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斜陽【ヨルシカ】歌詞の意味を考察!恋心になるまでの静かな時間。夕刻は切なくて悲しくも温かい恋の始まりの象徴!?

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2023年4月2日より放映中のアニメ「僕の心のヤバイやつ」のオープニングをヨルシカが担当する事が発表され2023年5月8日にリリースとなりました。

ヨルシカの個体は勿論の事、作品ファンからも絶賛されているこの楽曲はどんな事が歌われているのか考察してみたいと思います。

ヨルシカとは

2017年に結成されたロックバンドで2019年にメジャーデビューを果たしています。

メンバーはコンポーサーのn-bunaさんとボーカルのsuisさんとなっており、お二人はプロフィールや素顔を公表せずに活動されています。

それは作り手が作品より前に出ないようにしたいというn-bunaさんの意向とのこと。

また、n-bunaさんは「ヨルシカ」自体も作品の一つだという認識でいるようです。

そんなヨルシカは私の中で掴みどころのない不思議な生命体のようなイメージとなっています。

2023年4月にはスマートフォンやタブレットを対象の絵にかざすと楽曲が視聴できるという新しい取り組みである音楽画集「幻燈」をリリースし話題になりました。

楽曲 斜陽

2023年5月8日にリリースされ、アニメ「僕の心のヤバイやつ」のオープニングとして起用されています。

楽曲のMVに関して、ボーカルのsuisさんは「夏の成分」という独特でsuisさんらしい言葉で表現されていました。

また作詞を担当しているn-bunaさんは

言葉にするには難しい関係にはシンプルな比喩が合うように思います。今ヨルシカで描きたいものと、『僕の心のヤバイやつ』という作品の二つが、混ざり合って良い反応を起こすことを信じています

https://news.yahoo.co.jp/articles/6f242f352d7a07d69a6c4b2b681c7e8a7cb2ff81

と、コメントを寄せていらっしぃます。

表現が難しい関係とシンプルな比喩というのはどういう事なのか、それは歌詞を読み解いていくと見えてくるかなと思うのでどうぞお楽しみに!

「僕の心のヤバイやつ」

「僕ヤバ」の略称で親しまれている桜井のりお氏の作品で2018年から週刊少年チャンピョンで連載が始まり2023年5月現在マンガクロスで連載されています。

アニメはテレビ朝日系列にて2023年4月より放映開始となりました。

声優堀江瞬さん演じる主人公市川京太郎羊宮妃那さん演じる山田杏奈に恋心を抱いていくラブコメディ。

市川京太郎はいわゆる、中二病を患う中学二年生。最初は陽キャの美少女山田杏奈に見下されていると感じており彼女に殺人願望を抱く程でした。

しかし山田杏奈の意外性に気付けば惹かれていくのです。

対する山田杏奈も、元々は気にとめていなかった市川京太郎ですが次第に興味を持ち、彼女の方からもコミュニケーションをはかるようになるのです。

お互いがお互いを意識しているのに、うまくはいかないところにファンは萌え、また自身を投影しキュンとしたり共に傷付いたり色んな楽しみ方のある作品と言えるかもしまれせんね。

