今回は人気ロックバンド・クリープハイプの新曲「しょうもな」を歌詞考察しようと思います!
7月7日から放送されるドラマ『八月は夜のバッティングセンターで。』のオープニングテーマとして書き下ろされたこの楽曲。
ドラマの内容も合わせてご紹介します!
ドラマ『八月は夜のバッティングセンターで。』の内容を紹介!
各話に野球レジェンドが登場するこのドラマ。
記念すべき第一話には、元メジャーリーガーで現在は野球解説者を務める岡島秀樹さんが出演します。
クリープハイプ 楽曲コメント
オープニングテーマ『しょうもな』とエンディングテーマ『こんなに悲しいのに腹が鳴る』、どちらも担当しているクリープハイプは以下のようにコメントしています。
このような機会を頂けて、とても嬉しく思っています。
野球だけに限らず、もっとゾーンを広げて、生活を歌いました。
オープニングとエンディングで緩急をつけて、少しでも作品の力になれるよう、精一杯頑張ります。
野球らしく「緩急」をつけたという楽曲、どんな内容なのか楽しみですね!

しょうもな 歌詞考察!

緩急をつけたという主題歌。
オープニングの「しょうもな」は、主人公・夏葉舞のような若者の視点で描かれています。
冒頭の歌詞は、昭和生まれの大人たちに対する苛立ちや、呆れでしょうか。
ハラスメントという言葉が浸透した現代では、愛情の裏返しや「馬鹿だな」という言葉は通用しません。

尾崎世界観さんの言葉遊びが多く使われています。
浮気をしている男女を表現しているのでしょうか?
降りしきる雨の中、「坂」の途中で「傘」を広げて、お別れを分かろうとしている二人。
運命の赤い糸にはほど遠い、ただの線のような二人の関係はこれからどうなって行くのでしょうか?

野球だけに限らず、もっとゾーンを広げて、生活を歌ったと語る尾崎世界観さん。
連続するただの音とは音楽を表しているのではないでしょうか?
1つ1つには意味のないただの音をつなげて、私達に届く音楽。
最初は世間に認められるように歌っていましたが、今はこの音楽を聴いている一人一人に向かって呼びかけているのだ。
言葉ではなく、音で、聴いているあなたに届いてほしい想いを歌っているのだというメッセージが込められているように感じました。
この部分の歌詞は、クリープハイプの目指す音楽を表現しているのではないでしょうか?

夜空に光るきれいな星をきっと貴方も見ているだろうという、綺麗事を述べた詩は誰の心にも響きません。
言葉ではなく音、音楽で思いを届けたいという覚悟が表現されている歌詞ですね。

尾崎さんの考える「言葉」は「遊び」です。
ただの遊びなんだから、そこまで深く考えずに楽しく遊ぼうと呼びかけているように感じました。
後半の部分にも尾崎さんらしい言葉遊びが取り入れられていますね。

最後の部分では、自分たちの歌が世間様に届いて、一人でも多くの人を元気づけたいという想いが込められています。
言葉は所詮遊びで、クリープハイプの音楽は世間ではなく、聴いている一人一人に向けたものだけれど、続けていくことで、クリープハイプの音楽で元気を貰う人をひとりでも多くしたいという願いなのではないでしょうか?
個人を増やして、いつかは大勢集まった世間にも届くようなしょうもないけど大切な言葉遊びをしていきたいというメッセージソングのように聞こえました。

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さいごに
いかがでしたか?
言葉遊びが多用された面白い歌詞でしたね。
クリープハイプの今後にも注目です!
主人公の女子高生・夏葉舞が夏休みの間アルバイトをしているバッテイングセンターを舞台に、スイングを見ればその人の悩みがわかるという怪しい男・伊藤智弘とバッティングセンターに訪れた女性の悩みを解決していくストーリー。
「ライフ・イズ・ベースボール」という伊藤の合言葉とともに、野球場へワープし、元プロ野球選手の伊藤が、「野球論」で例えた独自の「人生論」で解決へと導いていく「ベースボール・ヒューマンドラマ」です。