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「女の味方でありたい」と語るシンガーソングライター三国未来、悩みながらも力強く音楽を発信する彼女の内面を探る(前半)

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#3 三国未来(前半)

「女の味方でありたい」と、女子の絶妙な心情を、持ち前の透き通るような声と繕わない言葉で届ける三国未来さん。音楽専門学校在学中にアコースティックギターを始め、シンガーソングライターとして歩み出した彼女の背景に迫ります。

三国未来 (みくに みく)プロフィール

大阪を中心に活動する女性シンガーソングライター。

1995年生まれ。

バラードからロックまで、ギャップを感じさせる音楽を作っている。

どこか儚さを感じさせる、透き通ったハイトーンボイスの持ち主。

仮入部がきっかけで始めた音楽活動

ー三国さんが音楽活動を始めたきっかけって何だったのでしょうか?

「高校生の時の軽音楽部がきっかけで、たまたま行って仮入部したらその流れでバンドを組むことになってしまって、やらざるを得なかった感がすごかったです(笑)」

ー特に音楽が大好きで!とかではなく、偶然だったんですか?

「幼稚園の頃からカラオケに行くほど、歌うことは気づいた時から好きだったけど、楽器をきちんとやったのは高校生が初めてでした。

楽器は昔から興味があって、習ってはなかったんですが合唱コンクールでピアノを弾いたりしていました。」

ー最初の担当は何でしたか?

「ベースボーカルでした。ギターとベースを触ってみて、弦の数で決めました。弦の数が少ない方が簡単かな、と思って(笑)。

でも実際全然変わらなかったです(笑)。」

ー軽音部のバンドで最初にやったコピーとかって覚えてますか?

「確か、DOESの『曇天』か『修羅』かでした。結構スピード感ある曲ばっかりなんですけど、経験者ばっかりだったのと、男の子ばかりのバンドに入れられたので(笑)」

ー経験者の中でいきなりDOESだなんて、慣れるのに時間がかかったのでは?

「いやでも、勢いで行きました(笑)スコアも見せてくれなかったし、誰も教えてくれなかったから(笑)」

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アコギ未経験から1週間で3曲カバーのワケ

ー高校時代はずっとベースを担当されていたとのことですが、ギターをもってシンガーソングライターとして音楽活動を始めるきっかけはいつあったのでしょうか?

「高校終わってからですね。高校卒業したら普通に就職しようと思ってたんですけど、バンドを組んでたメンバーがみんな音楽の専門学校に行くって言ってて、それでついて行こうかな、みたいな。

ついていったら、ギターの子が役者になりたいって言って抜けていっちゃったので、ギター弾いてみようかみたいな感じでギター始めました。全部流れでしたね。

ボーカルコースだったんですけど、発表会みたいなイベントまであと1週間って時にペアで発表やろうっていってた子が止むを得ず出れない状況になってしまって

「ああ、どうしよ」ってなって、自分でやるしかないのでとりあえずアコースティックギター買いに行きました(笑)。

カバーなら1週間で3曲くらい行けるか!って(笑)」

ーギター経験とか全くなかったんですよね?笑

「そうですね、買いに行って、抑えるとこ覚えて、もうなんか「行ける!」って思ってやりました(笑)。

その時はFコード(一番難しいコード)のない曲を演奏しました。」

ーそのままギターを続けたのはどうしてだったんですか?

「うーん、なんか「こうやっていくしかないんだ」って思って。

専門学校に入った時点で、親にも「一人でもできるよ」って見栄を張らなければいけなかったので。」

ーなるほど。シンガーソングライターとして活動を始めて、挫折経験とかってありましたか?

「音楽活動を本格的にスタートしたのが遅かったので、その分周りとの差を感じることは今でもあります。

弾き語りでのライブは専門学校に入学してからなので19歳、20歳になる年から始めたのですが、 卒業するまでは正直ぬるく過ごしていて。音源のリリースもせず、活動域を広げることもせずで2年の学生生活をさらっと終えました。

本格的に活動を始めたのは卒業後、学生じゃなくなってから急に焦り始めて。手当り次第に活動をしていきました。

そこからは、曲の完成度や、集客面での差を目の当たりにして、ライブハウスを泣きながら出ることもしばしばありましたね。

私の自己肯定力の低さは自他ともに認めるほど底辺なので、今でもオーディションやイベントに参加する度、ネガティブ思考になるのですが、、、音楽を辞めよう。って思っても歌にしてしまうし、不安を挽回しようと自主企画をし続けたり、、、。その無意識さを何度も繰り返しながらも今も音楽を続けています。

最近では「なりたい女になる」をモットーに、私にある強みを探しながら活動をしているのですが、これから先も、悩みながらモットーを変えながら、私なりのスピードで音楽を続けていくような気がします。」

ひょんなことから始まった音楽活動や、活動をする中での葛藤を語ってくれた三国未来さん。
アーティストではない人たちにも共感できる部分があり、思わず応援したくなりますね。
後半では、三国さんの音楽性や、今後の展望などをお聞きします!お見逃しなく!

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