「夢花火」は2020年5月にリリースされた、ノベブラ(ノーブラ)ことNovelbrightの1stアルバム「WONDERLAND」収録曲。
橋本環奈さんが出演した、スマホゲームアプリ「放置少女~百花繚乱の萌姫たち~」のCM曲で、ABEMAオリジナル恋愛リアリティショー「恋する❤︎週末ホームステイ2020夏」の主題歌でもあるというダブルタイアップソングです。
プロ野球の福岡ソフトバンクホークス「鷹の祭典2021」試合後のセレモニーでも流れ、話題になりました。
ボーカルの竹中雄大さんが作詞・作曲、ギターの沖聡次郎さんが作曲を担当しています。
切ないラブバラード「夢花火」の歌詞の意味を考察していきましょう。
夢花火 歌詞考察
「夢花火」の意味
この曲の主人公は翌朝、早起きをしなければいけません。
それなのに夜通し恋人と話し込んでしまいました。
「長電話するくらいなら会えばいいのに」という状況ですが、逆に「会えないから長電話してしまった」とも考えられます。
「恋ステ」の主題歌なので、やはり遠距離恋愛でしょうか。
コロナ禍や仕事のスケジュールが立て込んでいるなど、何らかの理由でなかなか会えないカップルも当てはまりそうです。
まったく寝ないで仕事に出かけたとすると、日中は睡魔が襲ってきて大変ではないでしょうか。
ところが主人公にとって徹夜は珍しくないようです。
他の理由で徹夜したときは「無茶なことをした」と後悔するものの、今回の理由は恋人との長電話なので、誇らしい気分で眠気を我慢できたのでしょう。
もしかしたら恋人との長電話をたびたび繰り返している可能性も考えられますが、いずれにしても愛の力は偉大ですね。
主人公が恋人のことを好きでたまらないという気持ちは既に伝わってきています。
この1番サビで明らかになるのは「実際にハグして愛を伝えることはできない」「暮らしている場所が違う」ということです。
やはり遠距離恋愛でしょう。
「2人で何を見たいのか?どこに行きたいのか?」について、具体的には表現されていません。
ただタイトルが「夢花火」なので、おそらく「一緒に花火をしたい。花火大会に行きたい」という夢を一晩中語り合っていたと考えられます。
遠距離恋愛を続ける理由
さまざまな理由でなかなか会えないカップルはさびしさが募って切なくなったり、このまま付き合い続けられるだろうかと不安になったりすることもあるでしょう。
そんなときは主人公のように、2人が知り合ったきっかけから回想してみるといいかもしれません。
最初に気になったところはどのようなポイントだったのか、いつ頃からずっと考えてしまう存在になったのか、など。
出会いから恋へと発展した経緯をたどると、温かい気持ちになるのではないでしょうか。
誰かを好きになるきっかけは「見た目が好みだった」という人も多いでしょう。
ところが主人公の場合、好きになったきっかけも交際の「決め手」も人間性だったようです。
実際に話してみたら、大切にしていること、おもしろいと思うもの、心がけていることなどの内面をリスペクトできる存在だったのでしょう。
自分と似ている部分は安心できるし、自分と違う部分は刺激や勉強になると考えられます。
とくに「ネガティブな発言をしない」というポジティブな性格は信頼度が高いですね。
話が合うから長電話になりがちなのかもしれません。
「夢花火」はスマホゲームアプリ「放置少女」のCMソングでもあります。
ゲームをしていない放置中でも強くなるキャラクターと、会えないときこそ日常の尊さに気づくカップルの姿が重なるのではないでしょうか。
遠距離恋愛の場合、普通に会えるだけで奇跡のようにありがたいと感じることができます。
いつでも会える状態だとお互いに愛しているのは当たり前だと思いがちですが、なかなか会えない状況だと恥ずかしくなるくらい愛の言葉を口に出して伝えたくなるのでしょう。
前向きなラブソング
遠距離恋愛中に心配になるのは、相手が身近にいる別の人を好きになってしまうのではないか、ということ。
物理的な距離に比例して、心の距離まで遠くなってしまう恐れがあります。
しかし主人公は2人の出会いや交際の決定打を回想することで、恋人へのゆるぎない愛情を確信しました。
それは物理的な距離が離れていても、どうにか巡り会ったに違いないと思えるほどの絆です。
運命の相手なのでしょう。
ネガティブな発言をしない恋人のことを、運命の相手だと感じている主人公。
これほど愛し合っているのに会えないのは辛いはずですが、そのあいだに愛情の深さや日常のありがたさに気づけるところが2人ともポジティブです。
長い人生を共にすることになれば、離れていた時期のおかげでなおさら幸福度が高まるでしょう。
このあと1番サビが繰り返されます。
夢のように憧れた花火を、2人で見る現実が楽しみですね。
とても前向きなラブソングでした。
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さいごに
「夢花火」のMVでは、線香花火や水面にしか映らない女性の姿が印象的に描かれています。
はかない、実体がない、会えない、見たい景色を一緒に見られない、ということですね。
遠距離恋愛はもちろん、コロナ禍で恋人となかなか会えなかったり、イベントが中止になったり、さびしい思いをしている人も多いでしょう。
そんなタイミングで「夢花火」を聴けるありがたさに感謝したいですね。