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月を見ていた【米津玄師】歌詞の意味を考察!沈黙(しじま)から離れた空へ送る想いとは?FF16テーマソング!

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今回は、米津玄師さんの新曲「月を見ていた」の歌詞を考察していきたいと思います。

新曲「月を見ていた」は、6月22日初日のアクションRPG『FINAL FANTASY XVI』のテーマソングに決定している作品。

情報解禁に合わせて新アーティスト写真も公開され、「LADY」で話題になった両目出しも継続。

アーティスト写真は、代表曲「Lemon」や「LADY」のMVを担当した山田智和さんが撮影を担当。

楽曲の持つ荘厳な雰囲気を表したビジュアルストーリーとなっています。

楽曲コメントと合わせて見ていきましょう!

楽曲コメント

ファイナルファンタジーからは言い表せないほど大きな影響を受けました。

まさかこんな機会があるとは思っても見ず。

この作品の為だけに曲を作りました。よろしくお願いします。

作品のために解釈の神・米津さんが書き下ろした作品。

どんなストーリーになっているのか楽しみです。

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月を見ていた 歌詞考察

月明かり柳が揺れる わたしは路傍の礫
思い馳せるあなたの姿 羊を数えるように

別れゆく意味があるなら せめて悲しまないで
沈黙から離れた空へ 一筋の愛を込めて

出典:月を見ていた / 作詞・作曲:米津玄師

今回の考察では、ゲームをプレイしていない人でも読めるよう、ゲームの要素と絡めずに歌詞の意味を考察していきたいと思います。

この楽曲では、主人公のわたしから「あなた」へ向けた想いが綴られています。

“月明かり柳が揺れる わたしは路傍の礫” という冒頭の歌詞からは、主人公が自分のことを対した存在ではないと感じていることが分かります。

米津さんの楽曲「アイネクライネ」では、「誰かの居場所を奪い生きるくらいならばもう
あたしは石ころにでもなれたならいいな」という歌詞がありますが、この曲の主人公もまさしくそうした想いを感じているのではないでしょうか?

アイネクライネでは「だとしたら勘違いも戸惑いもない そうやってあなたまでも知らないままで」と続きますが、この楽曲では「あなた」のことを想う様子が歌われます。

あなたの姿に思いを馳せる主人公。

“沈黙から離れた空へ 一筋の愛を込めて” の歌詞から推測すると、わたしとあなたは死別しているのかもしれません。

空の上にいるあなたに向けて愛を歌っているのではないでしょうか?

この部分の歌詞にある「沈黙」は「しじま」と歌われています。

しじまとは、静まり返って物音一つしない様子を表す大和言葉です。

漢字表記では「静寂」「沈黙」のような当て字で表現されますが、今回の歌詞では「沈黙」になっているので、周りが静か(静寂)という意味ではなく、口を閉じて黙っているというニュアンスが強いように思います。

主人公が一人静かに、あなたとの思い出を振り返っている様子を表現しているのではないでしょうか?

どんな夜だって 失い続けたって
共に生きてきたろう 瞬くように

出典:月を見ていた / 作詞・作曲:米津玄師

主人公とあなたの思い出が歌われます。

つらい時間も共有し生きてきた二人。

「瞬く」という言葉には、炎が消えそうにチラチラ揺れるという様子から「なんとか生きながらえている」という意味が含まれています。

ギリギリの状態で二人が助け合いながら生き抜いてきたことを表しているのではないでしょうか?

何かを求めて月を見ていた
嵐に怯えるわたしの前に
現れたのがあなたでよかった
まるで何もかもがなかったかのように
この火は消えたりしない きっと

出典:月を見ていた / 作詞・作曲:米津玄師

“何かを求めて月を見ていた”

特に目標もなく、ただ淡々と生きていた主人公の前に現れ、未知の世界に連れ出してくれたあなた。

“嵐に怯えるわたし” は、将来に対する漠然とした不安を暗示しているのではないでしょうか?

主人公にとってあなたという存在がいかに大きいものかが分かります。

“まるで何もかもがなかったかのように この火は消えたりしない きっと”

あなたが遠い場所に旅立ってしまったとしても、あなたと過ごした日々や、あなたから教えてもらったことがなくなるわけではない。

あなたの思い(この火)は、消えることはないという主人公の強い想いが伝わります。

その窓を風が叩けば 僅かに開け放して
ただひとつ そうただひとつ 語り得ぬ声で叫ぶ

生まれ変わったとして 思い出せなくたって
見つけてみせるだろう あなたの姿

出典:月を見ていた / 作詞・作曲:米津玄師

遠くに行ってしまったあなたを追い求める主人公の姿が歌われているように感じました。

窓を風が叩けば、あなたが来たのかもしれないと、何度もあなたの名前を叫ぶ。

“生まれ変わったとして 思い出せなくたって 見つけてみせるだろう あなたの姿”

あなたとの運命を強く感じている様子が伝わってきます。

全てを燃やして月を見ていた
誰かがそれを憐れむとしても
あなたがいれば幸せだったんだ
およそ正しくなどなかったとしても
消えたりしない

出典:月を見ていた / 作詞・作曲:米津玄師

あなたの残してくれた火で “全てを燃やして月を見ていた”。

叶うことのないあなたとの再会を夢見て挑戦する主人公を誰かが憐れんだとしても、主人公にとってあなたは、それでも追い続けたい大切な人だったのでしょう。

それがたとえ間違っていたとしても、進み続けたいという主人公の強い意思が読み取れます。

名前を呼んで もう一度だけ
優しく包むその柔い声で
月を頼りに掴んだ枝が あなただった

何かを求めて月を見ていた
嵐に怯えるわたしの前に
現れたのがあなたでよかった
まるで何もかもがなかったかのように
この火は消えたりしない きっと

出典:月を見ていた / 作詞・作曲:米津玄師

ラストも、主人公からあなたへの想いが歌われます。

“名前を呼んで もう一度だけ” という歌詞から主人公があなたとの再会を願っていることが分かりますね。

“月を頼りに掴んだ枝が あなただった”

個人的にこの曲で一番好きなフレーズがこの部分です。

あなたという存在を月に喩えるのではなく、月に照らされ掴んだ枝で表現した歌詞。

冒頭の歌詞を持ってくると、主人公=路傍の礫、あなた=月明かりに照らされた柳という解釈が出来ます。

これは、あなたも決して完璧な存在ではなく、風で飛んでいってしまいそうな不安定で儚い存在であったことを表しているのではないでしょうか?

だからこそ、二人で支え合って嵐の夜を乗り越えてきたのでしょう。

完璧なあなたに縋って生きていくのではなく、お互い不完全で未熟な状態のまま、協力しあって生き延びてきた過去、あなたが居なくなってしまった喪失感が表現されているように感じました。

あなたが居なくなったとしても、この火(あなたと過ごした時間、あなたが教えてくれたこと)は消えない。

主人公があなたの居なくなった世界で、あなたを想いながら生き続けていくイメージが浮かびました。

今回はゲーム要素を入れずに、歌詞の意味を見ていきましたが、ゲームの内容と合わせるとより深く意味が分かると思うので、ぜひFF16をプレイして、合わせて聴いてみてください!

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さいごに

いかがでしたか?

ストーリーを読み込み、究極の解釈を提供してくれる米津さん。

ゲームの内容と合わせた考察もいずれ投稿したいと思いますので、ぜひご覧ください!

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