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残響散歌【Aimer】歌詞の意味を考察!古今和歌集と音のキーワードで描くアニメ主題歌

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今回は、アニメ「鬼滅の刃 遊郭編」のオープニングテーマ、Aimerさんの「残響散歌」の歌詞を考察していきたいと思います。

1月12日に、エンディングテーマ「朝が来る」とともにリリースされる本楽曲。

アニメは12月5日から放送されており、大きな話題になっていました。

オープニングにはどのようなメッセージが込められているのでしょうか?

早速歌詞を見ていきましょう!

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残響散歌 歌詞考察

考察でアニメの内容に触れます。ご覧になっていない方はネタバレにご注意ください。

誰が袖に咲く幻花(げんか)
ただ そこに藍(あい)を落とした
派手に色を溶かす夜に 銀朱の月を添えて

歌詞冒頭では、物語の舞台である「遊郭」の情景が描かれます。

理由は後述しますが「誰が袖に咲く幻花」とは、遊郭編で登場する鬼・堕姫をはじめ、遊郭で働く花魁を指しています。

幻の花のように美しい花魁達がいる遊郭に、3人の妻を潜入させたのが、この楽曲の主人公であり、音柱の宇髄天元です。

「藍を落とした」「愛を落とした」とふたつの意味がかけられていますね。

宇髄さんの口癖である「派手」という言葉が使われています、「色を溶かす夜」というのは、明るく華やかな遊郭での夜を指しているのでしょう。

続く「銀朱の月を添えて」という歌詞は、宇髄さん自身を表しています。

銀色の髪に朱色の目を持つ派手派手な音柱。

自らを「月」と喩えているところも、宇髄さんらしい表現になっていますね。

転がるように風を切って
躓くごとに強くなった
光も痛みも怒りも全部 抱きしめて
選ばれなければ 選べばいい

音柱になるまで、音柱になってからも闘い続けてきた宇髄さん自身の過去が描かれている歌詞です。

忍の家系に生まれた宇髄さんは、家のしきたりによって、15歳で3人の妻をめとっています。

宇髄家の当主によって選ばれた妻たちとは、望んで結婚したわけではありませんでしたが、今では「俺は派手にハッキリと命の順序を決めている まずお前ら3人 次に堅気の人間たち そして俺だ」というほど大切に思っていることが分かります。

光も痛みも怒りも全部 抱きしめて」という歌詞は、妻たちや一般の人血たちに向けた覚悟を指しているのでしょう。

選ばれなければ 選べばいい」、自分の人生は自分で決めるという宇髄さんの性格を表現した歌詞になっていますね。

声よ 轟け 夜のその向こうへ
涙で滲んでた あんなに遠くの景色まで響き渡れ
何を奏でて? 誰に届けたくて?
不確かなままでいい
どんなに暗い感情も どんなに長い葛藤も
歌と散れ 残響

「声」「轟け」「響き渡れ」「奏でて」「歌」「残響」と、音にまつわる単語がたくさん使われています。

音の呼吸の使い手である宇髄さんを思い起こさせる歌詞ですね。

涙を流していた悲しい過去、暗い感情や葛藤も歌にしてしまおう。

辛い過去を経験してきた宇髄さんだからこそ、炭治郎達に伝えられる大切なことがあるのかもしれません。

そうした「残響」を辿り、後に育つ後輩たちは成長していくのでしょう。

ただ一人舞う千夜
違えない帯(たい)を結べば
派手な色も負かす様に 深紅の香(か)こそあはれ

着物の帯を操って攻撃する堕姫の心情が歌われています。

妓夫太郎という兄は、堕姫の身体の中に潜んでいて一心同体の関係ですが、花魁の姿をしているときは一人で舞っています。

鬼になってから、同じような毎日を続ける堕姫は、退屈さと孤独感を感じていたのでしょう。

派手な色も負かす様に」という歌詞は、宇髄さんをはじめ炭治郎や鬼殺隊との闘いを指しているのでしょう。

深紅の香(か)こそあはれ」は、冒頭の「誰が袖に咲く幻花」と合わせて古今和歌集からの引用だと思われます。

古今和歌集

色よりも かこそあわれと おもほゆれ たが袖ふれし 宿の梅ぞも

ここで注目していただきたいのが、最後の「宿の梅」の部分です。

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、ここで歌われている「堕姫」が、人間のだったときの名前が「梅」なのです。

このことから、冒頭の歌詞とこの部分の歌詞が堕姫のことを表している事がわかりますね。

古今和歌集を使って表現するAimerさんの作詞センスが凄すぎます!

この先どんなつらい時も
口先よりも胸を張って
抱いた夢の灯りを全部 辿るだけ
逃げ出すため ここまで来たんじゃないだろ?

選ばれなければ 選べばいい

この部分は、宇髄さんから炭治郎達へのメッセージと捉えることができます。

これから先にどんな辛いことが待ち受けていようとも、胸を張って戦え。

炎柱・煉獄杏寿郎のメッセージとも通じるところがありますね。

「逃げ出すため ここまで来たんじゃないだろ?」「選ばれなければ 選べばいい」

宇髄さんの力強い想いが伝わってきます。

声をからして 燃える花のように
闇間を照らしたら
曖昧過ぎる正解も譜面にして
夜を数えて朝を描く様な
鮮やかな音(ね)を鳴らす
どんなに深い後悔も どんなに高い限界も
掻き消して 残響

「燃える花」は、無限列車編の主題歌「紅蓮華」を指していると思われます。

どちらもアニソン界の歌姫と呼ばれるLiSAさんとAimerさん。

主題歌の発表時にも、

「Aimerちゃんへと歌い繋げられたら」(LiSAさん)

「想いと共に大切なバトン受け取らせていただきます」(Aimerさん)

とコメントされています。

無限列車編で命をかけて戦い抜いた炎柱・煉獄杏寿郎から、炭治郎達に受け継がれた心の炎を表しているように感じました。

炎柱から音柱へ渡されたバトン。

煉獄さんの心は鬼殺隊全員に受け継がれ、今日も鬼と戦っています。

最後は、どんな状況でも決して諦めず立ち向かってゆく宇髄さんの姿が表現されています。

炭治郎たちは、煉獄さんが残した炎と宇髄さんの残響を胸に、これからも成長していくのでしょう。

和歌からの引用や、音に関するキーワードが散りばめられた素敵な楽曲でした。

アニメの続きが楽しみです。

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さいごに

いかがでしたか?

LiSAさんから渡されたバトンを見事に表現したAimerさん。

これからの活躍からも目が離せません!

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