ノベブラ(またはノーブラ)ことNovelbrightの「Walking with you」は、2018年10月にリリースされた1stミニアルバム「SKYWALK」のリード曲。
インディーズ時代、この曲の路上ライブでの演奏がTikTokでバズり、バンドの知名度を高めました。
ABEMAオリジナル恋愛リアリティショー「恋する❤︎週末ホームステイ 2020春」の挿入歌にもなったタイアップ曲です。
ボーカルの竹中雄大さんが19歳のときに作詞・作曲し、2018年12月までベースを担当していた元メンバーの勇太郎さんも作曲に加わっています。
MVではテニスを通じた男性同士の友情物語が描かれていますが、歌詞の意味はどうなっているのか、考察していきましょう。

Novelbright 歌詞考察
テーマは友情?それとも恋愛?

悩み、落ち込んだとき、誰かがかけてくれた一言でぱっと明るい気分になることがあります。
学校生活、仕事、人間関係など、自分ではどうしようもなく、行き詰まったような気分に陥っていたらなおさらです。
具体的な解決策ではなくても、見方を変えるとか、「頑張っていることはわかっているから、無理しないでいいよ」と励まされるなど、さまざまな言葉が考えられるでしょう。
この曲の主人公は、そうしたありがたい言葉をかけてくれた恩人のような相手に、感謝の気持ちを伝えようとしています。

さて、主人公にとって恩人のような「あなた」とはどのような存在なのでしょうか。
仲間であれば友情、恋人なら恋愛、夫婦や兄弟姉妹や親子なら家族愛がテーマになります。
幅広い意味に解釈できる歌詞なので、どの関係性でも当てはまりそうですが、基本的にはラブソングでしょう。
主人公は上手くいかないことが多く、暗く沈み込んでいたけれど、恋人と一緒に過ごすうちに少しずつ明るい気分を取り戻せたようです。
そんな恋人に感謝し、いつまでも一緒にいたいと考えています。

自分が大変な時期に寄り添ってくれた恋人とは、さぞかし強い絆で結ばれていることでしょう。
それでも自分自身のことで精一杯になっているときは、なかなか相手のことまで気が回らないものです。
主人公が恋人に対して、愛情や感謝の言葉をしっかり口に出して伝えようという気持ちになったのは、恋人に救われたおかげで心に余裕ができたからかもしれません。
恩返しのような意味もあるでしょう。
あるいは将来のことを考えているのかもしれません。
自分らしい道を選択する理由

英語の部分を和訳すると「これからも自分で選んだ道を進み続けると決めた。何を言われようが、どう思われようが、誰にも止められない」といった意味になります。
小さなことから大きなことまで、さまざまな選択肢がある人生。
自分で決めたことが失敗して落ち込む結果になっても、あとからその経験が別の場面で役に立つケースもあります。
誰かの意見に従い、自分の意志にそぐわないことをしたら、たとえ上手くいっても長続きしないかもしれません。
長い目で見て後悔しないために、自分らしい道を選択する必要がありそうです。

「自分が進む道は、自分で決める」と覚悟したとき、問題になるのは誰の意見もまったく聞き入れなくなってしまうことです。
しかし主人公は恋人の話に耳を傾け、ありがたい言葉か、理解しがたい内容か、判断しています。
大切な人と意見が食い違うこともあるというのは、とてもリアルな人間関係ですね。
異なる部分も認め合い、それぞれが自分らしい道を進みながら一緒にいる2人。
言葉だけでなく、ハグによって伝わる愛もあるでしょう。
幸せと希望にあふれた未来にしよう

「幸せ」という言葉が出てきて、今後も一緒にいたい、ずっと好きに違いないという内容なので、これはもうプロポーズではないでしょうか。
主人公自身がネガティブな状態だったときも恋人は見捨てず、ケンカするようなことがあっても乗り越えてきた2人です。
これからも苦しい試練みたいな出来事が起きる可能性はありますが、2人で力を合わせれば幸せな方向へと進むことができるでしょう。

「50年後」という具体的な数字も出てきたので、やはり恋人と生涯を共にする、連れ添うことを決断したと考えられます。
これこそ「主人公自身が選んだ道を進み続ける」という話でしょう。
自分らしくいられる相手かどうか、というのは大切なポイントかもしれません。
一緒にいてポジティブな気持ちになることも重要です。
恋愛対象として好きというだけでなく、人間性まで含めて居心地がいいのは運命の相手に違いありません。
お互いに感謝と愛を伝え合いながら、幸せと希望にあふれた未来を築けるといいですね。

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さいごに
基本的にラブソングという路線で「Walking with you」を解釈しました。
ただしMVでは友情物語として描かれているとおり、さまざまな関係性を重ね合わせることができます。
Novelbrightというバンド自体、オリジナルメンバーの脱退などを経て、メジャーデビュー後も続く5人体制に落ち着いたのは2019年1月のことでした。
こうした仲間同士の紆余曲折が見え隠れするところも、この曲の魅力かもしれませんね。