今回は、緑黄色社会の新曲、「ずっとずっとずっと」の歌詞を考察していきます!
「アサヒスーパードライ ザ・クール」CMソング!
今回の新曲「ずっとずっとずっと」は、ボーカル長屋晴子さんが初出演したTVCMである「アサヒスーパードライ ザ・クール」のCMソングとして書き下ろされました!
普段はワインを飲むだけで視界がゆがむ人だとメンバーに揶揄されるほどの下戸だという長屋さんですが、ビールへの憧れをこのCMで叶えることができたそうです。
長屋さんの弾き語りによるアコースティックバージョンで収録されたCMは彼女の歌声がストレートに伝わると注目を集めています。

ずっとずっとずっと 歌詞考察!
子供の頃の将来の夢はいつ忘れるのか?

「忘れちゃいけないこと」とは、一体何を表しているのでしょうか?
もちろん、会社や学校などの予定は忘れてはいけないものばかりです。しかし、ここではもっと感情や気持ちの部分に焦点を当てているように思えます。
「小さい頃の夢」をおとなになって叶えられる人はそう多くはないでしょう。人生のどこかでその夢を諦め、そして時間が経過するにつれて自分の夢なんて忘れていきます。
自分がなりたいもの、やりたいことをすべて叶えるには膨大な時間とお金が必要ですよね?それを考えると、「やっぱり無理だな」と諦めてしまいます。
しかし、そういった感情こそが「忘れちゃいけないこと」なのではないでしょうか?

人生は一度きりだから、後悔の内容にしないといけない。とはよく聞くものの、あまりピンとは来ないですよね。
大きくなったらアレになろう。これをやろう。そう考えていたものはいつの間にか忘れてしまい、気がついたときには「もう子供じゃないんだから」とその感情に蓋をしてしまいます。
学生の時はお金がなく、社会人になると時間がなく、そして老後には体力が残っていません。やりたいことを諦める理由は常にありますが、それに妥協していては一生夢は敵わないでしょう。
時間は有限です。自分の可能性を信じて、もっともっとやれるんだと何事にもチャレンジする精神が大切であるということを伝えているのではないでしょうか?
後悔しない日々を

「明日やろうは馬鹿野郎」という言葉は有名ですが、まさしくそのとおりで、今日という日は二度と返ってきません。
夢や目標を持っていても、それに近づくための努力を一日、また一日とサボると、どんどんと遠ざかっていきます。
そして気づいたときには、もうそこにはたどり着けなくなっていて、諦めることになるのです。
失った今日はもう戻ってきません。それを悔やんで反省したなら、「明日」を有意義に使えばいいのです。
過去を変えることはできませんが、未来ならいくらでも変えることができます。夢を叶えるために、まずは明日の未来から変えていくことが大切なことだと言えるでしょう。

なりたい自分ややりたいことをあげればキリがありません。しかし、今日を無駄にし続けるとその全てをうしなってしまうかもしれません。
「忘れちゃいけないこと」は大事にしなければならないでしょう。
「今日」を無駄にし、涙を流した日もありましたが、その涙が今じぶんが何をするべきなのかを教えてくれる原動力になります。
自分がこれから何をしたいのか。それを教えてくれる人はこの世界に唯一人、自分だけなのです。

「ずっとずっとずっと」という歌詞はこの曲のタイトルにもなっていますが、とても印象的ですよね。
「ずっと」は未来、または長い時間続いていくというイメージのある言葉です。ここから、やりたいことを忘れずに、夢を追いかけ続けようという強烈な願い、意気込みが感じられますね。
後悔しない人生を歩もうというボーカルの長屋さんの強い想いが込められている歌詞になっています。
人と比べて落ち込むこともあるかもしれない

人と比べて、落ち込んでしまうこともあるかもしれません。あの人は夢を簡単に叶えたのに、自分は叶えられない。そんなふうに劣等感を感じることもよくあるでしょう。
「人類みな人の子」という歌詞には、人はみな、平等であるという意味があると考えます。
自分はまだ子供だからと言って何も行動しなければ、おとなになって夢を叶えることはできません。一方で、自分はもう子供じゃないからと悲観していては、これからの人生で何も叶えることができないでしょう。
年齢を気にして行動に億劫になっていては、いつか後悔してしまうでしょう。
また、流行りに流されて自分の目標を見失うことも良くないでしょう。みんながこうしているから、と言って、自分の行動を周りに合わせていると自分が本当にしたいことができなくなってしまいます。
多少は自己中心的に、自分のために行動をしたほうがいいのかもしれませんね。

自分にないものを持っている人は魅力的に感じます。そして、その感情はときに劣等感という形で私たちの心をむしばむこともあります。
あの人にはこれがあるのに、自分にはない。と、ないものをねだって泣くこともあるかもしれません。顔やお金、年齢や性別など、自分にないものを追い求めても仕方がありません。
この歌詞は劣等感を感じて自分を攻めるのではなく、ありのままの自分を許してあげることが大切であると言うメッセージなのではないでしょうか?
ありのままの自分を受け入れ、前に進んでいくのです。
「ありのままの自分」を受け入れて

気分のいい日もあれば、落ち込む日もあるでしょう。
長屋さんは「プラスなことだけじゃなくて、マイナスに思える日々も自分もまるっと受け止めて愛していく。」とコメントしています。
落ち込むことを恐れて、行動を制限するのではなく、そのようなマイナスな感情を含めて自分をかわいがっていくという意味なのではないでしょうか?
ここでも「ずっと」という言葉が使われていますね。もちろん、夢を追い続けるのも「ずっと」ですが、落ち込む日があるのも「ずっと」です。大切なのはそれを受け入れ、可愛がることなのではないでしょうか?

やりたいこと、なりたい自分への道のりは遠く、ずっと「明日」に希望を持ち続けられるような甘い世界ではありません。
しかし、かといって夢が絶対にかなわないということもありません。そういった意味で、「それなりに愛しているよ」という歌詞になっているのではないでしょうか?
目標はひとつ達成しても、また他の目標が残っています。それらを諦めることはできないのです。

ここでの「あの日」とは涙を流した日のことでしょうか?
ボーカルの長屋さん自身も、後悔して涙を流した日もあるのかもしれません。現在、大人気バンドとして成功し、まだまだ躍進を続けている彼女ですが、自身のそういった過去を思い出して歌っているのかもしれませんね。
涙を流した日があったからこそ、いまの緑黄色社会は活動を続けていられるのかもしれません。

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さいごに
この曲は、夢を追いかける人にはとても刺さる内容だったのではないでしょうか?
歌詞一つ一つがずっしりと意味をはらんでいて、これは緑黄色社会というバンドの過去と未来を投影しているのかもしれませんね。
歌詞もとっても深いですが、なんといってもこれを歌い上げる彼女の歌唱力にも注目です!
人気急上昇中の緑黄色社会の今後の活躍に期待です!
人生に後悔したくないという思いが常にあって。そのためにわたし自身どう生きていけばいいのだろう、って考えていたことを歌詞にしました。プラスなことだけじゃなくて、マイナスに思える日々も自分もまるっと受け止めて愛していく。そういう風に「自分をかなえる」第一歩を歩んでいけたらいいな、と思っています。