今回は、人気バンド・クリープハイプの新曲「しらす」の歌詞を考察していきます!
12月8日リリースのニューアルバム『夜にしがみついて、朝で溶かして』に収録されている本楽曲。
タイトルが印象的ですが、歌詞にはどんな意味が隠されているのでしょうか?
アルバムの情報とともに、見ていきましょう!
ニューアルバム『夜にしがみついて、朝で溶かして』
クリープハイプにとって約3年3ヶ月ぶりとなるメジャー6thアルバム。
映画『ちょっと思い出しただけ』の主題歌「ナイトオンザプラネット」をはじめ、過去最多となる全15曲が収録されます。
アルバムジャケットは、前作『泣きたくなるほど嬉しい日々に』のジャケットや、ボーカル・尾崎世界観さんの小説『母影』の装丁を担当した寄藤文平さんが手掛けています。
しらす 歌詞考察
「しらす」という特徴的なタイトルのこの楽曲は、全体を通して食への感謝が歌われています。
クリープハイプの尾崎世界観さんがキャストを務めるテレビ番組『セブンルール』の11月9日放送回では、全てのメニューにしらすを使う、しらす専門店「土佐しらす食堂二万匹」店主・岩本梨沙さんが取り上げられました。
番組内で試食した「禁断のしらすバター丼」の美味しさに感動していた尾崎さん。
作詞作曲を担当した長谷川カオナシさんは、その話を聞いて「しらす」を制作したのかもしれません。
お腹を空かせて帰宅する帰り道、晩御飯にはしらすご飯が用意されていたのでしょう。
しらすの小さな眼の中に、宇宙を感じたのかもしれません。
『一寸の虫にも五分の魂』どんなに小さな生き物であっても、一生懸命に生きているのだから侮ってはならないということわざです。
一匹一匹は小さなしらすにも五分の魂が宿っています。
同じくお米の一粒にも七福神と呼ばれる神様が宿っていると言われています。
どんなに小さなものでも、一つ一つを残さず食べようという主人公の思いが描かれています。
日々のご飯に感謝する主人公。
温かいごはんを食べ、布団に入って眠れる日常にありがたみを感じています。
忙しい日常の中で、つい忘れてしまいがちですが、大切なことですね。
「僕に流れる天の川」は、体中を駆け巡る血流のことを表しているのでしょう。
しらすの匂いにつられ、飼い猫が近寄ってきたようです。
自分の周りの存在の幸福を願う主人公の優しい性格が伝わってきます。
「愛でねばならね」=愛じゃないといけない。
人間も猫も毎日お腹が空きます。
自分たちもしらすと同じように五分の魂を持って生きているんだ。
日常の中にあふれる愛を感じながら、一日一日を大切に生きていこうという主人公の想いが読み取れます。
美味しいご飯を食べ、ゆっくり眠って回復した主人公は、再び進み始めます。
疲れたときは、立ち止まっても良いのです。
最後の天の川は、天国を表しているのかもしれません。
人生の終わりに向かって進んでゆく人々。
「旅の終わりに謝りに行こう」の「謝り」は、謝罪という意味よりも「感謝」という意味が強いように感じました。
人間は生きるために、多くの生き物たちの命を頂いています。
旅の最後、これまで食べてきた生き物たちに出会った時「ご馳走様」と感謝しようと呼びかけているように感じました。
食を通して、生きることへの感謝を表現した素敵な楽曲ですね。
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さいごに
いかがでしたか?
早く音源を聴きたいですね、アルバムのリリースが楽しみです!
クリープハイプのこれからの活躍から目が離せません!