この曲は2015年に発売された星野源さんの4thアルバム「YELLOW DANCER」に収録されました。
ユーキャン通信講座のCMソングにもなっていたので、誰もが聴いたことがある曲ではないでしょうか。
星野源さんのマルチな才能
1981年生まれの星野源さんは、シンガーソングライターや俳優、文筆家としても活躍しています。
2010年に1stアルバム『ばかのうた』でソロデビューしました。
2016年にリリースした『恋』では、自身も出演したドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌として社会現象と呼べる大ヒットを記録しました。
その後も数々のヒット曲を生み出しています。
コミカルなダンスPV
キャッチーなメロディとポップなダンスPVです。
ついつい真似して踊り出したくなりますね。
地下鉄を舞台に車掌に扮した星野源さんのダンスにも注目です。
ちなみに撮影場所は「湘南台駅」の地下鉄のホームだそうです。
メイキング映像が「Music Video Tour 2010-2017」に収録されているので、ぜひチェックしてみてください。
「時よ」のPVに出演しているダンサーは誰だ!?と話題になりましたね。
仮面をつけているのでお顔は見れません。
星野源さんは「事情があって本性は明かせない、ネットで話題になっている人ではない」とコメントを残しています。
このダンサーは、星野源さんの『恋』や『SUN』のPVにも登場するイレブンプレインの代表取締役のMIKIKO先生ではないか?
という噂が出ています。
魅力的なPVにも注目して、ぜひ見てみてくださいね。
それでは、歌詞の意味を見ていきましょう。

時よ 歌詞考察
意味もなく続いていく時

この曲はサビから始まります。
「動き出せ 針を回せ」というフレーズから時計、時間を表しています。
電車が進むこと=時間が進むこと、人生が進むことを指しているのしょうか。
最後の「続いてく 意味もなく」は星野源さんらしさを感じます。
冒頭のメッセージとは裏腹に、最後のフレーズは自分でコントロールしても「意味もなく」時間は進んでいく、どんどん過ぎていく、ということを表現をしているのでしょう。

「朝顔の色」は「朝」、「茜の空に帰る鳥の色」は「夕方」、「月」は「夜」を表していることから、1日の流れを色にして表し、自然描写の中にも時間の流れが表現されています。
「子供の心 今も ここに あるの」とあるように子どもの頃の純粋な気持ちや思い出を、大人なになった今でも持ち続けているということが歌われています。

1番のサビでは、冒頭のサビと同じ歌詞ですが、「続くよ わけもなく バイバイ 心から あふる想い」というフレーズが追加されています。
そしてこれまでの思い出を振り返り、「バイバイ」と過去に別れを告げようとしているようです。
これからの未来

2番では赤ちゃんの手の「結んで開く」という動作を描写しています。
生まれた手の赤ちゃんから、今に至るまでの感動を振り返っているのでしょうか。
命の誕生、命を繋いでいくこと、尊い命が奇跡であることが伝わる一節です。

ここのサビでは、1番と同じ歌詞が使われています。

このCメロでは
「初めての春」
「夜に鈴虫の歌」
「夕立に濡れた」
「白い息」
というフレーズから1年を通しての四季があらわれています。
1年という時間の流れが表現されています。
1年を過ごしてできたたくさんの思い出が今につながって今の自分を作っているということだと感じます。
次に繋がる行動を

「動き出せ 針を回せ」の部分が「走り出せ 汗を流せ」と行動するぞ!という具体的なフレーズに変わっています。
そして最後は
「時よ いつか降りる その時には バイバイ」
となっています。
1番で出てきた「バイバイ」は思い出に別れを告げる意味での「バイバイ」でした。
ここでの「バイバイ」はどのような意味でしょうか。
「いつか降りる」は電車を降りる時、つまり人生が終わる時、いつか来る人生の終着点。
命が尽きる、最後の瞬間まで汗をかいて精一杯生きていこう、というメッセージが込められているのです。

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さいごに
アップテンポで楽しい楽曲でしたが、生まれた奇跡、命が繋がった奇跡、そして精一杯生きていこうという熱く勇気を与えてくれる、そんな想いが込められていました。
星野源さんのこれからの活動からも目が離せません。