今回は、人気シンガーソングライター・あいみょんさんの新曲「神秘の領域へ」の歌詞を考察していきたいと思います。
8月17日にリリースされる4枚目アルバム『瞳へ落ちるよレコード』に収録されている本楽曲。
歌詞にはどんな想いが込められているのでしょうか?
アルバムの情報と合わせて見ていきましょう!
アルバム『瞳へ落ちるよレコード』
2020年9月にリリースされた3rdアルバム『おいしいパスタがあると聞いて』から、約2年ぶりとなるアルバム。
ABEMAの人気恋愛番組「恋とオオカミには騙されない」の主題歌『桜が降る夜は』や、ドラマ「婚姻届に判を捺しただけですが」の主題歌『ハート』など、話題作が多数収録されています。
- 双葉 NHK「あいみょん18祭」テーマソング
- スーパーガール
- 姿
- 初恋が泣いている ドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの?」主題歌
- 君のこゝろ
- 3636
- 強くなっちゃったんだ、ブルー
- 桜が降る夜は ABEMA「恋とオオカミには騙されない」主題歌
- ペルソナの記憶
- 神秘の領域へ
- ハート ドラマ「婚姻届に判を捺しただけですが」主題歌
- インタビュー
- 愛を知るまでは ドラマ「コントが始まる」主題歌
アートディレクション&映像ディレクションは、過去作に続き、とんだ林蘭さんが担当しています。
アルバムの発売が楽しみですね!

神秘の領域へ 歌詞考察
白のパンツを
青春と名付けて被ってしまった
青く波打つ海が見えた気がした白のブラジャーを
出典:神秘の領域へ / 作詞・作曲:あいみょん
若気の至りと被ってしまった
ピンクのあの華に手が届く気がした
歌い出しからも分かりますが、この楽曲はセックスについて歌った官能ソングです。
アルバム紹介ページのインタビューでは、「若気の至り」をテーマに作成した楽曲で、ギターやハモのラインをあえて崩してポンコツ感を表現したそう。
”白のパンツを 青春と名付けて被ってしまった”
“白のブラジャーを 若気の至りと被ってしまった”
と、主人公の幼さが読み取れます。
”ピンクのあの華に手が届く気がした” という歌詞も女性器を指しているのですが、あいみょんの官能ソングは、いやらしくないのが不思議ですね。
君のね、その君の目
奥の奥あたり冒険してさ
神秘の領域へ愛したいよもっと
出典:神秘の領域へ / 作詞・作曲:あいみょん
もっと 怖いくらい
君の隅々に頬をすり寄せて
曲がり角にちょっと
ちょっと 期待して
神秘の領域へ
男女が交わって”神秘の領域へ”。
主人公にとって、君が大切な存在であることが分かります。
“君の隅々に頬をすり寄せて” という歌詞からも、2人が絡み合っている様子が伝わってきます。
あいみょんさんのセックスソングとして有名なものは「マシマロ」がありますが、今回の「神秘の領域へ」も同じくらい官能的な表現が使われています。
もしかすると「マシマロ」で初体験をした主人公のその後が描かれているのかもしれませんね。
クロと名付けた猫ちゃんを
あっちゅうま 逃がしてしまった
緑揺れるその自由を手に入れた君のね、その黄色のね
おへその渦に甘えてみたいのだ
神秘を料理してアレしたいよもっと
出典:神秘の領域へ / 作詞・作曲:あいみょん
もっと したい
夢占いでは、黒猫が逃げる夢を「トラブルからの解放」「問題が解消する」という意味で解釈します。
クロと名付けた猫が、ほんとに黒猫なのかは分かりません。
ただ、歌詞の意味として当てはめると、君とのセックスで問題が吹き飛んでしまった、細かいことなどどうでも良くなった、という意味になるのではないでしょうか?
逃げた先の緑の草木が揺れている庭先。
続く “自由を手に入れた” という歌詞からも、悩みから解放された主人公の姿を想像することができます。
君のおへそに顔を埋めて甘えてみたい。
主人公の性への興味が歌われています。
暗い部屋の隅々に桃の香りを撒き
まぐれでいいからと
カラッとした声で
新規の領域へ狂った時計で
その全てを巻き戻して君のね、その息の根
出典:神秘の領域へ / 作詞・作曲:あいみょん
始まった時に戻ってみてさ
神秘の領域へ
桃のフレグランスが香る暗い部屋でセックスをする2人。
“まぐれでいいからと カラッとした声で 新規の領域へ”
性に興味津々な主人公の姿が、あいみょんさんらしい歌詞で表現されています。
“君のね、その息の根 始まった時に戻ってみてさ” という歌詞は、君の生まれた時に戻って、つまり、裸に戻ってという意味でしょう。
直接的な描写を避けつつ、行為の描写をしているのは、さすがあいみょんさんですね。
愛したいよもっと
出典:神秘の領域へ / 作詞・作曲:あいみょん
もっと 怖いくらい
君の隅々に頬をすり寄せて
曲がり角にちょっと
ちょっと 期待して
神秘の領域へ
神秘を超越して
神秘の領域へ
サビは似ていますが、ここで全体の歌詞を振り返ってみましょう。
この曲で印象的なのが、歌詞に登場する色です。
「白のパンツ/ブラジャー」「青く波打つ海」「ピンクのあの華/桃の香り」「クロと名付けた猫ちゃん」「緑揺れるその自由」「君のね、その黄色のね」と意図的に色が散りばめられていますね。
個人的な解釈ですが、これはセックスは人それぞれ違う、十人十色なのだというメッセージを込めているのではないかと感じました。
『マシマロ』では、女性の胸をマシュマロに喩え、真っ白なものを汚す男性の初体験が描かれていました。
そこから時間が経ち、色々な経験をしてきた主人公を、歌詞にある様々な色で表現しているのではないかと感じました。
あいみょんさんらしさが詰まった素敵な楽曲、ライブで聴くのが楽しみですね!

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さいごに
いかがでしたか?
これからのあいみょんさんの活躍から目が離せません!