今回は、緑黄色社会の新曲「うそつき」の歌詞を考察して行きたいと思います。
本楽曲は、ボーカルの長屋晴子さんが作詞・作曲を担当。
「心を通い合わせたかったけどできなかった」という誰でも一度は経験したことのあるもどかしい気持ちを、“懐かしさ”を意識して制作されたそうです。
歌詞の内容が楽しみですね!
早速見ていきましょう!

うそつき 歌詞考察
ありったけの理由並べても
私はまだ動けないわ
こんなときにだってあなたは自分だけ守って
目すら合わせないはぁ 内側を見せて欲しかっただけなのに
そんな幼い優しさはいらない
この楽曲では、主人公が心を通い合わせたい相手である “あなた”とのやり取りが歌われています。
“はぁ 内側を見せて欲しかっただけなのに そんな幼い優しさはいらない”
辛い状況にいるあなたに頼ってほしかった主人公ですが、あなたは余計な心配をかけまいと、自分ひとりで抱え込んでしまっているのではないでしょうか?
一緒に悩み、辛さを分け合いたいのに、主人公の心を分かってくれないあなた。
“目すら合わせない” あなたに、寂しさと切なさを感じている様子が浮かびます。
明日からはどこへ行こうか
ゆらゆら揺れるこの心は
一体今は誰のものなの
隠した言葉は誰のため
追い詰めてしまいたいけれど
これでいいのでしょう
あなたに突き放されてしまった主人公は、向かう先を失い、ゆらゆらと彷徨っています。
今の自分は誰を思って生きているのだろう?
自分で自分の心が分からなくなってしまっている主人公の戸惑いが歌われています。
あなたが “隠した言葉は誰のため”。
余計な負担を背負わせまいという主人公のためか、はたまた、主人公から離れたいという自分のためか。
疑問に思っていながら、主人公は問い詰めることをせず、離れる決意をしたようです。
私だけを想う言葉には
あなたが隠されていること
こんな歳になって私は気付けなかったって
反省してるわはぁ あなたごと全て手に入れてみたかった
どんな汚いことでも全部全部全部全部
あなたが放った ”私だけを想う言葉” には嘘が含まれていたことに気が付きます。
あなたの甘い言葉に踊らされていたのでしょうか?
恋は盲目といいますが、あなたの言葉を信じて疑わなかった自分を反省しているのではないでしょうか?
それでも、あなたへの想いを消すことは出来ない主人公は、うそつきのあなたでも全部手に入れてみたかったと歌われています。
眠りにつけば醒める夢よ
受け入れまいと拒む胸を
スっと撫で下ろす人はいないのに
隠した言葉に泣いたって
あなたはただ酔いしれるだけ
これでいい これでいいのよ「最後まで優しいね」あなたは
とたんに緩んだ口元が私を起こす
うそなんかじゃ傷つかないのにね
心の奥はまだ捧げられないわ
“眠りにつけば醒める夢よ” は、現実世界を指していると思われます。
眠って見る夢の世界に逃げ込み、現実逃避したいという主人公の心情が伺えますね。
あなたとの別れ、あなたの嘘を信じられない主人公。
あなたの隠した嘘に悲しむ主人公を見ても、きっとあなたは何も感じないのでしょう。
結果、主人公から別れを告げることになったようです。
「最後まで優しいね」という別れに対し、口元を緩ませるあなたは、本心では早く別れたかったのではないでしょうか?
主人公は、あなたの口元の緩みを見逃さず、別れてよかったんだと言い聞かせているように思います。
あなたが重ねた優しさを
ゆらゆら揺れて流していく
ここまで来れば泣いてもいいでしょう
優しさを間違い続けて
あなたはどこにも行けないの
これでいいのでしょう明日からはどこへ行こうか
ゆらゆら揺れるこの心は
一体今は誰のものなの
最後は私も悪かった
だからおあいこにしましょうか
これでいいのでしょう私もうそつき
あなたが重ねた嘘という優しさ。
嘘の優しさはいずれ消えてなくなります。
あなたと別れてから “ゆらゆら揺れて” 消えていく優しさ。
あなたはこれからも嘘を優しさだと勘違いして、間違い続けるのでしょう。
本音を打ち明けてほしかった主人公と、傷つけまいと本音を隠したあなた。
最後の別れでは、嘘の優しさに気がついていながら、わからないふりをしていました。
“最後は私も悪かった” という歌詞は、最後は自分も本音を隠してしまったということを表しているのではないでしょうか?
だからおあいこ、両方がうそつき。
あのとき本音をぶつけていれば何か違ったのかもしれないという切ない後悔が読み取れる素敵な楽曲でした。

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さいごに
いかがでしたか?
歌詞に共感できる人も多いのではないでしょうか?
これからの活躍からも目が離せませんね!