今回は、9mm Parabellum Bullet(キューミリ・パラべラム・バレット)の新曲「泡沫」の歌詞の意味を考察していきたいと思います。
「泡沫」は、6月6日からスタートするツアー「カオスの百年 TOUR 2020 〜CHAOSMOLOGY〜」のチケットに付いている会場限定CDに収録される楽曲で、ツアー最終日の翌日から配信リリースされます。
配信される「泡沫」のジャケットは、会場限定のCDとは異なるデザインになっているそうなので、ファンとしてはどちらも集めたいですね。

「泡沫」 歌詞考察!
それでは早速歌詞の中身を見ていきましょう!

意味深な比喩表現から始まるこの楽曲。
この曲の主人公は自らを泡と表現していますが、なぜ「どこまでも沈めてくれ」と頼んでいるのでしょうか?
今後の歌詞でその理由が明かされます。

どうやら物語のベースは恋愛のようです。
もしも出会わなければ好きになることもなく、「愛する哀しみ」なんて知らずに過ごしていました。
しかし、あの日君と出会ったことで、他人への愛やそれが叶わない辛さ、哀しみを知ることが出来たのです。

冒頭の歌詞の繰り返しですが、主人公の沈めてくれという願いの理由が少し分かったのではないでしょうか?
君との叶わぬ恋に絶望した主人公は、君のことを考えずにすむように、君と出会わずに居た日々(=水の底で生まれて)である水の底に沈めてほしいと願っているのですね。

二人の視線は同じく「遥か遠くに揺れる灯り」を眺めていますが、気持ちは別々の方向を向いています。
いつかは君が振り向いてくれると信じて関係を続けるのは非常に苦しいでしょう。
信じる苦しみを飲み込んで、消し去ってしまいたいという気持ちもわかります。

人は生きている限り、辛いこと、苦しいことに直面します。
「生まれて壊れて消えゆく運命」というのは二人の関係を指しているのではないでしょうか?
出会いとともに生まれ、いつか訪れる別れによって壊れ消えていく運命。
受け入れられない別れほどいつまでも引きずってしまいます。

ラストの歌詞では、自らを「壊れてもまだ消えない泡」と表現しています。
これは、あなたのことを忘れようとしても忘れることの出来ない強い想いを表しているのではないでしょうか?
戻れないほど深い水の底に沈められた泡は割れても分裂して残り続け、どんなに長い時間がたったとしても、いつかは水面にたどり着きます。
どれほど時間が経っても君のことを忘れないという主人公の想いが伝わってきますね。

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さいごに
いかがでしたか?
君への深い愛を自らを泡に喩えて表現した素敵な楽曲でしたね。
日本を代表するロックバンド9mm Parabellum Bulletの今後の活躍も見逃せません。