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アンビリーバーズ【米津玄師】歌詞の意味を考察!ずっと向こうまで逃げる?MIZUNO「WAVE ENIGMA 5」CMソング

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米津玄師さんの4thシングル「アンビリーバーズ」(2015年9月)の歌詞の意味を考察します。

MIZUNOのランニングシューズ「WAVE ENIGMA 5」(2015年10月~販売終了)のCMソングに起用されました。

米津玄師さんが作詞・作曲、蔦谷好位置さんが編曲した「アンビリーバーズ」の歌詞の意味を見ていきましょう。

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アンビリーバーズ 歌詞考察

テーマは否定による肯定

ヘッドライトに押し出されて 僕らは歩いたハイウェイの上を
この道の先を祈っていた シャングリラを夢見ていた

出典:アンビリーバーズ / 作詞・作曲:米津玄師

「ヘッドライト(前照灯)に押し出される」とは「後続車に押し出される」つまり「後ろから背中を押される、前進を促される」イメージでしょう。

語り手の「僕」は誰かと一緒に車に乗っているのかと思いきや、「ハイウェイ(高速道路)の上を歩いた」と続きます。

ただし、通常「高速道路を歩く」ことはできないので、「後ろに続く人に押し出されるように、流れの速い道のり(人生)を歩いた」といったニュアンスのたとえでしょう。

「シャングリラ」とは、ジェームズ・ヒルトンの小説「失われた地平線」(1933年)を由来とする「理想郷(ユートピア)」のこと。

「人生の先(将来)を祈り、ユートピアを夢見た」と解釈できます。

2009年にボカロPのハチさん、2012年にシンガーソングライターの米津玄師さんとして活動を始め、2013年5月に1stシングル「サンタマリア」でメジャーデビュー。

それから2年4か月後の4thシングルという流れが重なりそうです。

誰がどんなに疑おうと 僕は愛してるよ君の全てを
もしも神様がいたのならば 僕と同じことを言うだろう

出典:アンビリーバーズ / 作詞・作曲:米津玄師

「神様と同じように、僕は君の全てを愛している」という絶大な愛が提示されました。

ただし「誰がどんなに疑おうと」という否定的な前置きがあり、この「否定による肯定」という構図は「アンビリーバーズ」のテーマになっています。

何されたって 言われたっていい
傷ついても平気でいられるんだ
だから手を取って 僕らと行こうぜ
ここではない遠くの方へ

出典:アンビリーバーズ / 作詞・作曲:米津玄師

「平気」や「手を取って、僕らと行こうぜ」という呼びかけはポジティブで前向きですが、「仮に傷ついても」といったネガティブな前提があり、現在地の「ここ」を否定しているとも解釈できます。

やはり「否定することによって成立する肯定」が浮かび上がってくるのではないでしょうか。

今は信じない 果てのない悲しみを
太陽を見ていた 地面に立ちすくんだまま
それでも僕ら 空を飛ぼうと 夢を見て朝を繋いでいく
全て受け止めて一緒に笑おうか

出典:アンビリーバーズ / 作詞・作曲:米津玄師

1番のサビです。

曲名の「アンビリーバーズ」とは「何かを信じない者」のこと。

米津玄師さんは「何かを肯定する際、それ以外を否定して、何かを信じざるを得ないようにするという手順を踏む必要がある、ひねくれ者(そのままでは何かを信じない者、アンビリーバー)」だそうです。

「現状を変えなければいけない」と考え、これまでにはなかった「ギターを使わない」という制約を設けたサウンド(打ち込み+ピアノ)にも、「アンビリーバー」的な米津玄師さんの本質(既存のやり方を否定して、新曲を作る)があらわれているのではないでしょうか。

既に「ネガティブな感情を原動力とした曲作りは人生の足しにはならない」と理解しているためポジティブな内容になっていますが、「素直に信じている」わけではなく、米津玄師さん自身「アンビリーバー」制作中に引っ越した街の建設中のビルに「生と死」の両面を感じたように、相反するものが混在してはじめて成立する前向きさが表現されています。

ずっと向こうまで逃げよう!

テールライトに導かれて 僕らは歩いたハイウェイの上を
気がつけば背負わされていた 重たい荷物を捨てられずに

出典:アンビリーバーズ / 作詞・作曲:米津玄師

1番の冒頭とは対照的に、2番の冒頭では「前を走る車(人)のテールライト(尾灯)に導かれて、高速道路を歩いた」という展開になっています。

後ろ(インディーズ)から押し出されて、ハイウェイ(メジャー)に躍り出て、先に活躍する人に導かれながら進んできたけれど、気がつけば捨てられない重たい責任を背負わされていた」といったところでしょうか。

誰のせいにもできないんだ 終わりにしようよ後悔の歌は
遠くで光る街明かりに さよならをして前を向こう

出典:アンビリーバーズ / 作詞・作曲:米津玄師

「米津玄師さんが過去に作っていた、後悔などのネガティブな感情を原動力とする歌」と「自身の将来像ともいえる、偉大な先輩アーティスト(街明かり)」、つまり「過去と未来をともに否定することで、ようやく前を向ける」という「アンビリーバー」ぶりが発揮されています。

貶されようと 馬鹿にされようと
君が僕を見つめてくれるなら
キラキラ光った パチパチ弾いた
魔法だって使えるような

出典:アンビリーバーズ / 作詞・作曲:米津玄師

「ヘッドライト、テールライト、街明かり」といった「まわりの光」に別れを告げ、「自分自身が(自分らしく)光る」という話ではないでしょうか。

ただし「敵対するかのように貶(けな)す人、馬鹿にする人がいるかもしれない反面、好意的に見つめてくれる人がいるなら」という条件つきです。

今は信じない 残酷な結末なんて
僕らアンビリーバーズ 何度でも這い上がっていく
風が吹くんだ どこへいこうと 繋いだ足跡の向こうへと
まだ終わらない旅が 無事であるように

出典:アンビリーバーズ / 作詞・作曲:米津玄師

2番のサビです。

「信じない」というのは否定的な表現ですが、その対象が「残酷な結末」となると前向きな肯定に逆転します。

米津玄師さんのように「ネガティブを踏まえたうえでポジティブな考え方をする人」を同志として「僕ら」と称しているようです。

そうかそれが光ならば そんなもの要らないよ僕は
こうしてちゃんと生きてるから 心配いらないよ
帰る場所も無く僕らは ずっと向こうまで逃げるんだ
どんな場所へ辿り着こうと ゲラゲラ笑ってやろうぜ

出典:アンビリーバーズ / 作詞・作曲:米津玄師

「ハイウェイのような既存の道のり(人生、音楽人生)にはさまざま光がありますが、まわりの光に追われたり、導かれたり、目標としたりする必要はなく、自分らしく生きる(光る)」といったニュアンスのようです。

「ずっと向こうまで逃げる」感覚で「前向きに進む」ところが「アンビリーバーズ」の真骨頂といえるでしょう。

ラストに1番のサビが繰り返されます。

「悲しみを信じない」という「否定による肯定」がご時世的にもしっくりくるのではないでしょうか。

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さいごに

ランニングシューズのCMソングなのに、「走る」のではなく、「車のように歩く」矛盾もおもしろいですね。

何もかも信じられないほど絶望したときは、否定しつくした果てに肯定せざるを得ない「何か」が浮き彫りになるという究極の発想が役に立つかもしれません。

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