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The hole【King Gnu】歌詞の意味を考察!心にぽっかり空いた穴を埋めるのは誰?

「The hole」のMVは2019年5月16日に公開されました。本楽曲はセカンドアルバムである「Sympa」に収録されています。

男性二人と女性一人が出てくる悲しいラブストーリーが描かれているMV。Youtubeでは3100万回以上の再生がされています。

大注目されるKing Gnuのこの楽曲の歌詞を今回は考察していきたいと思います。

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The hole 歌詞考察

タイトル『The hole』の意味とは

holeとは穴という英単語ですが、窮地や苦境といった意味も持ちます。この曲は後者である窮地、苦境について歌われたものです。

本楽曲では主人公の心にあいた穴を埋めようとして必死になる様子が描かれています。

「The hole」は辛いところから救い出してくれる一曲となっているので自分に当てはめて聴いてみるのも良いでしょう。

「あなた」を想う時間

晴れた空、公園のベンチで1人
誰かを想ったりする日もある
世界がいつもより穏やかに見える日は
自分の心模様を見ているのだろう

天気が良い日に公園でベンチに座っているようですね。

気分がよく好きな人のことを思い浮かべています。そうしていると、さらに心地よく晴れやかな気持ちになれたのです。

吐き出せばいいよ
取り乱せばいいよ
些細な拍子に
踏み外してしまう前に

愛を守らなくちゃ
あなたを守らなくちゃ
消えそうな心の声を聞かせて

「踏み外してしまう」というのは命を絶ってしまうということだと考えられます。「あなた」の心は深く傷ついており、追い詰められているのでしょう。

そんな「あなた」を助けたい、本当の気持ちを聞かせて欲しい、そんな必死な主人公の想いが伝わってくる歌詞になっています。

ぽっかりと空いたその穴を
僕に隠さないで見せておくれよ
あなたの正体を
あなたの存在を
そっと包み込むように
僕が傷口になるよ

心の傷を見せて欲しいという気持ちが歌詞に綴られています。また、「僕が傷口になるよ」という表現から自分が身代わりになってでも守りたいという気持ちや一緒に傷つく覚悟でいることが読み取れますね。

しかし、MVでは主人公がバイセクシャルであることを知った彼女は深く傷ついてしまいます。結局主人公は彼女の傷を塞ぐことはできず、余計に不快な気持ちにさせてしまったのでした。

自分の価値とは

気づけば誰かの物差しで
人と比べた未来に傷ついて
身体にぽっかりと空いたその穴を
埋めてあげることが出来たのなら

現代社会では「人と比べる」ということが多くなっていることに共感できる方もたくさんいると思います。承認欲求を満たすために、自分ではなく誰かの物差しで測られることになります。

そうすることで、自分の思ったようにいかないことも増え、穴が空いてしまったように虚無感が広がってしまったのでしょう。

「自分には価値などないのではないか?」と傷つく結果となります。

逃げ出せばいいよ
全てを放り出せばいいよ
些細な拍子に
壊れてしまう前に

愛を守らなくちゃ
あなたを守らなくちゃ
消えそうな心の声を聞かせて

逃げることは必ずしも悪いことではなく、そうすることで自身を守れることもありますね。立ち直れないほどの傷でいっぱいになってしまう前に逃げ出してほしいという想いが溢れている歌詞になっています。

心の声を聞きたい、「あなた」のことを守りたい気持ちがストレートに表現されています。

君の傷を癒したい

ぽっかりと空いたその穴を
僕に隠さないで見せておくれよ
傷には包帯を
好き勝手放題の
世界から遠ざけるように
僕が傷口になるよ

苦しいことに直面することも多いこの世界、嘘や裏切りで溢れている「好き勝手放題の世界」に生きることが辛くなったら逃げてほしい。そんな世界から遠ざけてあげたいという想いが描かれています。

包み隠さず全てをみて、全てを受け止めてあげたいという気持ちが「僕が傷口になるよ」という歌詞から強く伝わってきますね。

愛する誰かが自殺志願者に
僕らはそのくらい脆く不確かで
愛を守らなくちゃ
あなたを守らなくちゃ
世界の片隅に灯るかすかな光を
掻き集めて

「愛する誰かが自殺願望者に」という歌詞で主人公の愛する人が「生きるのが辛い、死んでしまいたい」という気持ちになっていることが読み取れます。愛する人が生きづらさを感じていることは主人公にとってとても辛いことですね。

「僕らはそのくらい脆く不確かで」

人はそれほど強い生き物ではないということを訴えているように感じます。「僕ら」は特に優しい心を持つ人なのではないでしょうか。人の辛い気持ちに気づける力を持っているのです。しかし、その力が余計に生きづらさを感じさせてしまうのでしょうね。

「生きるのをやめたい」と思うことがあるかもしれません。それでもどこかにかすかな希望はあるのです。その希望の光を掻き集めて・・・

「生きよう」という強いメッセージが込められているように感じます。

希望と絶望のこの世界から

この世界の
希望も絶望も
全て飛沫をあげて
あなたに降り注ぐのなら
あなたの正体を
あなたの存在を
そっと庇うように
僕が傷口になるよ

主人公も「あなた」と同じく繊細で、生きづらい気持ちに共感することができる。この世界でいいことも悪いことも降りかかって複雑な感情になってしまうのなら、「あなた」ができるだけ辛くならないように僕が守りたいという気持ちが綴られています。

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さいごに

とても歌詞が深く世界観に引き込まれる楽曲でした。

生きていると辛いこと、苦しいことに直面すると思います。そんな時には逃げてもいい、誰かに吐き出していい

そうやって過ごしているといつか希望の光が見えてくるというメッセージを強く感じました。

男性二人と女性一人が主人公となっているMVに当てはめて楽曲を楽しんでみるのも良いと思います。ぜひMVも見ながら「The hole」を聴いてみてくださいね。