今回は、9月22日リリースのFUNKY MONKEY BΛBY’S再始動後初のシングル「エール」の歌詞を考察していこうと思います。
2012年にDJケミカルが実家のお寺を継ぐために脱退し、2013年に解散が発表されたFUNKY MONKEY BABY’S。
2021年3月11日に放送されたテレビ番組「音楽の日」で、解散から8年ぶりに1夜限りの復活として3人でのパフォーマンスを披露しました。
番組のリハーサルをしていくなかで、2人でも活動していきたいという思いが芽生え、16日に2人での活動再開を発表して話題になりました。
また、活動再開にあたり、グループの表記を「FUNKY MONKEY BABY’S」から、画数のいい「FUNKY MONKEY BΛBY’S」に変更しました。
活動再開後初めてのシングルとなる「エール」は、頑張れの言葉を伝えにくい現代に送るストレートな応援歌に仕上がっているそうです。
ファンモンの代名詞ともなっている顔ジャケシリーズには、お笑いコンビ・千鳥の大悟さんが登場し、話題になっています。
戸田恵梨香さん、田中将大さん、羽鳥慎一さん、明石家さんまさんなど、数々の著名人が登場した顔ジャケ。
大悟さんは今回の起用に「大丈夫なんかな?わしみたいので。今までの人は凄い方たちで、僕の前がさんまさんですから……。大丈夫なのか?いいの?って思ってます。」とコメントしています。
歌詞考察の前に、FUNKY MONKEY BΛBY’Sの楽曲コメントもご紹介します。
楽曲コメント
FUNKY MONKEY BΛBY’Sのお二人は、ニューシングル「エール」に対し、次のようにコメントしています。
泥臭いメッセージが込められているという「エール」。
大悟さんの登場するMVも楽しみですね。

エール 歌詞考察

夢を叶えたり、世界へ飛び出していった友人と、何も成し遂げていない自分を比較して落ち込んでいる様子が描かれています。
成功している友人も、孤独と向き合ったり勇気を振り絞っていることは理解していますが、自分にはそんな勇気はなく、行動に移せない主人公。
「部屋」は、主人公が閉ざしている心の暗示ですね。
私達も、うまくいっている友人に対して主人公のような劣等感を抱くこともあるのではないでしょうか?

卒業アルバムの文集に書いた将来の夢。
自分の描いた理想に近づけているでしょうか?
現時点で叶っていなかったとしても、人生はまだまだ続きます。
「希望という1ページ」にこれから、書き記していこうというメッセージが伝わってきますね。

「遠くを走り続けるあなた」は、冒頭の友人を指しています。
勇気を振り絞り突き進んでいった友人の道を、今から歩んでいく主人公。
遥か先をゆくあなたも、これから歩き始める主人公も同じ道の上、同じ空の下に立っています。
先の見えない不安の中で、泣いてしまうこともあるでしょう。
涙を乗り越え進んでいった先には希望の光が指すゴールがあるはずです。
道のどこにいても繋がっている空を見上げ、共に頑張る友人を思えば自然と勇気が湧いてきます。

やりたいことを見つけ、一生懸命打ち込んでいる人は、キラキラ輝いて見えますよね。
自分のやりたいことが見つからずに、ひたすらもがく主人公の姿には、多くの人が共感するのではないでしょうか?
幸せを求めてさまよう人々にとって、目標に向かって突き進んでいる人は、暗い夜に光り輝く存在に思えるはずです。
主人公はやりがいを見つけることができるのでしょうか?

友人たちと遊んだ日々を思い出す主人公。
夜中忍び込んだグラウンドで、打ち上げ花火をした青春の頃の想いを忘れていないかと問いかけます。
若い頃のキラキラ輝く日々は、大人になっても強く心に残り続け、新たな挑戦の原動力になってくれます。

先の見えない現代社会で、明日の不安に怯えながらも立ち向かっていく人々に向けたエールが歌われています。
理想の自分という存在に負けてしまうこともあるでしょう。
しかし、最後に自分を信じ、突き動かすのは、他ならぬ自分自身なのです。
理想への道は途切れていません、自分の力を信じ、最後まで立ち向かっていこうという想いが込められているように感じました。

同じ道の上に立っている仲間から送られてくるエール。
どんなに騒がしくても鮮明に聞こえてきます。
先に行っている人も、これから歩き始める人も、それぞれのエールを胸に、夢に向かって一歩一歩進んでいこうというFUNKY MONKEY BΛBY’Sからのメッセージですね。
新しい形で再スタートを切ったFUNKY MONKEY BΛBY’Sにぴったりな楽曲でした。

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さいごに
いかがでしたか?
曲のリリースが待ち遠しいですね!
FUNKY MONKEY BΛBY’Sのこれからの活動にも注目です!
新たなファンモンとして再始動した一発目のシングル。そのテーマについて、かなり悩みました。
解散から8年。日々音楽シーンは先鋭化されています。
各サブスクのチャートから暑苦しい応援ソングは聞こえず、ましてや「がんばれ」なんて押しつけがましいメッセージは…
ファンモンだからこそ歌うべきと思いました。
こういう時代だからこそ、夢のほうに響く歌を。
きっと自分たちにしか歌えない言葉がある。きっとその言葉を受け止めてくれる人がいる。
そしてきっとプラスに変わっていく日々もある。
タイトルは『エール』。ド真ん中へのド直球です。退路を断つ思いで決めました。
あなたの中心で、心で受け止めてもらえると幸いです。
恒例の顔ジャケット写真とMVは趣味も好みもてんでばらばらの2人が(なんならスタッフさんも込みで)満場一致で千鳥・大悟さんでした。
単純にファンだから、ということもありますが、この楽曲の泥臭いメッセージをしっかり体現してくれると思いました。
想像をはるかに超えていました。本当に素晴らしかったです。