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Spica【BUMP OF CHICKEN】歌詞の意味を考察!アニメ「重神機パンドーラ」ED主題歌

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BUMP OF CHICKEN(バンプ)の「Spica」は「話がしたいよ/シリウス」とのトリプルA面シングル(2018年11月)。

TVアニメ「重神機パンドーラ」(2018年4月~9月)のエンディングテーマとして書き下ろされました。

藤原基央さんが作詞・作曲した「Spica」の歌詞の意味を紐解きます。

「重神機パンドーラ」の概要

河森正治さん原作・総監督、サテライト原作・制作のオリジナル近未来SFアニメ「重神機パンドーラ」。

2031年、中国の翔龍(シャンロン)で起きた次世代エネルギー装置「量子リアクター」の暴走事故「翔龍クライシス」により、特異進化生物「B.R.A.I(ブライ)」が出現し、人類は滅亡の危機に瀕します。

7年後、絶対防衛都市と化した「ネオ翔龍」で特殊部隊「パンドーラ」が結成され、人類を救うべく戦う物語です。

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Spica 歌詞考察!

スピカもシリウスの連星?

名前ひとつ 胸の奥に 鞄とは別に持ってきたよ
声に出せば鳥になって 君へと向かう名前ひとつ

伝えたい事 言えないまま 消えたらと思うと怖くなって
出来るだけ頑張るけど どうしていつまでも下手なんだろう

雨が降っても それが止んでも 君を最初に思い出すよ

出典:Spica / 作詞・作曲:藤原基央

タイトルの「Spica」(スピカ)はおとめ座の最も明るい恒星で、「春の大曲線」を形成し、複数の恒星からなる「連星」です。

歌詞には「スピカ」という言葉は出てきませんが、もしかしたら「連星」にヒントがあるのかもしれません。

トリプルA面シングルのうち、「シリウス」は「重神機パンドーラ」のオープニングテーマ、「Spica」はエンディングテーマです。

「シリウス」はおおいぬ座の最も明るい恒星で、「冬の大三角」を形成し、やはり「連星」という共通点があります。

「シリウスとスピカが連星同士」ではありませんが、楽曲としては関連性がありそうです。

また「Spica」の歌詞については、「重神機パンドーラ」の登場人物をなぞらえる、バンプとリスナーの物語、リスナーそれぞれの日常を重ねる、など複数の解釈が可能なところも「連星」にちなんでいるのかもしれません。

それぞれ自由に想像を膨らませられますが、「シリウス」で描かれていた「名前を忘れても、消えない約束(灯火、シリウス)」に呼応するかのように、「名前ひとつ持ってきた」と始まっています。

「声に出せば鳥になる名前」とは、バンド名BUMP OF CHICKEN(意味:臆病者の一撃)そのものでしょうか。

そう解釈すると、「シリウスの灯火が消えないうちに、リスナー(君)に言いたいことを頑張って伝える」という決意表明のように響きます。

手をとった時 その繋ぎ目が 僕の世界の真ん中になった
あぁ だから生きてきたのかって 思えるほどの事だった

どこからだって 帰ってこられる

出典:Spica / 作詞・作曲:藤原基央

「手を繋いだ」のは「バンプとリスナー」のほか、特殊部隊「パンドーラ」の仲間同士、「リスナーと大切な人」も当てはまります。

また「シリウス」には「いっておいで、ただいま、おかえり」といった歌詞があるので、その点も呼応しているでしょう。

「生きているという実感」や絶大な安心感を抱ける相手との邂逅が表現されています。

闇を抱きしめる光

涙には意味があっても 言葉に直せない場合も多くて
こぼれたら受け止めるよ そうすれば何故か ちゃんと分かるから

思い出が 音が 光が 命のいたずらに奪われても
名前ひとつ 胸の奥に 君へと向かう名前ひとつ

約束が生まれた時の 笑った顔が嬉しかったよ

出典:Spica / 作詞・作曲:藤原基央

「シリウス」の歌詞「命で答えて」に答えるかのような「命の~」や「約束」といった表現も見受けられます。

リスナーとバンプが喜びも悲しみも共有する物語のようでもあり、特殊部隊「パンドーラ」の仲間たちが「家族契約」を結んで団結する様子は「約束」や「名前ひとつ」とも重なりそうです。

「結婚の約束を果たして、名前がひとつになった」など、身近なラブソングに置き換えることもできるのではないでしょうか。

いずれにしても「言葉にならない悲しみさえ受け止めてくれる相手がいる」のは心強いですね。

終わりのない闇に飲まれたって 信じてくれるから立っていられる
描いた未来と どれほど違おうと 間違いじゃない 今 君がいる

どんなドアも せーので開ける

出典:Spica / 作詞・作曲:藤原基央

「重神機パンドーラ」では、技術革新を起こそうとして「描いた未来」が「終わりのない闇」のような人類滅亡の危機へと転じてしまいます。

近未来SFといっても10~20年後の物語で、まったく同じとまではいかなくても、実際に似たような惨事が起きるかもしれないと想定して対策を練るべきかもしれません。

あるいは新型コロナによるパンデミックこそ誰もが想定しなかった「闇」状態ともいえるので、こうして語りかけてくれるバンプがいること、身近に「信じ合える」存在がいることがありがたいと感じるでしょう。

内面を掘り下げる「シリウス」に対して、「ドアを開ける」ように外側へ向かう「Spica」という「盾と剣」のような「連星」によって、「闇」を乗り越えるための「音」が聴こえ、「光」が見えてきたのではないでしょうか。

汚れても 醜く見えても 卑怯でも 強く抱きしめるよ
手をとった時 その繋ぎ目が 僕の世界の真ん中になった

どこからだって 帰ってこられる
いってきます

出典:Spica / 作詞・作曲:藤原基央

藤原基央さんがバンプのリスナーに対してこだわるのは「いい人か?悪い人か?」という善悪ではなく、「曲を聴くか?聴かないか?」だそうです。

要するに「たとえ悪いことをしてしまった人でも、バンプの曲を聴いてほしい」とのこと。

こうしたリスナーへの思いが「強く抱きしめる」という表現にあらわれているのではないでしょうか。

「シリウス」では「ただいま おかえり」と締めくくられていましたが、「Spica」では「いってきます」という結末を迎えました。

どのような現実にも立ち向かうバンプと共に歩みを進めましょう。

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さいごに

今回はおもに「バンプとリスナーの物語」として考察しましたが、「重神機パンドーラ」の登場人物を重ねたり、リスナー自身の人間関係に置き換えたりすることも可能です。

複数の解釈が成り立つ「連星」としても、それぞれ光り輝かせてみてください。

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