魔法ヶ丘

忘れ物を取りに帰ろう　夕焼けに染まる魔法ヶ丘 たしかにあった　二人だけが見てた景色 君をたずねて 思えばありふれたワンシーン　集めてた 横顔や　拗ねてる仕草とか たとえば僕らのストーリーの続編があるとしたら？ なんて意味のない妄想 恋ってば憶病で　つないで離した手 素直になれなくて　気づけばチグハグなエンディング 何もない僕にひとつだけ　大切な気持ちくれた人 壊れそうな夢　そっと重ね合った 忘れ物を取りに帰ろう　夕焼けに染まる魔法ヶ丘 たしかにあった　二人だけが見てた景色 君をたずねて ミライに生き急がされる毎日も 君といれば　“イマ”で満たされてた このまま　どうにかなりそうな絵空事浮かべては 一人でジタバタしてた 優しさって身勝手　変わりたくないだけ 背伸びして絡まって　結局あべこべなメッセージ 坂道を登り切った先　驚く君を焼きつけた 弾けそうな胸　ぎゅっと隠したんだ 世界のどこにでもあって　ここにしかない魔法ヶ丘 すべての色がキラめいてた　ちいさな奇跡 この寂しさは君がくれた贈り物 永遠に褪せない　数分ぽっちの宝物 何もない僕にひとつだけ　大切な気持ちくれた人 壊れそうな夢　そっと重ね合った 忘れ物を取りに帰ろう　夕焼けに染まる魔法ヶ丘 たしかにあった たしかにあった 二人だけに見えた景色 君をたずねて