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トーキョーゲットー【Eve】歌詞の意味を考察!ダークな世界観に込められた真意を紐解く

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Eveさん「トーキョーゲットー」の歌詞の意味を考察します。

メジャー1st(通算5th)アルバム「おとぎ」(2019年2月)の収録曲。

Eveさんが作詞・作曲したトーキョーゲットーの歌詞をチェックしましょう。

トーキョーゲットー 歌詞考察!

トーキョーゲットーとは?

誰でもいいや 誰でもいいから 誰かいないか
声ではないが 睨む視線が 2つと在ると思えた
これでおさらば 呪縛からさらば 夜が解けた
好奇心だった 有刺鉄線の 向こう側へと

タイトルにある「ゲットー」とはユダヤ人の強制居住区、アフリカ系アメリカ人など移民・マイノリティの居住区、ジャマイカの首都キングストンにあるトレンチタウンなどの貧困街のこと。

転じて「治安の悪い地域、危険地帯」といったニュアンスで使われていると考えられます。

MVに出てくる商店街のアーチ看板に「東京↑月塔」と書かれているのは当て字でしょう。

語り手の「僕」は「好奇心」から危険地帯(有刺鉄線の向こう側)に足を踏み入れ、身動きができない状態になりました。

そこで助けを呼ぶと、「声」が聞こえたわけではないけれど、目が2つ見えたので「呪縛が解けた」という流れです。

全然興味ないって 蝶が舞い込めば
想像通りだった といえば嘘になるが

「危険地帯に興味はなく、うかつに近づけばどうなるかはわかっていた」と言いたいところだけれど、それは「嘘になる」と白状しています。

具体的に何が起きたのかはわかりませんが、身動きができず、助けを呼ばなければいけないほどの状態になるとは「想像」していなかったのでしょう。

退廃的だった コーヒーの泡を溢した
そんなそんな 毎日だった 僕の前に
現れた君は

「退廃的」とは「不道徳で不健全」とか「投げやりで心が荒れている」様子のことです。

フランスの詩人ランボーやイギリスの作家オスカー・ワイルドに代表されるデカダン派(退廃主義)のようなイメージでしょうか。

危険地帯に足を踏み入れた「僕」はコーヒーをこぼさずに飲むこともできないほど、荒れた生活をしていたようです。

そこに「現れた君」は何者なのでしょうか。

どうしたってどうしたって 進めないままだ
ヒッピーなこの街の性に
どうやってどうやって 理由を
“大事なんだ全部” 聞こえだけはいいけれど
向こう側から突如現れて 気づけば 連れていかれてしまいそうな僕ら
手放す事に怯えて君は今日もstay

1番のサビです。

「トーキョーゲットー=危険地帯=ヒッピーな街」と考えられます。

「ヒッピー」は1960年代後半から1970年代前半にかけて、アメリカでカウンターカルチャー(対抗文化)のムーブメント(運動)を巻き起こした若者たちのこと。

「ラブ&ピース、非暴力、反戦、公民権運動」など(大事なんだ全部)をモットー(信条)としたものの、問題も多数生じました。

ロックの根本にもカウンターカルチャーがあるので、「僕」は音楽的な「好奇心」から危険地帯に足を踏み入れたのではないでしょうか。

MVに登場する怪物は危険地帯の大人たち、少女の「君」は「僕」のように「好奇心」だけで危険地帯に迷い込んだ純真無垢な子どもを象徴しているのかもしれません。

本物を超えよう!

貴方方には 貴方方には お世話になった
覚えはないが 何かと言いたいそんな顔していますが

ロックという音楽に関わる以上、危険地帯の大人たち(貴方方)に「お世話になった」と言うべきかもしれないけれど、あまりにも問題が多すぎて素直にリスペクトできないという葛藤が描かれています。

目に映るものが ここに在るもの全てが偽物でした
情にかけたって 棒に振ったって 今に始まる

平和と愛を掲げながらも暴動に発展したり、自由の意味を履き違えて怠惰な暮らしをするだけだったり、こうした「偽物」が蔓延していたことは事実でしょう。

ロックという音楽が好きな「僕」としては、歴史を築いた危険地帯の大人たちに愛情をもちたいところだけれど、同じようなことをすると人生を「棒に振る」だけです。

そこまで承知しながら危険地帯に入り込んだ「僕」。

いったい何が「始まる」のでしょうか。

精々舌を噛んで そこで黙っていれば
想定通りだった といえば嘘になるが

ある程度は治安のよくない場所だと覚悟して訪れたはずなので、郷に入れば郷に従えということで、文句を言わないのが道理かもしれません

しかし想像以上に治安が悪く、「全てが偽物のように見えた」と本音を吐露したことで、何かが起きそうな予感に満ちています。

感傷的だった 君らしくはないが
そんなそんな 表情が一瞬僕の目には
美しく映ってました

結局「君」をどのような存在だと捉えるのかが、「トーキョーゲットー」の歌詞を紐解くポイントになりそうです。

例えば、今でこそ怪物のようになってしまった危険地帯の大人たちも、かつては「好奇心」から足を踏み入れた純真無垢な子どもだったと考えられるかもしれません。

「純粋に平和や愛を願い、音楽を愛する心」の象徴が「君」であり、根源的には「美しい」もののはずだったので、「僕」には「君」が見えたのではないでしょうか。

それにしてもセンチメンタル(感傷的)な話であることは自覚しています。

ずっとどこかで貴方に憧れその度自分を失いかけていました
本物を超えろ ビビれば君は今日もstay

2番のサビは、1番の「どうしたって~聞こえだけはいいけれど」に相当する前半が間奏で、後半のみボーカルがあります。

実際、東京に危険地帯があり、そこへ出かけて戻れなくなったというよりは、「ヒッピー思想(貴方)に憧れ、真似をするあまり、自分らしさを見失いかけていた」という話ではないでしょうか。

「純粋に憧れ、まったく同じ道を辿る」だけでは「本物」を超えられません

「好奇心」から危険地帯に足を踏み入れた純粋な「君」も、「偽物」ばかりだと批判しているだけでは、危険地帯に留まる怪物のようになってしまうという話でした。

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さいごに

「トーキョーゲットー」は最後に1番と2番のサビが繰り返され、「ステイ」したまま結末を迎えます。

「今に始まる=本物を超える」かどうかは、「君」次第。

平和や愛、音楽、ロックに限らず、初期衝動(君)は美しかったのに、いつのまにか怪物のような大人になる可能性もあります。

「ゲットー」に留まるのか、自分らしさを取り戻すのか、初心(君)を見直したいものですね。

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