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今回はUVERworldの『THE OVER』の歌詞について考察します。
この曲は自分のコンプレックスを乗り越え、大切な人とともに歩んでいく決意を歌った曲です。
大切な人とは恋人以外にも家族、友人なども当てはまるので、多くの人が共感できるのではないでしょうか。
UVERworldはどんなバンド?
2005年にメジャーデビューした滋賀県出身の6人組ロックバンドです。
バンド名「UVERworld」は500以上の候補からGt.彰が提案した「~world」と「超える」の意味を持つドイツ語「über」と英語「over」を混ぜ合わせた造語で、バンド名は「自分たちの世界をも超える」と意味付けています。
THE OVERはどんな楽曲?
『THE OVER』はUVERworldの22枚目のシングル曲で、TBS系ドラマ「黒の女教師」の主題歌に起用されました。
2012年9月10日付の週間オリコンチャートでは2位を記録し、6.1万枚を売り上げた楽曲になります。
これまでの楽曲とことなりシンセサイザーや打ち込みはほぼ使用しておらず、当時メンバー5人のシンプルなバンドサウンドです。
またファン投票で1位を獲得し、メンバー自身にとっても大事な曲だとインタビューで話していることから両者にとって思い入れがある曲なのでしょう。

THE OVER 歌詞考察
では早速歌詞を読み解いていきましょう。
具体的にそのような歌詞なのでしょうか?
コンプレックスを抱える自分

自分のダメなところ、弱いところは自分自身が一番知っています。
知りすぎているからこそ目を背け、見ないふりをして逃げてしまいがちです。

自分から目を背け、何も成し遂げずにこの世の中を生きていくのは厳しいでしょう。
愛する人を失わないために無力な自分を隠し、虚勢を張ってしまいますが、いつかはボロがでてしまい、呆れられて振られてしまうのではないかと、もどかしい思いを抱えています。
自分のことを知っているからこそ、不甲斐ない自分の未来を想像してしまうのでしょう。
想うことしかできない

テレビに映れるくらい地位も名誉もあれば君を幸せにできただろう、しかし自信がないため「いつかスターになる。幸せにする!」とは言えず、想うことしかできないと無力な自分に虚無感を感じています。
傘を指す、指さないくらいの小さな選択も躊躇してしまうほど優柔不断な自分が、相手に想いを伝えられのだろうか、そんな自分が不甲斐ないと比喩で表現しているのです。

何も成し遂げられない自分なんて、相手を幸せにできないなら別れた方がいいのではないか、そのほうが相手は幸せなんじゃないかと悩み苦しんでいます。
相手を大切に思うが故の気持ちですね。
コンプレックスを乗り越えて

相手のことが大好きだからこそ幸せにしたいと願いますが、果たして自分にその資格があるのだろうか、結局悲しませてしまうのではないかと葛藤しています。
自信がないので、他人に対し責任を負わず深くかかわらないようにして生きてきました。
しかし相手と出会ってからは二人でいる幸せを感じ、離れたくないという本音に気付き、涙がこぼれてしまったのです。
涙は悲しみの感情以外にもさまざまな場面で流れますね。
それを空の色に例え、相手の幸せを思ったら別れるべきだが、本音は別れたくない気持ちを表しています。

ボートに乗ることをこれからの人生に例えている歌詞です。
ボートを漕ぐ自分は進む方向が見えなく、未来がどのようになるか知りえませんが、君が向かいに座ってくれるだけで成功してもしなくても幸せだろう、どんな道でも進んでいこうと読み解けます。

お互い歳を重ねて、相手が昔の記憶もなくし、会話ができなくなってしまっても、変わらず愛し支えていくよ、一人じゃないと自分に感じさせてくれたように君も一人じゃないと思えるように愛するよと永遠の愛を誓っています。
コンプレックスだらけの自分から抜け出し、相手を守り続ける覚悟ができたようです。
すべてを超える

二人で過ごすことで、こんな気持ちになるんだ、こんな自分になるんだと気付くことがあります。
一人で過ごしていたら気付くことができない感情です。
自分の本当の気持ちに気付き、コンプレックスを超えていくことで自分を成長させていきます。
“OVER”とは”超える”という意味です。
この楽曲は”コンプレックスを超えていけ、そして大切な人を守っていく”というメッセージが込められています。

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さいごに
みなさんいかがでしたでしょうか?
コンプレックスを乗り越え大切なものを守るという前を向かせてくれる歌詞でした。
大切な人を想う時はもちろん、弱気になってしまう時や、新しいことを始めたい時もこの曲を聞くときっと勇気をもらえることでしょう。
これからのUVERworldの活躍に期待です!