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すずめ 【RADWIMPS】歌詞の意味を考察!「まくらぎ/にきはだ/うぶすな/かげろう」それぞれの意味とは?

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今回は、11月11日に全国公開される新海誠監督の映画『すずめの戸締まり』の主題歌として書き下ろされたRADWIMPSの「すずめ feat.十明」という楽曲を考察していきたいと思います。

『君の名は。』『天気の子』に続き、3作品目となる新海誠監督とRADWIMPSのタッグ。

世界的映画音楽の作曲家陣内一真さんとの共作となっています。

また、ボーカルはオーディションで選ばれたシンガー・十明(とあか)さん。

TikTokで人気を博す彼女の声で、どんな歌詞が歌われるのか楽しみですね!

曲には、どんなメッセージが込められているのでしょうか?

映画の内容、楽曲コメントと合わせてみていきましょう!

映画『すずめの戸締まり』

11月11日公開の新海誠監督作品。

主人公・すずめを原菜乃華さん、すずめとともに旅をする青年・宗像草太をSixTONESの松村北斗さんが演じます。

あらすじ

九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、
「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。
彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、
まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、
古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…

やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
その向こう側からは災いが訪れてしまうため、
開いた扉は閉めなければいけないのだという。
―――星と、夕陽と、朝の空と。
迷い込んだその場所には、
すべての時間が溶けあったような、空があった―――

不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。

映画公式サイトより

どんな物語になっているのか、映画の公開が待ち遠しいですね。

楽曲コメント

RADWIMPSの野田洋次郎さん、ボーカルを担当した十明さんのコメントをご紹介します!

野田洋次郎さん コメント

最初にお話をいただいたのは2020年春ごろでした。

日本がその後2年以上に渡り困惑と不自由に突入するまさにそのタイミングで脚本を頂き、想像力と空想を存分に羽ばたかせて音楽で何ができるかをひたすら考えはじめたのを覚えています。

陣内さんとは、つい先日ロンドンのアビーロードスタジオで合流し、オーケストラをはじめとしたレコーディングをさせていただきました。

映画音楽、そしてゲーム音楽など多岐に渡って長年創作をされてきた陣内さんとの共同作業は一言では言えないくらいの経験値と、新たな視野を与えてくれました。

この先彼ともっと仕事がしてみたい、どんなクリエイティブが共にできるか一人勝手に楽しみにしています。

女性ボーカルは、何人もの方にオーディションをさせていただきました。

主題歌の『すずめ』冒頭の「ルールルルルルールー」を十明が歌い出した瞬間、彼女の声でこの歌は歌われなければいけないと感じました。

瞬時に。この楽曲と十明の間に、誰も割って入ることのできない強い結びつきを感じたのです。きっと新海監督も同じように感じられたと思います。

彼女が今の年齢で、今の姿だからこそ響かせられる声を、今この楽曲の中に収められたことを嬉しく思います。

十明さん コメント

主題歌を歌わせて頂けることになったと聞いた時、信じられませんでした。

驚きと喜びと不安が同時に押し寄せてきて、頭がぼーっとしてしまう日が続きました。オーディションでは、初めてのレコーディングだったこともあり、不安と緊張で声が震え、ほとんど息の音のようになってしまったことを覚えています。

この「すずめ」という楽曲を受け取った時、すんなりと自分がどう歌いたいのかイメージが湧いてきました。

その感覚に頼り、本番レコーディングでは、音と言葉が一番響くようにのびのびと自分らしく歌うことが出来たように思います。

予告映像から流れる自分の歌を初めて聴いた時は、今まで味わったことない震えを感じました。

RADWIMPSさんの、繊細で耳に残るメロディと新海監督の美しく心動かす世界観の一部になれたことをとても嬉しく思います。

洋次郎さん絶賛の歌声。

映画の中でどう響き渡るのか、ますます公開が楽しみです!

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すずめ 歌詞考察

君の中にある 赤と青き線
それらが結ばれるのは 心の臓

風の中でも負けないような声で
届ける言葉を今は育ててる

神聖さを感じさせる歌声とメロディで紡がれるこの楽曲。

冒頭で歌われている “君の中にある 赤と青き線” とは、続く “それらが結ばれるのは 心の臓” という歌詞から見ても血管のことを表しているのだと思います。

心臓から伸びる動脈、静脈を “赤と青き線” と表現しているのです。

確かに、人体模型や図鑑などでは動脈は赤色、静脈は青色で描かれていることが多いですね。

また “赤と青き線” は、血管だけでなく、人の本能と理性も指しているのではないかと思いました。

赤く輝く本能、熱い気持ちと、青く光る落ち着いた理性の心。

この2つが複雑に絡まり合うことで、人間という神秘的な存在が出来ていると歌っているように思います。

“風の中” とは、困難な状況、映画の内容だと災いを指しています。

そんな状況でも “届ける言葉” を育てている、つまり辛いときに助けられるように努力しているという意味なのではないでしょうか?

