「フォーリミ」の愛称で知られる04 Limited Sazabys(フォー・リミテッド・サザビーズ)の『Galapagos』の歌詞について考察していきます!
タイトルの”ガラパゴス”とは「ガラパゴス化」というビジネス用語から由来しています。
「ガラパゴス化」とは「国際基準からかけ離れた日本産業への揶揄」を意味する言葉。
一見、支離滅裂な歌詞に思えますが『Galapagos』には、現代社会への鋭い視線と社会風刺が描かれています。
では一体どんな歌詞なのか見ていきましょう!

『Galapagos』歌詞考察
混迷の時代に何を問う

現代社会は言わずもがな”混迷の時代”と言えるでしょう。
そんな混沌めいた社会の中で、何かを正そうと耳を澄まして真理を探そうとしている様子。
しかし真実を求めれば求めるほど、そもそもの問い=”根源の問い”がするすると見えなくなってしまいます。正論を言えば言うほど煙たがれ消されてしまうような状況を揶揄しているようです。
ここでいう”ab”とは選択肢を示していると考えられます。
つまり、”伸る/反る”・”どれ/どれ”といったように、日々私たちに突き付けられる選択肢のことです。
どの道を歩くか、その会社に入るか、どんな人生を歩むのか…。小さなものから大きなものまで、いつも選択に迫られ切羽詰まっている社会人を示唆しているように思えます。
しかし、その結果が出るまで「どちらが良かったのか?」といった問いには触れるな!と言っているように考えられます。どれだけ頑張っても結局、報われたのか報われなかったのか分からない現代を皮肉しているようですね。
メモリーメモリープリーズテルミー

ここでは混迷の社会に生きる私たちに一つのヒントが提示されています。
それは「感覚で生きろ」ということ。
確かにモヤモヤ悩んでいるより、今までの経験則に則って判断・決断した方が良いことはたくさんあります。まさに”秒読み”で逐一判断していく感覚を研ぎ澄ます必要があると良いといったことでしょう。
”メモリー”とは「記憶」のこと。
自身の強い記憶にそって物事を考えていけば、次の判断もうまくいく。そんなメッセージが隠されているようですね。
AIよりも人間の感覚の方がずっと優れているのだから。
情報過多な社会で迷う現在

”列島の異常気象”は現在の状況を表しています。
つまり私たちの手によってもたらされた環境汚染のことを示しています。
それとは対照的なのが”アイヌ 琉球 弥生…”の時代。
彼らは自然の力だけで安全を作り出し、機械の力も借りずに必要な情報だけを獲得していました。
利便性の恩恵を受けながらも崩壊に進む現在と、手間ひまかけても安全安心な社会や情報網を作ってきた先人たち。一体どちらが健康的でしょうか?
そんな問いが立ちはだかってきます。
膨大な情報の中から”ab”のどちらかを選ぶ難しさが叫ばれます。
歴史を引っ張りながら現在を揶揄する皮肉めいた歌詞はなにかぐさっと刺さるものがありますね。
こんな社会でも見失ってはいけないこと

情報の多い現代社会では”心配と後悔”が胸を蝕むことが多々あります。
SNSへの書き込みや、LINEなどでの人との簡素なメッセージのやり取り。顔が見えない分、不安な気持ちが襲ってくる体験は誰にでもあるでしょう。
そんな時間を過ごしている間に、実はちょっとした幸せを見逃している可能性があります。
顔を合わせて誰かと喋る瞬間、誰ががそっと手を指し伸ばしてくれる優しさ…。
”メロディ”とはそんなたわいのない幸せを指しているのかもしれません。

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おわりに
いかがでしたか?特徴的なメロディが主役かと思いきや、歌詞にも思いっきり重要な意味が込められている『Galapagos』。
スカッとしたい時にぜひ聴いてみてください。
なにか心のもやを晴らすような明るさを手に入れることができるかもしれません!