今回はOfficial髭男dismの新曲「Shower」を考察しようと思います!
Newアルバム「Editrial」8月18日リリース!!
2019年10月にリリースされたOfficial髭男dismの1stアルバムである「Traveler」から約1年10ヶ月ぶりのメジャー2枚目のアルバム「Editrial」がリリースされました!
このアルバムには、2020年2月にリリースされたTBS系火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』主題歌の「I LOVE…」以降、「HELLO」、「Laughter」、「Universe」、TVアニメ『東京リベンジャーズ』オープニング主題歌「Cry Baby」までのシングル曲ほか全14曲を収録しています。
今回のアルバムの収録曲はボーカル藤原以外のメンバーが作詞、作曲を手掛けた曲も複数あり、良い意味で髭男らしくない曲が楽しめるのではないでしょうか!

Shower 歌詞考察!
子供の頃の記憶

曲の冒頭では、子供の頃を懐かしんでいる様子が伺えます。
小さい頃、結露して曇った窓に指で絵を書いて遊んだことは誰しも経験があると思います。
ここの「消してもちゃんと残った名画」というのは、結露が取れた後も、自分の指でなぞった跡に指紋が残り続けている様子を表しているのだと思います。
そして、月日は流れ、結露に絵をかいて遊ぶようなことはいつの間にかしなくなってしまいました。
子供の頃の自分にとって、駄菓子やテレビゲームのない生活なんて考えられませんでした。しかし、いつの間にかそんな物必要のないおとなになってしまっています。
子供と大人に明確な境界線はなく、みんないつの間にかおとなになってしまって、子供だった頃の感情なんて忘れ去ってしまいます。
おとなになってからの変化

ここでは、主人公と「大切な人」との出会いを表しています。
出会いの季節である春、二人はそれ以前から知り合いだったのかもしれませんが、この日の夜に二人の間に明確な変化が訪れます。
子供の頃は男女の区別なく、みんなで鬼ごっこをしたりして遊んでいましたよね。
その時は、異性の方に触れても何も思わなかったはずです。
しかし、大人になった主人公は、肩が触れた瞬間にドキッとしてしまいました。
そういった感情が出てくるのも、おとなになった証拠なのかもしれませんね
シャワーから出てくるもの

あの春の日の夜から、二人の仲は親密になり付き合うことになったのでしょうか。
おとなになった男女は出会い、二人で幸せな生活を送ります。
しかし、付き合ってから何年もずっとラブラブなカップルというのはそう多くはありません。
倦怠期や些細な不満などから喧嘩が多くなったりもするでしょう。
ここでは、二人で一緒にお風呂に入った思い出を幸せを浴び合うと比喩しています。
今はもう、二人で浴びた幸せのシャワーの水は止まってしまったのでしょう。しかし、シャワーが止まったとしても、浴びたお湯の湯気は立ち上ってきます
昔のように、熱い幸せのシャワーを一緒に浴びなくなった二人は、湯気が登ってくるように、もう一度幸せを感じることができるのでしょうか?

「曇った窓を晴らし」というのは、子供からおとなになってしまった主人公自身を表現しているのではないでしょうか
また、「電車に揺られた二人」というのは、まだ車を運転することができなかった子供時代の二人のことでしょう。
そして、昔住んでいた部屋というのは、二人で一緒にシャワーを浴びた部屋のこと。
この部分は主人公自身、そして恋人との時間の流れ、そしてそれを懐かしむ様子が表現されています。

引っ越しをしたことがある人ならわかると思いますが、昔住んでいた家やその周辺を見ると、当時の記憶が蘇ってくるんです。
6畳という狭い部屋の中でも、二人は幸せに暮らしていました。「おかずウォーズ」とは、二人で今日の夕飯を決める言い合いを比喩したものでしょう。

マジックアワーとは、日没前の数十分のこと。この時間は、空が鮮やかなオレンジ色になったり空が紫がかったりします。
ここでは、その淡い太陽の光を「幸せ」と捉えているのではないでしょうか。
確かに、付き合ったときの幸せはシャワーを浴びるような刺激的なものでした。しかし、歳を取るにつれて幸せの種類は変化していくのでしょう。
ここでのシャワーは時間の流れを表しています。
二人の関係に不穏な影?

カップルや夫婦は一緒にいる時間が長くなるほど、良くも悪くも落ち着いていきます。
昔は当たり前のようにしていたことも、段々としなくなっていき、いつの間にか関係が冷え切っているということもあるでしょう。
ここは一見、主人公と恋人の関係が冷え切ってしまったかのように見えますが、次の歌詞を見るとそうではないことがわかります。

子供じみた二人は、大人の男女の変化をたどることはなかったようですね。
では、二人の今はどのような関係なのでしょうか?次の歌詞を見てみましょう
これからもずっと

名前を呼ばなくなったり、互いにイライラしたりという関係ではないものの、やはり二人もずっとラブラブというわけではありません。
主人公はもう一度シャワーを浴びようと問いかけます。
この歌において、シャワーとは幸せ、そして時間の流れを意味しています。
つまり、一緒にシャワーを浴びるとは、幸せな時間を共に過ごそう。という意味になるのではないでしょうか
また、シャワーが止まったあと、立ち上る湯気のように二人は形を変えても幸せを見つけることができるのではないでしょうか

おとなになってからであった二人でも、子供のように過ごすことはできます
「変わらないままで」とは子供の無邪気さや素直さを意味しています
「変わったままで」とは、子供のときにはわからなかった、大人の愛情ということでしょう
人は時間の流れとともに変化していきます。良い変化、悪い変化、どちらもあるとは思いますが、自分にとって大切なものは変わらないままでとっておきたいですね

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さいごに
今回はOfficial髭男dismさんのshowerを考察しました!
熱いシャワーとともに思い出を共有した二人。
時間の流れと人の変化がよく表された一曲でしたね!
この曲は2ndアルバムeditorialに収録されています。是非他の曲も聞いてみてくださいね!