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今回は、人気若手シンガー・Vaundy(バウンディ)の代表曲「東京フラッシュ」の歌詞を考察しようと思います。
Vaundyとは
Vaundyは2000年生まれのソロミュージシャンです。
楽曲ごとにジャンルや歌声を使い分けながら、オリジナリティのある曲を生み出しています。
『東京フラッシュ』は2019年9月27日にVaundyがYouTubeに公開した楽曲です。
多くのリスナーが絶賛したこの楽曲は、公開から1ヶ月半後には100万回再生を記録しました。
今回はそんなVaundyの代表曲『東京フラッシュ』の意味を見ていきましょう。
『東京フラッシュ』タイトルの意味は?
「フラッシュ」は写真を撮るときに使うフラッシュが思いつきますね。
フラッシュの意味は、瞬間的に光る人工の光。
実はこの曲が収録されているアルバム『strobo』にも関係しています。
stroboは和製英語で、英語に直すと「strobe」
つまりフラッシュのことになります。
オリジナリティのあるMV
夜の街をすり抜けて進むVaundyが描かれており、
楽曲のアンニュイさや浮遊感が強調されています。
映像制作はMIZUNO CABBAGE、Kou Nakamuraによるものです。
では、さっそく歌詞の意味を見てきましょう。

東京フラッシュ 歌詞考察!
君との関係性

1番のAメロでは男女2人の関係性が表現されています。
主人公の彼は、「相槌が上手くなった」ことを「君」に伝えています。
「合図なしで攻撃してきた」これは不意打ちで攻撃してきたと受け取れます。
それに対し、主人公も「わるくない」と言います。
「もういいのかい」は彼女が気まぐれに近寄ってきたり
離れて行ったりする様子を表現しているのでしょう。
主人公は残念そうにつぶやいていますね。

Bメロでは出だしで英単語が用いられています。
インパクトが出ていますね。
主人公は「FAKE」つまり「嘘」の笑顔でもいいから見せて
「STAY」ここにいてほしい、
と頼んでいます。
「STAGE4の癌」とは最も進行しているレベルのこと。
「AGE」は人生の一時期という意味があります。
つまり、ここでの表現は
一方通行でどうしようもない関係性の「君」に恋心を燃やしている主人公が、自分自身を皮肉めいた表現で表していることがわかります。

サビでは「東京フラッシュ」というフレーズが3回繰り返されます。
主人公は「君」と共にどこかへいくことを考えたり
「君」と手を繋ぐことを夢見ています。
しかし、一方ではどこか冷めたように「変わらないよ」と現実に戻ります。
「君」との関係性を望む言葉、
それを自ら否定する言葉、
もどかしい表現がされています。
瞬間的である「東京フラッシュ」と
ずっと「変わらない」自分の状況を対比させているように感じます。
君の存在をどう感じているのか

2番でも主人公と「君」との関係性が描かれています。
「断崖絶壁」とは窮地に追い込まれていること、
ギリギリの気持ちで「君」を愛していたということですね。
「あぁ今日も深いね」は皮肉めいた意味でしょうか。
「君」は気まぐれで、浅い会話しかできないことを
表しているように感じます。
「わるくない」と自分に言い聞かせますが、
「あぁ、もういいよ」と投げやりな言葉で終わります。
まるで中毒になったような

今まで以上に直線的な言葉が並んでいます。
主人公は、「断崖絶壁の愛」が自分を追い込んでいる要因だとわかっているのでしょう。
振り回される状況は辛いですよね。
「もうやめにしよう」と言い聞かせてみても
「君の笑顔や仕草」が魅力的で「嘘」だとわかっていても夢中になってしまうのです。

最後のサビは同じ歌詞が使われていますが、
どこか切なく悲しい歌い方をしていますね。
「君と手を繋いだら」は特に悲しげに響きます。

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さいごに
東京という街で「君」への想いを止められない主人公の
悲しく切ない恋を歌った『東京フラッシュ』
この曲はシティポップ基調で作られていますが、
楽曲の中のギターやピアノ、歌声、歌詞からはVaundyらしさだったり、
こだわりがたくさん表れています。
なんと言っても、気だるく甘い歌声がとてつもない魅力を放っています。
ほんとに中毒性が高い楽曲ですね!
今後、彼らVaundyが生み出す音楽に期待が高まります。