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助演男優賞【Creepy Nuts】歌詞の意味を考察!クリーピーナッツが助演男優賞を受賞?名人芸を堪能せよ!

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Creepy Nuts(クリーピーナッツ)「助演男優賞」の歌詞の意味を考察します。

ミニアルバム「助演男優賞」(2017年2月)の表題曲。

R-指定さんが作詞した「助演男優賞」の歌詞の意味をチェックしましょう。

助演男優賞 歌詞考察

ヒップホップの芸達者な名脇役

俺らは助演男優賞のノミネート候補
現場に急行
それでもどこか期待してる
夢見がちなBoysメンタル中坊
いつかは主役の座を奪う
ためにもMake Say Bow Wow
遠吠えが宙に舞う(Wow!)
記憶の引き金 カウントダウン3,2,1,0
あれ? これ どこ?
いつかの体育館 いつかの午後
いつかのライブハウス いつかのクラブ
いつかのクラス いつかの田吾作共
いつかのエキストラ ライヴ オン ステージ
大どんでん返しの本命
思い出しゃ俺たちはあの頃から滑稽(OK!)
笑われてこうぜ
立ってる 黙ってる
歌ってるだけでも絵になる奴らを
蹴散らすバース
手を変え品を変え Bounce Bounce
外様の分際でお邪魔します
群雄割拠 跳梁跋扈
口八丁 with 手八丁
チェケラッチョ のエキスパート
ギターよりタンテとデスペラード Let’s Go!!

出典:助演男優賞 / 作詞:R-指定 作曲:Jordan Tarlow(ASCAP)、Bernard Yin(BMI)

曲名の「助演男優賞」はアカデミー賞などの映画・ドラマ・舞台賞の一部門で、あえてグラミー賞などの音楽賞ではないところがCreepy Nutsらしい「ずらし方」といえるでしょう。

また、劇作家シェイクスピアの戯曲「お気に召すまま」に「この世は舞台、人はみな役者だ」というセリフがあり、誰もがリアルな舞台・映画・ドラマのような人生で、自分という役を演じている俳優と捉えることもできます。

そんな人生劇場で「俺ら」は「主演」ではなく「助演」、しかも「受賞」や「ノミネート」でもなく「ノミネート候補」、つまり「受賞するかどうかはまったく決まっていない脇役」です。

それでも中学生のように「夢見がち」で、名バイプレーヤーが「主役」を張ることもあるかもしれないと「期待」しつつ、日々を過ごしています。

しかし、過去を振り返るとどのような場面でも「笑われる」存在だったことは否めません。

そんな「脇役」でもヒップホップで「お邪魔します」という宣言です。

「バース(Aメロ)を蹴散らす(韻を踏んでいる)、Bounce(読み:バウンス、意味:シャッフル)、タンテ(ターンテーブルの略)、デスペラード(Desperado、90年代に大阪で活躍した2MC&1DJのヒップホップユニット、遊戯王OCG関連)」といったヒップホップ用語や音楽用語が使われているほか、「群雄割拠(ぐんゆうかっきょ、意味:英雄たちが対立しあうこと)、跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ、意味:悪人がのさばり、はびこること)」(遊戯王OCG関連)や「口八丁、手八丁、チェケラッチョ(Check it out! Yo!、意味:注目!)」、「エキスパート(達人、遊戯王OCG関連)、デスペラード」など、ライム(韻)やダブルミーニングだらけになっているところが宣言どおりといえるでしょう。

どうあがいてもしゃあない
俺ら主役の玉じゃない…
でもチャンスは頂戴
いつか主役の座が奪いたい…
Sixth Manで上等 助演男優賞
芸達者な名脇役 現場に急行
Hey Party People Everybody 注目!
正統派のベンチウォーマー 毎回大逆転
ララララ…

出典:助演男優賞 / 作詞:R-指定 作曲:Jordan Tarlow(ASCAP)、Bernard Yin(BMI)

1番のサビです。

「Sixth Man(シックスマン)」は「5人制のバスケットボールの6番目の選手」であり、「ベンチスタート(スタメンではない)のサブメンバー(控え選手)」、「ベンチウォーマー」も「控え選手、補欠選手」のこと。

ふだんは「ノミネート候補」かもしれませんが、ヒップホップの「現場」では「助演男優賞」並みの活躍をするという話でしょう。

自分の立ち位置を見極めつつ、「主役」を狙う野心を抱き続けているところが前向きですね。

神ワザのパンチライン炸裂!

