『炎炎ノ消防隊 弐ノ章』オープニング主題歌に起用されたAimerの『SPARK-AGAIN』。
優しい歌声が魅力的なAimerですが、『SPARK-AGAIN』はテンポが速く強く打つリズム感、エネルギッシュな旋律が印象的な楽曲で、Aimerの新境地が見られる最新曲です。
一体どようのな歌詞なのでしょうか?考察します!

『SPARK-AGAIN』歌詞考察
この身一つで踏み出せる勇気

「失くしたものばかり」—。この歌詞からは、主人公が何か大事なものをたくさん失ってきたことが分かります。
だからこそ、たったひとつ残った「火種」を絶対離さないという決意の冒頭です。
今まで歩んできた自分の姿勢が正しいか、間違っているのかなんて関係ありません。
”この身一つで踏み出せる勇気があれば。”
そんな覚悟が感じられます。
どうかしているわけではない

周囲の人は言います。「どうかしてる」と。
でもそれを「どうにかしてあげる」と包み込む言葉に変化させているのには圧倒されます。
主人公にとっては、正解の有無なんて関係ありません。
「疑うものなんて何もない」—。そんな余白を許さない勇敢で真摯な心一つ、ここにあれば良いという気概が感じられます。
はじけ飛ぶ火花

正しいことも間違いも主人公にとってはもう関係ありません。
「白も黒も灰にかえるまで」と、一切合切の答えを焼き尽くすかのような強い歌詞が綴られます。
『SPARK-AGAIN』のオープニングである「炎炎ノ消防隊」は特殊消防隊のお話ですが、単に炎で燃やしきるわけではなく、大事な人を守りたい愛情によって世界を救おうとしているお話です。
そういった点からも、「灰も焦がすよな愛」という文が綴られているのでしょう。
主人公が必死に、心を燃やしている様子の分かるサビです。
真っ白で無知な自分へ

主人公はもう既に「やみくもに探した背中」には届かない状態。
だからこそ、届くようにと懸命になることに躊躇いを感じられる歌詞です。
何も知っていなければ一生懸命に探すことができていたのでしょう、皮肉にもその無知さへ憧憬を抱いているようにも感じます。
迷っても恐くない

「導火線がなくても」という言葉からは、根拠や目的といったような理論性を大きく打破するような力強さを感じられます。
そして、行く先が分からなくても「君」と手を繋いでいれば大丈夫という強さも。
何かを倒したり、消したり…そんな大きな目的よりも、ひたすらに「君」を守り抜きたいという愛情の炎を感受できる歌詞です。
恐怖よりも選びたいもの

「DAWN」とは「夜明け」のこと。闇夜が明け、太陽の光りが刺す瞬間を彷彿とさせます。
そんな太陽の光のような強い愛を、世界へ反射させる主人公の気持ちが綴られているように感じます。
怖気づいてしまう恐怖よりも、愛を選択しようとする勇敢さ。
勇気をもらえる一節です。
間違っていなかった過去

冒頭から、主人公が様々なものを「失くしてきてしまった」という感情が多々読み取れます。
どんなに一生懸命やっても失ってしまうものはあります。
でも、自らの手で「捨ててしまったものなど何もない」と断言されています。
過ちを犯してしまったとしても、必死に頑張った過程そのものが大事だと肯定している歌詞です。
再び輝き燃える

最後のサビです。主人公の並々ならぬ強い感情を感じられる最後。
同じ「火」でも、戦いによる「火」と、愛情による心の「火」は、まったく異なります。
後者の「火」が燦燦と灯る歌詞からは、母性や父性すらも感じ取れる愛が身に染みます。
自分自身の心にも灯る火を、燃やしたくなるラストです。

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おわりに
いかがでしたか?
Aimerの新しい側面が見られる『SPARK-AGAIN』。
ぜひ聴いてみてください!