今回は、人気バンド・マカロニえんぴつの新曲「TONTTU」の歌詞を考察していきたいと思います。
2022年1月12日にリリースされるメジャー1stフルアルバム『ハッピーエンドへの期待は』に収録されている本楽曲。
どんな楽曲に仕上がっているのでしょうか?
アルバムの情報と合わせて見ていきましょう!
メジャー1stフルアルバム『ハッピーエンドへの期待は』
2022年1月12日にリリースされる、ファン待望のフルアルバム。
サプライズ配信され、話題になった新曲「なんでもないよ、」がリードトラックとして収録されている他、アニメや映画の主題歌として使用された「生きるをする」「mother」「はしりがき」などタイアップソングも収録。
新曲も多数収録された盛りだくさんのアルバムとなっています!
リリースが楽しみです!
楽曲コメント
メンバーの田辺さんはこの楽曲についてのインタビューで以下のように答えています。
サウナの熱に耐えるハードロック。
どんな内容なのでしょうか?
TONTTU(トントゥ) 歌詞考察
気が付いたら鋼管通り 金色の Rising Sun
脚を引き摺って辿り着いた
鉄の鎧脱ぎ捨て本意気の Fire Ball
身体浄めて いざ参る湯入る熱 波 襲 来
歌詞に出てくる鋼管通りとは、田辺さんの出身地・神奈川県にある通りの名前です。
続く「金色の Rising Sun」という歌詞は、「Rising Sun」→ 日が昇る → 朝日 という流れで、鋼管通りにある温泉『朝日湯源泉 ゆいる』を指していますね。
疲れ果てて、気づいたら足を引きずりながら向かっていた温泉。
鎧のように重く感じる服を脱ぎ捨て、浴場に向かいます。
サウナに入る前に、身体を洗って清める主人公。
どことなく儀式感が漂いますね。
そして、いざサウナ入場、身体を刺すような熱波が襲ってきます。
ここが我がアジト 否!愉悦の桃源郷
浮世の櫛風沐雨を断ち切って
汗と共に流ルルは重荷
見えた!ロウリュウの精霊!我と游べSAUNA SAUNA マン・イン・ザ・サウナ
黙浴潜心 限界まで
NEPPA NEPPA 浴びねば熱波火が付いたら神秘の泉 水の羽衣
心静めて いざ参る夢入る
この熱波で包まれた空間こそ「我がアジト」いや、そんなスケールでは無く「愉悦の桃源郷」
サウナ好きにとっては、大いに共感できる歌詞なのではないでしょうか?
忙しない日常とは隔絶された、ただ熱さに耐えるだけの空間。
吹き出す汗と一緒に、身体に溜まった疲れまで流れ出していきます。
サウナの醍醐味の一つ、ロウリュウ。
熱々のサウナストーンにアロマ水をかけることによって発生する蒸気を浴びる入り方です。
サウナを出た後に待つ至福のときのために、ひたすら高温で自分の身体をいじめている様子が伝わってきますね。
限界まで熱さに耐え、熱波を身体いっぱい浴びている様子がストレートに表現されています。
曲を聴いているだけで、サウナの中にいるような気分になりますね。
極限まで耐え「火が付いたら神秘の泉」
神秘の泉とは、言うまでもなく水風呂を指しています。
高温のサウナから、キンキンに冷えた水風呂へ。
水の羽衣を纏い、夢見心地で【ととのっている】様子が伝わります。
ここが我がアジト そう愉悦の桃源郷
浮世の櫛風沐雨を断ち切ってここが我がアジト もう仕事に行きたくねぇ
この世の心労苦悩を断ち切って汗と共に流ルルは重荷
見えた!ロウリュウの幻影!我と踊れ
前半の歌詞と似ていますが、サウナの良さについて歌われています。
まるで桃源郷のような素晴らしい場所、主人公にとって、サウナの存在がどれほど大きいものかが伝わりますね。
仕事の悩み、疲れ、全て断ち切って、ただただ熱波に耐えるだけの場所。
余談ですが、タイトルの「TONTTU(トントゥ)」とは、サウナの本場・フィンランドで「妖精」を意味する言葉です。
フィンランドでは、森や家、サウナなど、様々な場所にいて人々の幸せを守ったり、いたずらをしたりする小人と言われています。
日本で言うところの座敷わらしのようなポジションでしょうか?
タイトルまでフィンランド要素を絡める本気のサウナ曲。
ライブでもサウナのように熱くしてくれること間違いなしです!
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さいごに
いかがでしたか?
聴いているだけでサウナに行きたくなる曲でしたね。
これからの活躍も楽しみです!
サウナ好きバンドマンってたくさんいるし、“サウナソング”を書くバンドもけっこういるんですけど、サウナに入って、リセットされて気持ちよくなった状態をフィーチャーした曲を作る人が多いんですよ。
それが9割9分だと思う。
でも、サウナって最初は熱さに耐えなきゃいけないんですよね。
それを我慢したあとに、やっと気持ちよさが押し寄せてくる。僕らは、その“耐える”っていう感覚をフィーチャーしようと思ったんです。
サウナの“熱さ”とハードロックの“熱さ”がリンクした曲ですね(笑)。
ナタリーインタビュー記事より