今回は、人気バンド・マカロニえんぴつの「好きだった(はずだった)」の歌詞を考察していきたいと思います。
2022年1月12日にリリースされるメジャー1stフルアルバム『ハッピーエンドへの期待は』に収録されている本楽曲、2021年4月から情報番組『王様のブランチ』の主題歌としても使用されていました。
歌詞にはどんなメッセージが込められているのでしょうか?
アルバムの情報と合わせて見ていきましょう!
メジャー1stフルアルバム『ハッピーエンドへの期待は』
2022年1月12日にリリースされる、ファン待望のフルアルバム。
サプライズ配信され、話題になった新曲「なんでもないよ、」がリードトラックとして収録されている他、アニメや映画の主題歌として使用された「生きるをする」「mother」「はしりがき」などタイアップソングも収録。
新曲も多数収録された盛りだくさんのアルバムとなっています!
リリースが楽しみです!
好きだった(はずだった) 歌詞考察
思い出すあなたの横顔
曲の冒頭では過去の恋人またはその思い出を懐かしんでいる様子が描かれています。
二人でテレビを見ているものの、自分はテレビよりもテレビを見ている恋人の横顔を見つめているようです。
「ふたりで着回した恋のセリフ」とは映画やドラマで見るような、キレイで洗練された愛の言葉のことでしょう。
かっこいいセリフなんて一度も似合わなかった二人だけれど、それがまた居心地の良さを生み出していたのかもしれませんね。
「あいだの愛だの」は「間(隙間)の愛だの」という字を当てることができます。
どっちでもいいよという中途半端で中間的な恋人の返事をどう捉えたらいいのか、悩んでいる様子が伺えますね。
「好きなんだ」は相手に言っているセリフのようですが「あなたとのあたし」と、自分のことを指している言葉だとわかります。
好きだったのはあなた自身のことなのか、それともあなたと一緒にいる自分が好きなだけだったのか悩んだことがある人は多いのではないでしょうか?
喧嘩をしたり、相手を傷つけたりしたら、二人の関係は大破してしまうかもしれません。
しかし、「好きなんだ」という、一見すると二人の仲を深めるような言葉も、その裏側に隠された心の持ちようによっては、二人の関係をゆっくり優しく壊してしまう毒のようになるのかもしれません。
飾り付けの恋
あなたのきれいな横顔は身近でありながら、どこか赤の他人のような冷たさを持っているような気がしているようです。
きれいだと思っていた恋人の笑顔はパッケージ化された商品のよう、自分の恋心はまるで付け合せの飾りのように空虚なものだと感じています。
また、この曲は「王様のブランチ」の主題歌として起用されています。そのことから、「詰め合わせの笑顔」=企画が沢山あるメインの番組。「付け合せの恋心」=番組の合間に流れるCMと解釈することもできるかもしれませんね!
好きだったのはいったい何なのか。
美化された思い出ばかりを追いかけていてはだめだと自分の中で葛藤しています。
ここでの「宇宙みたい」とは一体どういう意味なのでしょうか?
ふたりだけの部屋がこの宇宙のすべてだったように感じていたのか、それとも、宇宙のように広がっていく二人の思い出を表現しているのかもしれませんね。
王様のような気変わりに振り回された過去
「いつも気変わりの王様」は気分によってコロコロと言うことが変わる恋人のこと、そしていろいろな種類の企画で飽きることなく身続けられる「王様のブランチ」の2つを指しているのではないでしょうか?
また「百合」の花言葉は純粋、無垢。これは二人の純粋だった気持ちを懐かしむ表現ではないかと考えます。
なぜ終りを迎えたのか?
当時は満たされていると思っていた恋も、終わってから振り返ると、ただ待たされていただけだったのではないかと感じている様子です。
大喧嘩をしたわけでもなく、ひどいことをされたわけでもないような終わり方をした恋は何が原因で別れてしまったのか、忘れてしまいがちです。
好きだった(はずだった)のに、どうして好きじゃなくなってしまったのか。
それに気づいた時、また一つ成長できるのかもしれませんね。
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さいごに
いかがでしたか?
「(はずだった)」の中にどんなメッセージが込められているのか。
楽曲の公開、アルバムのリリースが楽しみですね!