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斜陽 歌詞考察

頬色に茜さす日は柔らかに
爆ぜた斜陽に僕らは目も開かぬまま

出典:斜陽 / 作詞・作曲:n-buna

夕方の風景が言葉美しく表現されています。

頬に当たる西日は柔らかに、とありますので真夏ではなく初夏のイメージだろうかと感じました。

斜陽とは夕方・夕日という意味がありますから、爆ぜた斜陽という歌詞で色鮮やかに大きく広がる夕焼けの風景が伝わります。

夜を感じる終わりかけの夕方ではなく、子供達が帰路につくような賑やかな始まりの夕方を私は感じました。

眩しい程の西日に主人公は目を細めているのでしょうか。

悲しくってしようがないんだ
お日様で手が濡れた
眩しくって仕方がないし
途方に暮れた帰り、

落ちて行くように茜が差したから

出典:斜陽 / 作詞・作曲:n-buna

夕焼けが綺麗である程、どこかもの悲しくなってくるのもよくある事ではないでしょうか。

そんな夕日にそっと手を伸ばしてみたら、手のひらいっぱいで太陽の熱を感じ西日が眩しくて仕方がなかった、という夕方のワンシーンを歌っています。

しかし「途方暮れた帰り道」という歌詞から眩しくて仕方ないのは主人公が恋心を抱いている人という見方もあるのではないでしょうか。

好きな人が眩しく見える、でも主人公の心がまだ人を好きになるという事に追いついていないとも考えられます。

途方に暮れているのは恋心を抱いた自分をうまく処理できずにいるからかもしれません。

でも、太陽が沈んでいくのは自然の摂理であるように主人公の心にも当たり前の様に恋心という夕日が差し込んだのも気付いているのかなと思いました。

もう少しで
僕は僕を一つは愛せたのに
斜陽に気付けば目も開かぬまま
静かな夕凪の中

悲しくってしようがないんだ
お日様に手が触れた
とろとろと燃えるみたいに
指先ばかり焦げた

出典:斜陽 / 作詞・作曲:n-buna

夕凪とは特定の地域で夕方、一時的に無風状態になる現象の事を表す言葉です。

恋と呼ぶには少し早い時期、だけどもうただの友達だとは思えない一番静かでそして儚い恋の始まりの時期を無風状態の夕凪で表しているのではと思いました。

恋心の始まりに追いつかない主人公の心はバランスを崩し、好きになれそうだった僅かな自分をも今はまた好きになれないと嘆いていますね。

そんな悲しくってしょうがない夕方、気になる彼女を想った。

彼女に触れた主人公の心は弱弱しい火でゆっくりと焦げていったのでしょうか。

少しずつ心と体を蝕む恋心を表しているようですね。

恋とは本来楽しいものかもしれませんが、他人が苦手な人間にとっては心の処理がうまくいかない、追いつかない事が多く非常に厄介なものである事もあるのです。

それが「僕ヤバ」の主人公市川京太郎にもリンクするのではと感じました。

高く成った葡萄みたいだ
届かないからやめて
僕は恋をしたんだろうか
あのお日様のように、
落ちていくのに理由もないのならもう

出典:斜陽 / 作詞・作曲:n-buna

今度は気になる存在である彼女を葡萄に例えています。

高い所に実った葡萄はどんなに美しく美味しそうでも、届かないなら辞めておくべき、そう考察する事ができます。

葡萄には人間愛だったり親切という花言葉がありますし、そもそも葡萄というのは一房に沢山の実をつける事から子孫繁栄の意味があり転じて成功の象徴として扱われる事もあるもの。

恋を通じて主人公が明るい未来をも諦めている様にも取れますね。

しかし主人公はここで初めて「恋」という言葉を使います。

僕は恋をしたんだろうかと自分の中で説明できない不安定な感情と向き合った瞬間ではないでしょうか。

落ちていく事に理由のない太陽の様に、自分の心に蓋をして堕ちる事が出来ればいいのに、と恋心に対しての戸惑いを感じますね。

頬色に茜さす日は柔らかに
爆ぜた斜陽も僕らの道をただ照らすのなら

もう少しで僕は僕を一つは愛せるのに
斜陽にはにかむ貴方が見えた
静かな夕凪の中
僕らは目も開かぬまま

出典:斜陽 / 作詞・作曲:n-buna

斜陽とは勢いのあったものが時代の変化についていけず衰える事という意味もあります。

役目を終えたもの、時代と共に忘れ去られていくもの、つまりここでの斜陽は昨日までの自分達と捉える事も出来ますね。

過去の自分の最後の役目として主人公たちが今から歩む道を照らしてくれるとも考えられるのではないでしょうか。

そうする事で、主人公は自分を一つ好きになれるような気がしているのです。

自分を好きになれる事で、他人も好きになる事が出来る。

夕日の中恥ずかしそうに微笑む、主人公の好きな人。

まだ、恋は始まっていないけれど確かに心が変わっていっているこの瞬間。

眩しい斜陽(恋の始まり)に目を開けられないけれど、主人公は少しずつ恋心を受け入れていく、そんな歌詞に感じました!

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さいごに

いかがでしょうか。

ヨルシカの「斜陽」について歌詞を考察してみました。

人の気持ち、特に恋心というのは複雑で表すのが難しいと思いますがn-bunaさんがおっしゃっていたシンプルな比喩、つまり好きな人、恋心を夕日に例える事で分かりやすく、また恋独特のもの悲しさや温かさも伝わってきたのではないでしょうか。

今恋をしている方、昔の恋を思い出したい方に聴いてもらいたい一曲だと思いました!

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