Hey Come On! Do it like this
主役の小粋な計らいで
「見せ場はこん位、君の分」と
頂いたパスなら決めたいぜ
しかも決勝点 スリーポイント
田岡が見逃した不安要素
見くびるな 見下すな
マイナスをプラスに変えるマスター
We are 蕎麦屋のかつ丼 牛丼屋のカレー
またはバナナワニ園のレッサーパンダ
ダークナイトで言えばジョーカー
ブラックレイン 松田優作
ロックフェスでのクリーピーナッツ
時として主役を喰っちまう
そんな 音楽響かしてこうや兄弟
拝啓、縁の下 村八分 爪弾き
帳の外 Join Us!
明るい未来? 暗い未来?
俺が森山なら後者
モテキなんざ来る訳ねぇじゃん
各駅停車 苦役列車 Let’s Go

出典:助演男優賞 / 作詞:R-指定 作曲:Jordan Tarlow(ASCAP)、Bernard Yin(BMI)

「Sixth Man」でバスケを引き合いに出したので、「パス、スリーポイント、田岡(バスケ漫画「SLAM DUNK(スラムダンク)」の監督)」とバスケを被せる展開になっています。

たとえば静岡の動植物園「熱川バナナワニ園」では「ワニが主役」ですが、国内で唯一「ネパールレッサーパンダ(ニシレッサーパンダ)」という種類がいるので、「レッサーパンダは名脇役」といえるでしょう。

さらに曲名の「助演男優賞」にからめて、実際の映画の「名脇役」を登場させつつ、「クリーピーナッツ」と自らをメタ的に放り込むところもシャレが効いています。

しかも、それすらフリで、最終的に「未来」から「森山(未来)→モテキ→苦役列車」と畳みかけ、(「現場に急行」も踏まえつつ)「Let’s Go」につながるところが神ワザです。

この後、1番のサビが繰り返されます。

虎視眈々と狙っている
準備はいつでも出来ている
「変わりなんていくらでもいる」
なんて言われ過ぎて もう慣れている
今か今かと待ちわびた結果
今ここに立って歌ってる
誰も待ってないかもしれないけど
お・ま・た・せ!!

出典:助演男優賞 / 作詞:R-指定 作曲:Jordan Tarlow(ASCAP)、Bernard Yin(BMI)

「虎視眈々(こしたんたん、意味:相手のすきを狙い、機会をうかがうこと)」は「群雄割拠、跳梁跋扈」に続く、「遊☆戯☆王」関連の四字熟語で、最終的に「おまたせ」のひらがな4文字につながるところが秀逸です。

「変わりなんて~」と言われても、落ち込むどころかストレスを跳ね返す力「レジリエンス」を身につけていて、自分を傷つけない「ストレス耐性」が発揮されています。

「誰も~お・ま・た・せ!!」という図太い精神は、笑いも生み出す最強のパンチラインといえるでしょう。

しゃべぇアティチュードでメンタルは中坊
主役の玉じゃ無い…
Hey Party People でも本音を言うと
主役の座が奪いたい…
Sixth Man で上等 助演男優賞
芸達者な名脇役 現場に急行
Hey Party People Everybody 注目!
正統派のベンチウォーマー 毎回 Fly High!

出典:助演男優賞 / 作詞:R-指定 作曲:Jordan Tarlow(ASCAP)、Bernard Yin(BMI)

「しゃべぇ」は1990年前後のヤンキー用語「シャバい(意味:一般人っぽい→ひ弱、根性なし)」が現代の若者言葉の語尾(かっこいい→かっけぇ)のように変化したもの。

「アティチュード(意味:態度)」は「口八丁、手八丁、チェケラッチョ」と韻を踏みつつ、アメリカのプロレス団体WWE(旧WWWF、WWF)の1997年以降の悪ふざけ路線「アティテュード(Attitude)」とかけているのかもしれません。

これほど「芸達者」でも、「主役」に適した「正統派の王道路線」ではなく、「名脇役」らしい「正統派の悪ふざけ路線」といえるでしょう。

ヒップホップの「現場」では確実に「助演男優賞」を受賞したと思われますが、「悪ふざけに真剣に取り組む姿勢」はたしかに「主役」らしくないかもしれませんね。

ラストに1番のサビ「Sixth Man~毎回大逆転」の部分が繰り返されます。

それぞれの人生劇場においては誰もが「主役は自分」なので、その辺りも踏まえたうえで、「助演男優賞」という悪ふざけを貫いたのではないでしょうか。

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さいごに

ヒップホップは本場アメリカだけでなく、イギリスでも進化していて、日本は独自の広まり方をしているようにも感じられます。

日本ではメインストリームでも、世界全体からするとオルタナティブという見方もあるので、主役、脇役にかかわらず、「自分の道を極める」ようにしたいものです。

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