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虹色の戦争【SEKAI NO OWARI】歌詞の意味を考察!TikTokで人気再燃のセカオワ初期曲!

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虹色の戦争」は、セカオワことSEKAI NO OWARIのバンド名がまだ「世界の終わり」と漢字&ひらがな表記だったインディーズ時代の人気曲です。

2020年夏に結成後、TikTokを中心に活動する3人組ダンサー集団・ローカルカンピオーネ(localcampione)が2021年7月31日、TikTokに投稿した手の振り付けダンスが話題になり、人気が再燃しました。

@localcampione

50万人突破だぜ❤️?この歌深いんですよ。音楽って最高だよね?みんな、人も動物も植物も物も大切に? 俺らもみんなを大切にする?❤️ 蚊も殺せないKOHより? #虹色の戦争チャレンジ @sno_tiktok #sekainoowari #虹色の戦争 #ローカルカンピオーネ

♬ 虹色の戦争 – SEKAI NO OWARI

ボーカル&ギターのFukase(深瀬慧)さんが作詞・作曲、世界の終わりが編曲した「虹色の戦争」の歌詞の意味を考察します。

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虹色の戦争 歌詞考察!

花の声に耳を傾ける理由とは?

花に声があるなら何を叫ぶのだろう
「自由の解放」の歌を世界に響かせているだろう
平和に耳があるなら何が聴こえるだろう
偽物の自由の歌が爆音で聴こえるだろう

植物の「花」や概念の「平和」を擬人化した場合、何を歌い、何を聴くのか、という壮大な問いかけと推量の答えから始まります。

「花」は「自由の解放」を叫び歌っているはずだが、「平和」にしてみたら「偽物の自由の歌」にしか聴こえないと解釈できそうです。

花が叫ぶ愛の世界で僕等は平和を歌っている
鳥籠の中で終わりを迎えた「自由」は僕になんて言うだろう

たしかに植物の「花」は「愛」を表現しているとも考えられるでしょう。

そんな「花」が咲き誇る「愛」に満ちた世界で、人間、あるいはSEKAI NO OWARIのメンバーたちが歌うのは「平和」です。

しかし「自由」は鳥かごにとらわれたまま生涯を閉じるしかないので、本当に「自由」だと言えるだろうかといったニュアンスではないでしょうか。

「花、平和、自由、愛」といえば、1960年代のカウンターカルチャー(対抗文化)が連想できます。

ベトナム戦争に反対したフラワーチルドレンは「武器ではなく、花を」というスローガンを掲げ、ラブ&ピースの象徴として花を身に着けていました。

こうした歴史を踏まえたうえで何を聴き取るべきなのか、Fukaseさんは自問自答しているのでしょう。

生物達の虹色の戦争
貴方が殺した命の歌が僕の頭に響く
The war of the rainbow color
(虹色の戦争)

TikTokの手のダンスで注目を集めた、サビの前半部分です。

「虹色」といえば、性的マイノリティ(性的少数者)の総称LGBTQを象徴する色でもあります。

この楽曲では「多様性、少数派」といったニュアンスで用いられているでしょう。

食物連鎖(生態系ピラミッド)の頂点に君臨する人間が生きるためには、人間以外の命をいただくしかありません。

人間以外の「生物」にとっては、日常が命がけの「戦争」状態です。

Fukaseさんはこうした「生物」の声を聴き取ろうとしています。

生物達の虹色の戦争
貴方が殺した自由の歌は貴方の心に響いてますか?
The war of the rainbow color
(虹色の戦争)

私たち人間は、人間以外の「生物」の「命や自由」を犠牲にして生きている、という指摘です。

こうした「虹色の戦争」を意識しながら生きているかどうかが問われています。

虫の歌を聴いたらどうなる?

虫に歌があるなら何を叫ぶのだろう
「平和の解放」の歌を世界に響かせてるだろう
自由に耳があるなら何が聴こえるだろう
偽物の平和の歌が爆音で聴こえるだろう

「花」や「平和」に続いて、2番で擬人化しているのは「虫」や「自由」です。

人間にとって「虫」は快適な暮らしを害する存在であったり、観賞用に飼うペットだったりします。

そんな「虫」にとっては、人間がいる限り、「自由や平和」を脅かされる日々に違いありません。

虫が叫ぶ平和な世界で僕らは愛を歌っている
虫籠の中で終わりを迎えた「命」は僕に何て言うだろう

「愛」を歌う人間が、「虫」の「自由や平和」を脅かす世の中で、「命」とはいったい何なのか、という問題提起です。

哲学的な難題であり、即答できる人はなかなかいないのではないでしょうか。

この後、1番のサビが繰り返されます。

「虹色の戦争」とは?

青色の空に神様がきて願いを1つ叶えるなら
花や虫は何を願うのだろう
青色の空に神様がきて願いを1つ叶えるなら
僕等の命の炎は消えてしまうのだろう

人間以外の「花や虫」といった「生物」を擬人化したうえで、「神様」が存在し「願いを叶えてくれるとすれば」という仮定の話です。

ファンタジックな設定でありながら、「命」の本質を突くような深い話にもなっているでしょう。

人間中心の世の中で、人間以外の「生物」の立場に立ってみると、もしかしたら人間こそが諸悪の根源なのかもしれません。

“The war of the rainbow color”
is the war the whole world knows
and the whole world participate in.
(「虹色の戦争」とは世界中が知っていて
世界中が参加している戦争である)

ラストの英語の前半部分です。

和訳を読むと、たしかにそのとおりだと納得するでしょう。

生きるとは、弱肉強食の世界で戦い、勝ち抜くことに他なりません。

誰しも「命」をいただかずに生きることはできないので、「全員参加の戦争」とも言えます。

“The war of human vs. living things except human”
is the war the whole world”does not feel”
even though the whole world”knows”
(「人間と人間以外の生物の戦争」とは
世界中が「知っている」のに世界中が「感じない」戦争である)

「虹色の戦争」とは、「人間以外の生物」の「自由や平和や命」を犠牲にしたうえで成立している、「人間」の生きる営みそのものでした。

たしかに私たち「人間」は日常的に他の「命」をいただき、「自由や平和」を奪っていることを知っています

しかし相手側の立場に立つと実は「戦争」状態である、とはいちいち認識していません

「虹色の戦争」を聴くことで、ハッとさせられた人も多いのではないでしょうか。

だからといって人間さえいなくなれば解決する問題でもありません。

ただ、生態系のピラミッドに君臨する人間として、他の「生物」や自然などの環境にも配慮できるようになるといいですね。

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さいごに

「虹色の戦争」は世界の終わり名義唯一のアルバム「EARTH」(2010年4月)、ベストアルバム「SEKAI NO OWARI 2010-2019」(2021年2月)に収録されています。

2011年4月に公開されたMVの演奏姿も初々しいですね。

TikTokでは、オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」(略称:日プ、プデュJAPAN)出身の男性アイドルグループ・JO1(ジェイオーワン)の白岩瑠姫(しろいわ るき)さん、お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃんも手のダンスにチャレンジしています。

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