今回は、人気バンド・DISH//の新曲「しわくちゃな雲を抱いて」の歌詞を考察します。
7月5日からスタートする新ドラマ『ユニコーンに乗って』の主題歌として書き下ろされた本楽曲。
風によって季節が移り変わる様子と人が歳を重ねてしわくちゃになっていく様子をかけ合わせてタイトルを付けたそうです。
歌詞はどんな内容になっているのか?
ドラマの内容、楽曲コメントと合わせてみていきましょう!
ドラマ『ユニコーンに乗って』
7月5日から放送が開始される、永野芽郁さん主演の新ドラマ。
ユニコーン企業になるべく奮闘するCEOを永野さんが熱演します。
ユニコーン企業 → 評価額が10億ドル以上(1ドル110円換算で1,100億円)、設立10年以内の非上場のベンチャー企業を指す言葉。
ベンチャー企業経営の悩み、葛藤を描いた新ドラマ。
どのようなストーリーが展開していくのか楽しみですね。
楽曲コメント
火曜ドラマ枠にDISH//として主題歌で関わらせていただくことができて凄くうれしいです。
台本を読んでみて、今の10代から社会人になって、夢に向かってステップアップしていく姿がしっかりと描かれているのを感じて、今のこの世の中に必要なすごく明るい光や希望みたいなエネルギーがある作品だなと思いました。
「しわくちゃな雲を抱いて」は、“風”からインスピレーションを受けて作りました。少しずつ世の中に風が流れていろんな明るい未来が見えてきた時期だと思うので、夢や希望という大きく明るいメッセージを伝えるこのドラマの主題歌を担当させていただけて光栄です。
共にこのドラマの風を吹かせてみなさんの心を晴れさせるお手伝いができたらいいなと思います。
夢に向かって頑張る若者にフォーカスしたドラマ作品に、若者からの人気を集めるDISH//が、どのような楽曲を送るのか、曲の公開が楽しみです!

しわくちゃな雲を抱いて 歌詞考察
風が通り過ぎて少し泣けてきた
けど 大人の事情もあるのよ作り笑いが顔に張り付いている
こんなはずじゃなかったのに恋より愛とか友より情とかわからないよ
貴方だけを掴んで離してやらないさ
この曲では、10代から社会人になって、社会に揉まれる主人公の成長が描かれていると感じました。
冒頭では、吹き抜ける風を感じながら、一筋の涙をこぼす主人公の姿が歌われます。
子供の頃に想像していた大人の姿とは違い、作り笑いを浮かべ、なんとか毎日を過ごす主人公。
”大人の事情もあるのよ” という歌詞から、理不尽な思いをしても、ぐっと堪えて自分を押し殺している主人公の様子が浮かんできます。
“恋より愛とか友より情とか” 何が正解なのかわからない世の中で、大切な存在である貴方のことは絶対に離さない。
主人公の貴方へ対する想いの強さが伝わってきますね。
しわくちゃな雲を抱いて
流れていく 泣かないよ
大丈夫。ほら、やりたいようにやれば太陽
しわくちゃに笑おうよ
幸せにならなくちゃ
髪が靡けば 追い風に乗れる
あの頃のように。
タイトル『しわくちゃな雲を抱いて』には、「歳をとってしわくちゃになった時、人生楽しかったなって笑いたい」という想いが込められているそうです。
嫌なことも、辛いことも、時間が経てば雲のように風で流れていく。
自分のやりたいことを突き詰め続ければ、きっと雲間から太陽が差し込むから ”大丈夫。”
追い風を受けて、自由に走り回っていた子供の頃のように、失敗を恐れず、チャレンジしようというメッセージが込められているように感じました。
スタートアップのCEOとしてユニコーン企業を目指すドラマの主人公とも重なりますね。
不意に落書きばかりが見慣れない日もあるさ
余裕あるふりをするのよ
コーヒーの染みが 夢見心地に広がって
甘ったるい愚痴もたまにね
恋に伴って愛情がなけりゃ繫げないよ
あなただけと手が絡んで離れてやらないさ
“不意に落書きばかりが見慣れない日もあるさ”
この部分はドラマの主人公である佐奈の心情を表しているのではないでしょうか?
独学で起業し、ビジネスパートナーである功と共に奮闘している佐奈ですが、経験や知識という面ではベテラン経営者には及びません。
落書きとは、佐奈にとって、未だ経験したことのない未知のもの、よく分からないものを指しているように思いました。
また、年齢によって、下に見られてしまうことも少なくない若手経営者。
“余裕あるふりをするのよ” という歌詞は、そうした人になめられないように気を張っている様子を歌っているように感じました。
仕事だけでなく、恋愛も絡み合う今回のドラマ。
“甘ったるい愚痴” = 恋愛の悩みを指しているように思います。
どんなに仕事が忙しくても、恋愛もきっちりしたいという主人公の性格が表現されているように感じました。
しわくちゃな雲を抱いて
流れていく泣かないよ
大丈夫。ほら、やりたいようにやれば太陽
しわくちゃになった未来も
幸せって笑いたいよ
鬟が靡けば追い風に乗れる
あの頃のように。
サビは繰り返しになりますが、風にのって流れていく人生を、精一杯好きなように生きようというメッセージが込められています。
しわくちゃになるまで皆と幸せに笑って暮らしたい。
これは、ドラマの主人公だけでなく、DISH//自身にも当てはまるのではないでしょうか?
いつも応援してくれるファンと、これからも一緒に頑張りたい、しわくちゃになるまで一緒に過ごしたいという想いが込められているように感じました。

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さいごに
いかがでしたか?
ドラマの背景がありつつも、しっかりとしたメッセージが込められた素敵な楽曲でした。
これからの活躍も要チェックです!
成川佐奈(永野芽郁)は教育系アプリを手掛ける「ドリームポニー」のCEO。
10年以内にユニコーン企業となり、世界中の人々が利用できるようなビジネスにすることを目標に日々奮闘中だが、売上・技術ともに行き詰まる日々に焦りを感じていた。
現状を変えるため、共同創設者の須崎(杉野遥亮)から、即戦力となる人員の補充のための求人募集を提案された佐奈は、早速面接を行うことに。
面接にやってきたのは、自分たちと一回りも年が離れ、プログラミング経験もない中年サラリーマン・小鳥智志(西島秀俊)だった。
お世辞にも即戦力とは言い難い小鳥だったが、佐奈は面接での小鳥のことばを振り切ることが出来ずにいた。