考察!隠れたエモいソングの意味とは?

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今回はMy Hair is Badの『観覧車』の歌詞について考察します!

『観覧車』はアルバム『Boys』に収録されている楽曲。

ワクワクとした感情を想起させる観覧車ですが、ここで描かれるのは”別れ”。

マイヘアらしい女々しさと失恋の痛々しさを感じられる切ない楽曲。

しかもこの楽曲では「主人公側が彼女を振る」という背景があります。なんだか珍しい!

罪悪感と解放されたい気持ちの葛藤の描写が秀逸な楽曲です。早速歌詞を見ていきましょう!

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『観覧車』歌詞考察

観覧車に乗りたい君を横目に

助手席の窓から一目覗いた
観覧車がきれいだった
今年最後の花火のようだった

「乗りたい」という君に頷く僕に
工事の看板の彼が
深く頭を下げていた

カップルが車の中から観覧車を見ているワクワクした描写と思いきや、ちょっとした違和感が生じています。それは≪今年最後の花火のようだった≫という歌詞。

わざわざ「最後」とある点からつまり、二人の「最後」を語っているのです。

「乗りたい」と言う彼女を横目に、主人公は頭を下げる工事のおじさんが描かれた看板を見つめます。

「僕は乗りたくない、ごめんなさい」と言えない罪悪感を、看板のおじさんのイラストに代弁させています。

隠す優しさと、伝える優しさ

優しいだけが優しさじゃないとどこかで分かるのに
それでも優しさばかり追っている

少し寒くなってきたね
また長い冬がくるね

≪優しいだけが優しさじゃないとどこかで分かるのに≫

主人公は真正面から彼女を振ることを避けています。それは彼女を深く傷つけることになるから。

傷つけないようにする優しさと、本当のことを伝える優しさ。

主人公は前者の優しさに固執し、彼女を傷つけず、さらには自分も傷つかない方を選んでいるのです。これが卑怯だと分かっている。しかし、勇気がないから自ら別れを切り出すことができない。

恋愛に限らず、このようなアンビバレンスな気持ちに共感できる人は多いのではないでしょうか?

結局主人公は、「少し寒くなってきたね」なんてたわいのない言葉で彼女の言葉をごまかすのです。

終わりがあるもの

「きれいだったこの夜景も
朝が来れば違う顔だ
今の僕らと似ているように見えない?
観覧車は昇って あとは落ちてくだけだ」
とは言わずに抱き寄せてキスをした

彼女への言葉に詰まった主人公は、語ります。

「夜景」「観覧車」の共通点は、両方とも終わりがある点。

つまり自分たちの関係と重ねているのです。

しかしこう言った後の彼女の反応が怖くて抱き寄せてキスをする主人公。

誰かを傷つけないようにしていて、結局は自分の保身ばかりであるのが分かる一節ですね。

https://twitter.com/osaca_ana/status/1491701044736593920?s=20&t=OkPY-uDG9yVuTfuBBFtwCg

ごまかしを重ねた本心

カラオケで上辺だけを見せ合った
こういう場は苦手で誤魔化していた
知らない曲にタンバリンが鳴っていた
必要ないものにすら必要とされたかった僕は
必要のない相槌を打っていた

カラオケの場面は、今までの二人の関係性は如実に表れていると言ってもいいでしょう。

表面的な感情だけを見せ、本心を伝えてこなかったツケが最後になっても続いているのと考察できます。

≪必要のないものにすら必要とされたかった僕≫

これは承認欲求が強い主人公の性格の断片だと思われます。

きっと彼女からの愛情や好意で、自分の心を満たしていた。

逆に、主人公は彼女のことを全く愛しておらず、彼女に好かれる自分が一番大好きだったのでしょう。

傷口に触れて

一人の部屋では針を突き刺して
たまに傷口を開いてた
優しい悶絶 特別だったから
痛くないと分からなかった

この傷が見えないように
もっと近づいてきてよ
この傷が見えるのなら
そこだけを舐めてみてよ

「傷口」とは、もう元に戻らない彼女への恋心を示しているのでしょう。

「別れたい」と思っているのに、傷つけたくないあまりつい優しくしてしまう葛藤。

主人公にとっては、自分で起こした行動でありがらなも深く悩んでしまっています。

だから傷の痛みが治るように、彼女に対して「もっと近づいてきてよ」とアクションを求めています。

≪痛くないと分からなかった≫とはラスト、彼女とのやり取りで明らかになる事実です。

本当に優しかったのは

「本当はもう気付いてるよ
あなたは傷も痛みも知らない
悲劇を気取って教えて欲しいのよ
このゴンドラから観覧車は見えないじゃない」
窓に映る真逆の君が話す

僕らの花火が散って
ふと振り返るともう
観覧車は真っ黒の鉄だった

ラストは彼女の言葉で締めくくられます。

≪本当はもう気付いているよ≫

彼女は、主人公が「別れたい」と思っているのにもうとっくに気付いていたのです。

彼女の目には主人公が、傷の痛みも知らずに自分から別れを告げるのが怖くなっている逃げ腰具合に辟易(へきえき)していたのでしょう。

主人公の苦しみよりも、振られる恐怖を持つ彼女の方がよぼっどしんどかったはずなのです。

前の歌詞の≪痛くないと分からなかった≫のは、自分を守ることだけに必死だった主人公は実のところ全然痛んでなかったのです。

別れを悟った二人が最後に見た観覧車は「黒い鉄」だと表現されています。

これは言わずもがな二人の関係と心の中を象徴していると言っていいでしょう。

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おわりに

いかがでしたか?

これからの活躍も楽しみですね!

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