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存在証明【yama】歌詞の意味を考察!SNSに振り回されて疲れた僕が欲しいものとは?

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今回はyamaさんの2ndアルバム「Versus the night」より「存在証明」の歌詞について考察してみたいと思います。

yamaさんとは

年齢・出身地・素顔を非公開とし、2019年3月より音楽ユニットBINのボーカルして活動を始めます。

BINのメンバーとしての名義は山上としており、ソロ活動の時の「yama」はここからきているのではないか、という見方もされています。

2020年にソロアーティストととしての活動を開始し、楽曲「春を告げる」をリリースしました。

じわじわと話題と人気を集め2022年には人気アニメ「SPY×FAMILY」の第2クールのエンディングを担当し更に知名度を上げてました。今後の活躍が非常に期待できるアーティストの1人ではないでしょうか。

仮面を被る理由

yamaさんはライブやメディアに出る時は必ず仮面を被っています。

その理由を語られた事がありますが、人前に出るとパニックを起こしてしまう時期もあったそうでそのトラウマから仮面を付けているそうです。

自信もなかったyamaさんは仮面を被る事で自分の実生活とアーティストとしてのyamaさんを切り離しておきたかったとも語っていらっしゃいました。

私も仕事をする時は必ず伊達眼鏡を付けていました。

自分の視界の前にガラスがある事で明確な境界線が引かれ、仕事をしている自分とプライベートの自分を切り離し心を守っているように感じていた事があるので、もしかしたらyamaさんの言っている事は私のこの経験に近いのだろうか、と考えています。

また仮面を付ける理由としては、自分の持っている情報に左右されず純粋に楽曲のみを評価して欲しいという気持ちもあるそうです。

顔出しが条件なら歌手になる事を諦めていたともおっしゃっていたので、それほどの覚悟の上で仮面を付けるという選択肢を選び、活動されている事が伺えます。

楽曲「存在証明」

この楽曲は今現在特にタイアップの情報は無く、2022年8月31日に発売されたyamaさんの2ndアルバム「Versus the night」に収録されています。

この「Versus the night」というアルバムは、歌手を辞めようとまで追い込まれたyamaさんが、その気持ちを乗り越えリリースまで辿りついたという一枚になっているのでファンにとっても、これからyamaさんを知っていく方にとっても大切なアルバムになっていくのではないでしょうか。

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存在証明 歌詞考察

画面の奥底に見える
答えのない答え合わせ
真夜中一人スクロールで確かめる
終わんない症状

眩い画 僕はずっと感じていた 空虚な同調を
大層な格好 目に映る比較対象
それ故に嵩んでく本性も

出典:存在証明 / 作詞・作曲:福島章嗣

何かが気になる時だけでなく、心が落ち着かない時にもついつい眺めてしまうスマートフォン。

知りたい答えも、心を落ち着かせる術も、本当はここには無いのに延々と見続けてしまう経験は多くの人があるのではないでしょうか。

世の中には「検索魔」という言葉もありますが、一つ気になり始めたら自分を無理にでも安心させられるだけの「答え」という名の「自分と同じ価値観だけ」を求めて画面をスクロールさせ続けてしまいます。

そして画面から放たれる強い光の中辿りつくのはSNSという方は多いのではないでしょうか。

ハートのアイコンを指で触れるだけで相手に伝わる同調。そこには何の感情も感じられないと僕はずっと感じていたようです。

友人やインフルエンサーと呼ばれる人達の投稿は有名なブランドや目立つ服装、キラキラ加工された日常が競い合う様に並べられていて、ついそれらは自分の生活の比較対象としてしまうのです。

そんな投稿に意図しなくても広がる黒い感情。

僕らは生き急いでる 夢も嘘も全部集めて
届かない儚い期待
限界点 共通点 存在証明くれよ
思い出だって消費して
欲しいものは偽りの無い愛
移り気味な君の感性も
曝け出して止まってくれよ

