Woman”Wの悲劇”より【薬師丸ひろ子】歌詞の意味を考察!池田エライザさんにカバーされたことで話題に!

今回は、1984年にリリースされた、薬師丸ひろ子さんの「Woman”Wの悲劇”より」の歌詞の意味を考察していきます!

FNS歌謡祭で池田エライザさんによってカバー!

この曲は松本隆さんによって作詞され、薬師丸ひろ子さんによって歌われています。

元々は、映画「Wの悲劇」の主題歌であり、薬師丸ひろ子さんは映画の主演女優として出演、主題歌も担当していました。

そして、今回,2021FNS歌謡祭 夏の松本隆作詞活動50周年のトリビュート企画で、女優、アーティストの池田エライザさん、そしてバイオリニストの宮本笑里さんによって演奏されることが決定しました。

池田エライザさんといえば、今をときめく大女優。この名曲は彼女の歌声によってどのように生まれ変わるのでしょうか。必見です!

Woman”Wの悲劇”より 歌詞考察!

もう行かないで そばにいて
窓のそばで腕を組んで
雪のような星が降るわ
素敵ね

1984年に公開された映画「Wの悲劇」は、舞台女優ともと劇団員の男性との恋を描いた青春映画です。

その主題歌として書き下ろされたこの曲もテーマはやはり、恋愛と捉えて間違いないでしょう。

口調から、この曲は女性視点で描かれていることがわかります。恋仲の男性との関係性はあまり良好ではないのかもしれません。

「もう行かないで そばにいて」男性は仕事の忙しい人なのでしょうか。もしくは単純に遊び人なのかもしれません。どちらにせよ、主人公の女性から不安や悲しみが読み取れます

出ていこうとする男性を引き止め、窓から外を見ると雪のようにゆっくりと、そして美しく星が降っています。

流れ星に願いを3回唱えると叶うとよく言われますよね。また、星座占いは世界中の文化で行われてきました。私たち人類にとって「星」は幸福や未来など、神秘的な存在であったと言えるでしょう

この二人が見た星は、これからの二人の未来をどのように表していたのでしょうか?

もう愛せないと言うのなら
友だちでもかまわないわ
強がってもふるえるのよ
声が……

男からもう愛せないと言われてしまいました。

しかし、自分の中にある恋の炎はそう簡単には消すことができません。恋人としてはもう会えなくても、友達としてでもいいからまだ会いたいという切な願いが読み取れます。

強がってそう言ってはみたものの、心の奥底の苦しみや悲しみは消せません。声が震えてしまっています。

嘘や見栄を張ると、表面的には見繕うことができるかもしれませんが、自分の言葉に自分が傷ついてしまうこともあると思います。

外に降る星は、これから二人が離れ離れになる未来を暗示しているのでしょうか。それとも、もう一度やり直したいという女性の願いをのせているのかもしれません。

ああ時の河を渡る船に
オールはない 流されてく
横たわった髪に胸に
降りつもるわ星の破片(かけら)

もしも過去に戻れたら何をするかという妄想をしたことがある人は多いのではないかと思います。

しかし、タイムリープできるのは映画やアニメの世界だけで、現実ではそんなことができる人は一人もいません。

恋愛においても同じです。あの時にこうしておけばよかった。あのときにあんな事言わなければよかった。後悔しても過去に戻って撤回する事はもうできないのです

「時の河」を渡る船。一人で乗っているのは主人公の女性でしょう。時の流れに逆らって進みたいと思っても、オールがありません。

時間は否が応でも流れていきます。これは、すべての人類、そして生物に平等なことです。

船に横たわって、時の流れに身をまかせている女性に、雪のような星のかけらが降り積もっていきます。

もう一瞬で燃えつきて
あとは灰になってもいい
わがままだと叱らないで
今は……

失恋すると、もう何もかもがどうでも良くなってしまうということもありますよね。

あなたと一緒にいられないのなら、もう燃え尽きて灰になってもいいという意味だと解釈します。

それほどまでに、恋人の存在が彼女の中で大きなものだったのでしょう

簡単に表現するなら「別れるなら死んでやる!」という展開なのでしょうか。恋人からしたらたまったものではないですよね(笑)。

たしかに、それはわがままで自分勝手な主張です。しかし、彼女からしたら、自分の人生そのものが彼だと言えるほどに愛していたということでしょう。

ああ時の河を渡る船に
オールはない 流されてく
やさしい眼で見つめ返す
二人きりの星降る町

二人が共に過ごした街。どこにいっても思い出にあふれているでしょう。

「二人きりの星降る街」とは、歌詞冒頭の、腕を組んで、窓から星が降る外を眺めた日を回想しているのでしょう。

その日の夜には、まるでこの町が二人だけのものになったような気分でした。

しかし、そんな夜はもう二度とこないのかもしれません。時の河からその町を眺めますが、進むほどに距離は遠くなり、ついにはその町は見えなくなってしまいます。

オールがないため、もう二度とその町に戻ってくることはできません

行かないで そばにいて
おとなしくしてるから
せめて朝の陽が射すまで
ここにいて 眠り顔を
見ていたいの

恋人はいつ出ていってしまうのでしょうか。それを考えると眠ることすら出いません。

もし嫌なことがあるのなら、何でも直すから、おとなしくして邪魔しないから、せめて私のそばにいて欲しい。という切実な願いが読み取れますね。

朝になったら、あなたは起きて出ていってしまうかもしれません。せめてそれまでは、あなたの寝顔を見ていたい。ということでしょうか?

しかし、いつか出ていくかもしれない。いつかふられるかもしれないと思いながら生活するのは精神がすり減るでしょう。

二人は別れたほうが幸せになるのかもしれませんね。

さいごに

いかがでしたか?

今回は、薬師丸ひろ子さんの「Woman”Wの悲劇”より」の歌詞の意味を考察していきました。

この曲は作詞を松本隆さんが担当されたということで、とても美しく、儚い表現が印象的でした

歌詞を見ているだけでも、美しい情景や切ない感情が浮かんでくるのはまるで小説を読んでいるようで不思議な感覚がしますね。

もちろん、薬師丸ひろ子さんが歌うこの曲も素晴らしいですが、池田エライザさんのカバーによってこの曲の別の顔が見えてくるかもしれません。