歩幅の大きさを揃えるように 駅に抜ける道を僕ら歩く ゆるやかに流れるイチョウ並木 揺れる木漏れ日ふたりを包む 変わる景色過ぎ去る日々 名残り惜しく振り向くけど 今 君がいる… いつか… 消えてゆくから触れたくて 消えいる程に眩しくて いつの夢も ウタカタのよう 重なる指がやさしくて 君のその手をつかまえて 連れて行くから 怖がんなくてもいいよ ざわめく街並のその向こうで 見慣れぬ十字路に行き着くたび 臆病な僕らは戸惑うけれど 胸に手をあて道を決めるよ 風に消えた泡のように 壊れそうなこの世界で ほら 抱きしめる… 君の… 震える肩が切なくて 頬打つ雨は冷たくて まるで街は マボロシのよう 濡れた地面に佇んで 飛び立つすべを知りたくて くじけそうなら 強がんなくてもいいよ 今 君がいる… いつか… 消えてゆくから触れたくて 消えいる程に眩しくて いつも夢は ウタカタのよう 重なる指がやさしくて 君のその手をつかまえて 連れて行くから 怖がんなくてもいいよ