今回は、大人気アーティスト・yamaさんの新曲「スモーキーヒロイン」の歌詞を紐解いていきたいと思います。
ゲスの極み乙女。、indigo la Endで知られる川谷絵音さんによるプロデュースの本楽曲は、11月24日に発売されるyamaさんのメジャー2ndシングル『Oz. / 世界は美しいはずなんだ / スモーキーヒロイン』に収録されます。
また、10月31日より放送開始となる、ABEMAのオリジナル恋愛番組『恋愛ドラマな恋がしたい~Kissing the tears away~』の主題歌に決定し、3シーズン連続の起用で注目を集めています。
番組の内容、楽曲コメントも合わせてご紹介します。
『恋愛ドラマな恋がしたい~Kissing the tears away~』
ABEMAオリジナル恋愛番組『恋愛ドラマな恋がしたい』(ドラ恋)シリーズは、2018年に放送が開始された人気シリーズです。
出演者である若手俳優が、キスシーンのあるドラマの撮影をしながら、本当の恋に落ちていく様子を映し出す恋愛リアリティー番組。
恋愛ドラマの主演を勝ち取るために相手役と練習を重ねる中で、演技からリアルへ変わる様子や、共演することで生まれる友情など、ドラマだけでは見ることが出来ない舞台裏の様子を見ることが出来ます。
今回放送される『恋愛ドラマな恋がしたい~Kissing the tears away~』は、シリーズ8作目となる番組で、出演者には、朝ドラ出演女優や現役慶大生、アーティストなど、個性豊かな俳優陣が勢ぞろいしている。
10月31日の放送が楽しみですね。
yama&川谷絵音 楽曲コメント
お二人のコメントをご紹介します!
「ドラ恋」シリーズに関われて光栄です。
「ドラ恋」ならではの、ドラマとリアルが交差するシリアスなムードを演出できる曲になったと思います。
yamaさんのすばらしい深みのある歌声を堪能してください。
yamaさんの書き下ろしたこの楽曲は、さわやかなメロディラインが友情や恋の始まりの予感など、これから始まりを迎える若手俳優たちの人間ドラマを表現したものになっているそうで、番組を更に盛り上げてくれそうですね。
yamaさんのコメントにある「新しい表現」にも注目です!
2ndシングル『Oz. / 世界は美しいはずなんだ / スモーキーヒロイン』
11月24日にリリースされるメジャー2枚目となるシングル『Oz. / 世界は美しいはずなんだ / スモーキーヒロイン』。
今回のシングルはトリプル・タイアップ・シングルとなっており、今回ご紹介する『スモーキーヒロイン』以外に、泣き虫☔さんが作詞作曲を担当したTVアニメ「王様ランキング」のエンディングテーマ『Oz.』、人気バンドACIDMANの大木伸夫さんがが楽曲プロデュースを担当した『世界は美しいはずなんだ』が収録されています。
初回特典映像には、TVアニメ「王様ランキング」の制作を手掛けたWIT STUDIOと、エンディングのアニメーションを担当しているAkino Fukujiが手掛けた「Oz.」のミュージック・ビデオが収録されています。

スモーキーヒロイン 歌詞考察

タイトルにもあるようにこの楽曲の主人公は女性です。
ヒロインになりたいと願う主人公。
「文字をなぞって」という歌詞は、ドラマを撮影しながら恋愛に発展していく『恋愛ドラマな恋がしたい』の内容を表現していますね。
ヒロインになって貴方を奪いたいという強い想いが表現されています。
「白む」というのは、夜明け前段々とあたりが明るくなってくる様子のことです。
ドラマの撮影に置き換えて考えてみると、「カット!」の掛け声がかかり、照明が明るくなる前に貴方を捕まえてキスをしたいという意味なのではないでしょうか?

この部分は、恋のライバルについて歌っています。
お互いの行動を読み合う恋敵と自分を花の種に喩えて表現。
どちらかの恋が実り花を咲かせると、もう片方を傷つけてしまいます。
そんな必ず片方を不幸にする種に水をやる日々、少し切なさを感じますが自分の恋心を止めることはできません。

ドラマ内では、普段の自分と異なる姿を演じます。
ドラマの台詞や演技で本心とは違った行動をしてしまう出演者たち。
本当の思いを伝えたいのに伝えられない、もどかしさを感じています。
いつか貴方という光がこちらを向いてくれたのなら、自分の花を咲かせて「本」=台本、「心」=自分の本心が一緒になった本当の私を魅せられるのにと思っています。
主人公が想いを打ち明けることは出来るのでしょうか?

ドラマ内ではキスシーンなどもありますが、どこまでその感情が続くのかは分かりません。
もしかすると、演技だからしているだけで本当は自分に気がないのだろうかと不安になっている姿が浮かびます。
今すぐ形になりたい=貴方と結ばれたいと願う主人公の強い想いが伝わってくる歌詞ですね。

ドラマ上で名演技と褒められても、本当の心は届きません。
自分の想いが伝わらない痛みからこそ恋が生まれるのだと言わんばかりの状況。
主人公のもどかしさ、貴方への強い恋心が表現されています。

貴方と演技しているときは、どうしても心が揺れてしまいます。
その心の揺れ、心の奥に秘めた想いが赤裸々に映し出された映像こそ『恋愛ドラマな恋がしたい』なのです。
「今は時の褒美」とは、貴方に本心を打ち明けられる特別な時間を表しているのでしょう。
そんなご褒美の時間も長くは続かず、すぐに演技の世界に巻き戻ってしまいます。
『恋愛ドラマな恋がしたい』の内容をしっかりと反映している部分ですね。
再度ヒロインになりたいと強く願う主人公。
ドラマの中だけでなく、貴方との物語でもヒロイン役を勝ち取り想いを伝えたいと歌っています。
タバコの煙のようにうねって揺らめいた心は、理想の告白ではなく綺麗じゃなかったけど、想いを伝えることはできたようです。
「アナーキー」とは、無政府状態、無秩序な状態を指す言葉ですが、「アナーキーな情緒」とは、貴方との間に秩序・理性・制限は要らない、ただ純粋に貴方に似合う女性になりたいのだという主人公の想いが表現されているように感じました。
「東が白むのを待つ間の声」とは、番組を見ている視聴者を指しているのでしょう。
東の空が白む=夜明け、二人の物語の始まりを待ち望んでいる人たちの声が聞こえてくるということなのでしょう。

ドラマの役ではなく「本当のヒロイン」になって、セリフという言葉ではなく自分の言葉で貴方を奪いたい。
自分の抑えられない想いを伝えたいという強い気持ちが歌詞に表れています。
「先は怖くて覗けないけど」という歌詞からは、想いを伝えた後の見えない未来に少し不安を感じていることが読み取れます。
その不安を取り払うほどの強い恋心、実ってほしいですね。

今は、セリフと本心がちぐはぐで辻褄が合わない花ですが、 これから貴方と一緒に過ごしていくうちに美しい花として咲き誇るのだという未来に対する希望が歌われています。
番組の内容をしっかりと取り入れ、登場人物の複雑な恋心を表現した素敵な楽曲でした!

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さいごに
いかがでしたか?
yamaさん、川谷絵音さんの今後の活躍からも目が離せません!
まさか三度目の主題歌を担当させてもらえるとは思っておらず、本当にうれしいです!
今回の「スモーキーヒロイン」という楽曲は、川谷絵音さんに書き下ろしていただきました。
ハラハラする展開や感情の変化を想像させるような彩度の高い、すばらしい楽曲を書いていただき光栄です。
新しい表現に挑戦できたので、楽しかったです。ぜひドラマとともに楽しんでください。