出典:存在証明 / 作詞・作曲:福島章嗣

何事も無く穏やかに1日が終わる事はとても幸せな事ですが、僕らはそれでは物足りなく、そして、それでは周りに置いて行かれてしまうのです。

夢も見栄もかき集めてタイムラインを華やかにする必要があるのが今のSNS事情ではないでしょうか。

平凡な些細な投稿は輝いた投稿に埋もれてしまい、欲しい言葉はもらえない。いいねすら、つかない。

だれか共感して僕の存在証明をして欲しい、という心の叫びでしょうか。

そんな僕が欲しいのは、ありのままを受け入れてくれる愛情・友情。

言葉の表面でうごめく
満たされない肯定感
誰もがみんな偽りを打ち込んでる
終わんない競争

欺いた僕はずっと
抱え込んでる溢れる衝動を
無意味な肖像 散文的情緒
それ故に嵩んでく本性も

出典:存在証明 / 作詞・作曲:福島章嗣

本当は楽しく無かった、本当は嬉しくなかった、でも「楽しかった」「嬉しかった」と書いた方が満たされている自分を演じられるから都合よい。

本当の心は満たされていないのに、無理して飾った投稿に増える「いいね」と定型文の称賛コメント。

その「いいね」とコメントの数こそが相手に勝つ唯一の手段だから、自分に対して偽る文章はもう当たり前になっているのかもしれませんね。

本当はそこに勝ち負けなど存在しないのに皆が「負けたくない」と思っているから競争は終わりなど見えないのでしょう。

そこから離脱した僕のSNSは熱い思いも価値観も、加工される事も無く、当たり障りのない写真と、投稿する文章も淡々とした言葉の羅列に変えたのかなと思います。

離脱し、開放されたはずなのに、反比例するように膨らんでゆく僕の黒い本性。

僕らは生き急いでる 夢も嘘も全部集めて
届かない 儚い期待
限界点 共通点 存在証明くれよ
思い出だって消費して
欲しいものは偽りの無い愛
移り気味な君の感性も
曝け出して止まってくれよ

出典:存在証明 / 作詞・作曲:福島章嗣

写真と同じぐらい加工されキラキラした日常も夢も全部集めて忙しく充実した人生の主張。

穏やかな人生は「非リア充」と称される世の中です。

僕が細く投稿した日常の呟きは誰にも届かないまま、タイムラインに埋もれてしまったのかもしれませんね。

小さくてもいいから同意して欲しい、それだけで存在証明になるのにと僕の悲痛な叫びに感じます。

思い出をつぶやいてみるけれど、やはり他のキラキラしたタイムラインにかき消されてしまったのかなと感じました。

僕が欲しいのは機械的ないいねでも、定型文のコメントでも無くて、ただ感情のこもった同調が欲しいだけなのだと思います。

完璧なストーリーも
理想的な自己演出も
不確かなものだらけ
君の姿見せておくれよ

僕らは探してる 夢も嘘も全部忘れて
叶えたい 儚い期待
限界点 共通点 存在証明くれよ
しがらみだって捨て去って
その手には偽りの無い愛
移り気味な君の感性も
曝け出して止まってくれよ

出典:存在証明 / 作詞・作曲:福島章嗣

隙の無い投稿とヒロインの様に美しく加工された人物と、彩られた日常は完璧に見えて何処かに違和感と影が見えていて。

加工された写真の様に固められた君ではなく本当の君の姿を見せて欲しいと願います。

辞められなくなった加工、引き際が分からなくなった誇張され彩られた日常を本当は手放して自由に生きたいと思っている方は多いのかもしれません。

スマホという玩具を手に入れる前には友人とお互いの飾らない日常を話してただ頷き合い、笑い転げていたのではないでしょうか。

その時は確かに存在証明があったはずです。

今の自分達を縛り付けている、ハートを押された回数・フォローされている人の数・他人と比較する日常を捨て去れば、昔の様に飾らない自分達でいられるのかもしれません。

不安定な君の感情を曝け出し、すっきりしたらここに居て欲しい、それが僕と君の存在証明になる、と手を差し伸べているのかなと思いました。

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さいごに

いかがでしょうか。

yamaさんが歌う「存在証明」は今や日常に溶け込んだSNSの闇に焦点を当てた楽曲になっていたのではないでしょうか。

SNSに居場所を求め、のめり込んでしまった寂しさや虚しさをyamaさんの澄んだ歌声がストレートに優しく、力強く伝えてくれているような気がしました。

勿論、適度に使用すればSNSは非常に楽しいツールだと思うのでこれからも適度に楽しみ、もしも感情を持っていかれそうになったらこの「存在証明」を聴いて深呼吸をしようと思います!

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