洋次郎さんの楽曲コメントにもあるように、この楽曲の制作がスタートしたのは、コロナが広まり始めた頃。

感染症という目に見えない不安に人々が恐怖しているとき、音楽には何が出来るだろうかと葛藤して歌詞を生み出していることが分かります。

時はまくらぎ 風はにきはだ 星はうぶすな 人はかげろう

ここではそれぞれの単語について説明します。

まくらぎ:線路の下に置かれる角材、コンクリート棒。線路にかかる負荷を軽減する。

にきはだ:和膚・柔膚。柔らかな肌という意味。

うぶすな:産土。生まれた土地。その土地の神様を産土神という。

かげろう:トンボに似た羽虫。成虫の寿命は数時間から数日。

まくらぎは、線路の絵を書いたときの横棒部分ですね。

一定の感覚を空けて設置されているので、 “時はまくらぎ” とは、時間が一定の間隔で進んでいくさまを表しているように思います。

区切られているのは、カウントダウンのようにも思えますね。

“風はにきはだ” 冒頭の歌詞では、困難な状況を暗示していた風ですが、ここではまだ、やわらかい肌のように脅威ではないことが分かります。

“星はうぶすな 人はかげろう” の歌詞は、生まれては死んでいく人間の一生、儚さを指しているのではないでしょうか?

洋次郎さんにしか作り出せない美しい歌詞ですね。

なんで泣いてるのと聞かれ答えれる 涙なんかじゃ
僕ら出逢えたことの意味にはまるで 追いつかない

この身ひとつじゃ足りない叫び

映画の内容と結びつけることも出来ますが、ここでは、洋次郎さん自身を主人公として考察していきたいと思います。

泣いている理由が答えられる涙ではない、この身ひとつではとても足りない叫び。

沢山の人々が大きな悲しみに包まれていることが分かります。

これは、コロナ禍の世界の悲しみを表しているのではないでしょうか?

その大きな悲しみがあってこその、”僕ら出逢えたことの意味”。

僕らとは洋次郎さんと誰のことを指しているのでしょうか?

続きを見ていきましょう。

ちなみに、映画に関連させた考え方だと、「大きな悲しみ=扉から訪れる災い」「僕ら=すずめと草太」と置き換えることが出来ます。

君の手に触れた時にだけ震えた 心があったよ
意味をいくつ越えれば僕らは辿り つけるのかな

愚かさでいい 醜さでいい
正しさのその先で 君と手を取りたい

思い出せない 大切な記憶
言葉にならない ここにある想い

先程の “僕ら” の片割れである “君” が登場します。

“君” とは、音楽そのものを指しているのではないでしょうか?

コロナ禍という大きな出来事の中で、自分が出来る音楽という力を使って人々に元気を与えたい。

「音楽の力」というワードもよく使われていましたが、洋次郎さんも自分の心を音楽に乗せて、不自由な暮らしを強いられる人々に届けたいと考えているのではないでしょうか?

不要不急なこととして、愚かだと言われても、奔走する姿が醜くても、音楽としっかり向き合って、自分の想いを届けたいという願いが読み取れます。

もしかしたら もしかしたら
それだけでこの心はできてる

もしかしたらもしかしたら
君に「気づいて」と今もその胸を
打ち鳴らす

それとは “思い出せない 大切な記憶 言葉にならない ここにある想い” を指しています。

悲しいときに寄り添ってくれる音楽や、心を震わせる音楽など、これまでに一度は出会ったことがあるのではないでしょうか?

言葉には出来ないけど、心で感じることができる感動。

それが赤と青の線が交わる心の臓にある心なのかもしれません。

“もしかしたらもしかしたら 君に「気づいて」と今もその胸を 打ち鳴らす”

これまで自分が向き合ってきた音楽というものに、今こそ力を貸してほしいと呼びかけている様子が浮かびます。

君の手に触れた時にだけ震えた 心があったよ
意味をいくつ越えれば僕らは辿り つけるのかな

愚かさでいい 醜さでいい
正しさのその先で 君と生きてきたい

聴く人の心を震わせる音楽。

理性と本能で結びついた心そのものに訴えかける音楽の力を信じて、ひたすら真っすぐに進み続けようというRADWIMPSの想いが込められているように感じました。

“愚かさでいい 醜さでいい 正しさのその先で 君と生きてきたい”

洋次郎さんの強い想いが伝わってくる素敵な楽曲でした。

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さいごに

いかがでしたか?

映画の公開が楽しみですね!

新しい情報が入り次第、記事を更新しますので、チェックお願いします。

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