今回は、人気シンガーソングライター・Vaundy(バウンディ)の新曲「Tokimeki」の歌詞を考察しようと思います。
トヨタ自動車の新型車「カローラ クロス」のCMソングにも決定しているこの楽曲。
曲ごとに全く違った顔を見せてくれるVaundyが、今回はどんな驚きを与えてくれるのか楽しみです!
[Tokimeki]Vaundy 楽曲コメント
VaundyはCMを見て書き下ろしたこの楽曲について、次のようにコメントしています。
疾走感がありつつ、リズミカルに仕上がっているという本楽曲。
ドライブの時に皆で聞きたい曲として愛されてゆくことでしょう。
楽曲の公開が楽しみですね。
Tokimeki 歌詞考察
心の「ときめき」を逃してはいけない
「みんなで楽しめるような曲にしたかった」とVaundyさんが話しているように、この曲は歌詞よりもメロディーを重視しているようです。
しかし、歌詞もとても素晴らしいものになっています!さっそく考察していきましょう!
冒頭からハイトーンで歌い出されるのは、美しい情景です。
「Tokimeki」という概念的な言葉ではありますが、この言葉から思い浮かぶ景色は人それぞれだと思います。
心が「ときめく」とき、まるで魔法にかかったように周りが光って見えるような気がしませんか?
しかし、「涙が落ちる音が思い当たる」と、すこしネガティブにも取れるような歌詞がその後に続いています
この謎は次の歌詞で解き明かしていきましょう
軽快なリズムでHu Hu Hu Ya Yaと歌い上げていきます。
「それは、軽やかな魔法」の「それ」とは、冒頭の「Tokimeki」のことでしょう
「美しいほど止まらぬCRY」とは、魔法、もしくは魔法によって見えた美しい景色に感動して流す涙なのではないでしょうか?
「涙が出るほど感動する」という体験はなかなかできることでは有りません。
それほどの感動を味わうことができる時、心には「Tokimeki」の魔法がかかっているのです
笑いと涙の関係性とは?
階段を登るような軽快なリズムと共に「今夜、一緒に踊ろう」という言葉が続きます。
「涙流して笑えばいいさ」という歌詞からは2つの解釈ができると思います
1つ目は、「辛い時、悲しい時ほど笑って元気を出そう」という意味。
ずっと笑っていられるような人はなかなかいません。人生で必ず起きる困難や挫折に屈してずっと落ち込んでいては前を向けないですよね?
そんなときほど笑って前をむこうというメッセージだと思います
そして、2つ目は、「涙が出るほど心から笑おう」という意味。
本当に爆笑した時、何故か涙が出てきた経験のある人は多いのではないでしょうか?それほど心から笑える日々が続いたら幸せですよね?
あくびをして出てくる涙なんて、価値はありません。心がTokimekiを感じられるような涙にこそ意味があるのではないでしょうか?
悲しくて、落ち込んでいるときに鼻歌を歌う人はなかなかいないでしょう
鼻歌や口笛などを聴くと、「機嫌がいいんだな」って思いませんか?
そういう人はこころがときめいている可能性が高いでしょう
冒頭では「軽やか」な魔法でしたが、ここでは「鮮やか」に変わっています
人の記憶は感情とセットになっています。感情が強く動いた経験はその景色とともに長く記憶に残っているんです。
「ときめき」は「嬉しい」や「楽しい」または「おいしい」なんて感情にも付随してくる感情だと思います。
ポジティブな記憶は、何故かその景色までも鮮やかに記憶しているのかもしれませんね
「悲しみ」が人生に与える影響は実は、、、
ここは意味が比喩的であるので、様々な捉え方ができると思いますが、今回は筆者の目線で歌詞の意味を解釈していきます。
人生で幾度となく訪れる「悲しみ」ネガティブな感情なので、「悲しみ」は少ないほうがいいという人がほとんどでしょう。
しかし、悲しみは必ず訪れます。そして、人生の悲しみという「点」は何度も何度も訪れ、まるで線を描くかのように終わりのないことに思えます
では、悲しみを感じないようにするには、どうしたらいいのでしょうか?一日中家で何もしない人生なら「悲しみ」は少なくなりますが、それでいいのでしょうか?
ここでは、「悲しみ」こそが「Tokimeki」を生み出す原動力であるという意味ではないかと考えます
もちろん、悲しみは良いこととは言えませんが、悲しみを乗り越えた先には必ず「Tokimeki」を感じるなにかが待っている
そう考えると、人生の様々な感情や試練を乗り越えられるような気がしてきますね
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さいごに
今回はVaundyさんの「Tokimeki」の歌詞を考察しました!
一度聞いただけで耳に残ってしまうような天才的なメロディーに注目されがちな彼ですが、歌詞もとっても深く、様々な解釈が可能なものとなっています
自分が「ときめく」瞬間はいつなのか?それを改めて考えてみるきっかけとなる曲なのではないでしょうか?
今後の彼の活躍にも注目です!
一番最初に考えたのは、車に乗っている時にどんな曲を聴きたいかな、ということでした。
疾走感はもちろんですが、それだけにならないように、どこか落ち着きも感じられるノリとテンポを意識し、常に真ん中にビートがあるようなリズミカルな楽曲に仕上げました。
一人で聴くより、みんなで聞くとより楽しくなる曲にしたかった、というのもこの曲をつくるなかでとても大事にしていたことです。