じわじわと知名度と人気を確立してきているシンガーソングライター菅原圭さん。
2023年6月には初めての配信ライブも決定し、精力的に音楽活動をされています。
そんな菅原圭さんが2023年5月10日にデジタルリリースされた「シャワールームランデブー」は菅原圭さんの優しい声と水中を思わせる音が心地よく聴き入ってしまうとSNSでも話題になっています!
今回は菅原圭さんの「シャワールームランデブー」の歌詞を考察してみたいと思います。
菅原圭さんとは
読み方は「すがわらけい」さんで、公表されていない情報が多く素顔の分かりづらいアーティストとなっていますが声を聴く限り女性で間違いないでしょう。
2020年11月に配信シングル「フライミfeat.PSYQUI」をリリースし、2023年5月現在ネット中心で活動されています。
小学生の頃から声を出す事がお好きで声優やナレーションに興味を持っていた菅原圭さん。
中学生ぐらいから興味は音楽へ移行し高校生の頃に曲を作り始めたそうです。
進路には悩んだそうですが、親御さんの希望もあって進学。
しかし勉学・バイトの日々となるとなかなか音楽の活動は難しくなっていき思い切って大学は辞めてしまったそうです!
優しい声からは少し離れた所にある決断力や潔さは菅原圭さんの魅力の一つなのかもしれません。
また、このまま音楽をやらなかったら後悔ばかりする嫌なおばちゃんになると思っていたことも決断した理由の一つだそうです。
私はこの考え方がとても好きで今からでも座右の銘にしたいと思いました。
自分の人生をしっかり責任もって自分のやりたい事を貫く姿が素敵ですね!

シャワールームランデブー 歌詞考察
夢の中であの子に何度もなっていた
出典:シャワールームランデブー / 作詞・作曲:菅原圭
それでも満たされない事 分からされるだけ
罪の無い夜 止めたシャワーが
何故か 落ちる雫に戸惑っていた
そう一滴 二滴 と泡になってく
割れる度 声が聞こえる
主人公の憧れているあの子。
正体は後々分かるとして、あの子は綺麗な心、優しい気持ち、素直な性格など主人公が欲しくて仕方ないものを沢山持っているのではないでしょうか。
だから、あの子になれる夢まで見てしまうのです。
それでも、夢から覚めた時現実に涙し満たされる事はない主人公。
落ちる雫とは涙の事ではないでしょうか。
一日の終わり、シャワーを浴びようとシャワールームに入ると何も身に付けていない主人公は心が解放されたような気持になり素直に涙を流す事が出来たのではと考えました。
主人公を包み込む泡がはじけるように割れる音が響くシャワールーム。
その音に導かれるように、心を開放する主人公の様子が私の中では思い浮かびました。
今夜はシャワールームランデブー
出典:シャワールームランデブー / 作詞・作曲:菅原圭
泡になった彼女が 寂しくないように
恋を語ろう
何もかも捨てて 遠くに行けたら
砂漠に浮かぶ月を見に行こう
楽曲名にも使われているランデブーはデートや好きな人と会うといった雰囲気に訳す事が出来ますが裸のままの自分と向き合う時間を、シャワールームランデブーと表現したのではないかというのが私の考えです。
泡になった彼女というフレーズで、私は童話の人魚姫を連想し彼女とは主人公の中にある綺麗な心、優しい気持ち、素直な性格である部分を指すのではと思いました。
つまり、最初に出てきたあの子は主人公が持つ普段人に見せない繊細な部分ではないでしょうか。
主人公は素直になりたいと、願っていると考えられますね。
砂漠=渇いた心、月=希望だったり楽しい事だと考えると、主人公を縛り付ける何もかもを捨てる事が出来た時楽しい日々が待っていると歌っているのではないでしょうか。
鱗を剥がした 彼女の話
出典:シャワールームランデブー / 作詞・作曲:菅原圭
ダイヤのように綺麗だったらしい
代わりに何を得たのかと
聞けないままに泡を割った
鱗を剥がしたとは主人公の弱い部分を守っている虚勢や素直になれない性格といったものを取っ払ったらという意味だと考えました。
何もない丸裸の彼女はダイヤの様に綺麗だった…主人公は知っているのです、自分の魅力に。
だけど、取り繕わずそのままで生きる事が怖いと考えているのではないでしょうか。
だから、素直な自分で生きた代価は何なのかと考える前に泡を割った=自分との対話を辞めてしまったのでしょう。
自信のない私の恋の話
笑えないの 隠さないと
本当のことは傷つくから
嘘ばかりを並べて 戻れないのだからシャワールームランデブー
出典:シャワールームランデブー / 作詞・作曲:菅原圭
嘘まみれ 私が 何度も何度も
汚しては隠した 心の傷を抱きしめたいの
些細な事と 笑わないで
声を失うほどに とても怖いの
今恋をしている主人公。
でも自分に自信が無いから、本当の自分を隠していないと「笑えない」のです。
嘘偽りで固めた自分は傷付かなくて楽、真実を見る事を辞めて嘘に嘘を重ねていたら、いつの間にか本当の自分に戻れなくなってしまったのではないでしょうか。
心の奥底にある傷を、自分で泥を塗ることで必死に隠している主人公。
こんな風に何も身に付けていないバスタイムぐらいは、その傷すら自分だと抱きしめてあげたいと自分を労わっています。
他人からみたら「そんな事?」と言われてしまうような時間ですが、主人公にとっては生きる為に必要な時間なのでしょう。
自分らしく生きる事は主人公にとって何も言えなくなる程に怖いことなのです。
今夜はシャワールームランデブー
出典:シャワールームランデブー / 作詞・作曲:菅原圭
泡になった彼女が 寂しくないように
恋を語ろう
何もかも捨てて 遠くに行けたら
砂漠に浮かぶ月を見に行こう
だから、シャワールームでもう一人の私とランデブー。
泡に包まれた彼女が寂しくないように楽しい恋のお話をしてあげる。
好きな人と結ばれたら、本当の自分になって遠くに旅立って、荒れた心に光る綺麗なものを探しに行きたいと思いを巡らせているのではないでしょうか。
シャワールームランデブー
泡になった彼女が
何度も何度も瞬いては
私の傷に沁みついてシャワールームランデブー
出典:シャワールームランデブー / 作詞・作曲:菅原圭
泡になった彼女に
何度も 何度も恋をしたの
泡になるほどの恋をしたの
泡を割るほどの恋をしたの
泡になった彼女=主人公の持つ優しく素直な部分は心の傷に沁みて痛いのでしょう。
優しく素直でいる事で主人公は傷付いた過去があるのかもしれませんし、そういった過去が原因で見せなくなった自分の一部を持っている方はたくさんいらっしゃるかもしれませんね。
それでも、そんな素敵な自分をもう一度表に出すことが出来たなら…と願う主人公。
泡になるほどの恋とは童話の人魚姫のように全てを捨てても構わないと思う程の恋。
泡を割る程の恋とは、想えば想う程に儚く消えていきそうな恋という意味ではないでしょうか。
主人公は不器用に生きながらも、精一杯の恋をしているのではと考察しました!

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さいごに
いかがでしょうか。
今回は菅原圭さんの「シャワールームランデブー」の歌詞を考察してみました。
自分に自信がない、不器用な生き方をしている主人公も、精一杯の恋をして真っすぐ生きているという穏やかなメロディーに合った優しいくも少し不思議な歌詞ではないでしょうか。
夢だった音楽の道を歩み始めた菅原圭さん、これからの活躍に期待ですね!