目次
夏にぴったりのこの曲
back numberの『わたがし』は6枚目のシングル曲として2012年7月18日に発売されました。
また同年11月21日に発売された3rdアルバム『blues』にも収録されています。
今回は、切ない男心が歌われている切ない歌詞やメロディーや世界観について考察していきましょう。
MVが素敵
MVには人気ファッションモデルの山本美月さんが主人公の好きな人役として登場します。
歌詞にあるように水色の浴衣で、とても可愛らしく、この曲にぴったりのイメージです!
CDジャケットにもその姿が写っていてとても素敵です。
縁日の会場で、back numberが演奏する姿も魅力的ですよね。
それでは歌詞をみていきましょう。

わたがし 歌詞考察
やっとの思いで誘えた夏祭り

この曲の主人公は男の子。
想いを寄せる女の子を夏祭りに誘い、デートしている時のことを歌われています。
精一杯の勇気を振り絞って誘ったのでしょう。
自分に感動しているような様子が描かれていますね。

女の子が食べている「わたがし」が羨ましく思えてしまうほど好きであることが伝わります。
女の子は「楽しいね」って話しかけてきます。
男の子は何と答えるのでしょう。
思いが高ぶり何も話せない主人公

女の子に「楽しいね」と話しかけられても「僕はうなずくだけ」で精一杯です。
首を縦に振っただけで無言になってしまったという様子が読み取れます。
本当は女の子に楽しいという気持ちを言葉にしたかったけど、隣を歩くことだけでもドキドキして恥ずかしくて言葉が見つからないのです。
不器用な男の子ですね。

女の子への好きだという気持ちが高ぶって、この気持ちをどう伝えるべきなのか悩んでいる様子が描かれています。
手を触れるきっかけがわからなくて、どうやって顔を見つめればいいのか、共感できる純粋で綺麗な歌詞ですね。
主人公の心の場所

この場面では、女の子が何気なく「口ずさんだ歌」や、「たまに目が合うことも」女の子にとっては何の意味もないことなのか、気のせいだったのかとネガティブで悲しさや切なさを表現しています。
何とももどかしい気持ちになりますね。

僕の隣で「君が笑ってくれる」、君が笑っているのをみて、ただそれだけで女の子への想いを改めて気付き、実感しています。
「心の場所を見つけたよ」というback numberらしい言葉が使われています。
「心の場所」は女の子への想い、ということだと考えられます。
花火を待つ二人

2番のサビは1番と同じ歌詞が使われています。

ここでは夏祭りも後半になってきて、花火が打ち上がるのを待っているようです。
花火が打ち上がるのを心待ちに、夜空を見上げている女の子。
男の子が女の子の横顔をじっと見つめています。
きっとデート中はなかなか女の子の顔を見られずにいたのでしょう。
夏の風物詩と、純粋な男の子の恋心をうまく物語っています。

女の子への好きだという気持ち、胸の痛みを女の子に伝えたい。
わかってもらいたいと考えます。
そして「横にいるだけじゃ駄目」だということも気づいています。
「残されている言葉は もうわかっているけど」とは女の子の気を引ける話ももう無くなって、残されているのは「好き」という言葉。
主人公はわたがしのような存在になれるのか

もう一度サビが繰り返されます。

最後に再びAメロが繰り返されます。
1番のAメロでは「わたがしになりたい僕に言う」だった歌詞が「わたがしになりたい僕は言う」となっています。
この歌詞の意味を考えると、精一杯の想いで女の子に伝えた言葉が、女の子からの「楽しいね」に応えた「楽しいね」だったのではないでしょうか。

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さいごに
この曲はメロディーもコードもマイナー調で切なさが印象的です。
出だしのピアノやメロディーも素敵ですね。
片思いの歌詞に共感した方も多いのではないでしょうか。
片思いであるからこそ生まれる感情が、うまく表現できる曲だと思います。
切ない恋心を描いた歌が多いback numberの曲が男性からも人気なのは、この『わたがし』のように男性目線で歌われている曲が多いのが理由なのかもしれませんね。
この曲以外にもback numberの切ない恋愛ソング、ぜひ聴いてみてくださいね。