今回は、北海道在住の3ピースロックバンド、KALMAの新曲、「親友」の歌詞を考察していきたいと思います。
メンバー全員が2000年代生まれの二十歳というこれからの音楽シーンを担う存在である彼らの活動に注目です!
「恋人」との連動曲
親友は、ボーカル畑山悠月の実際の友人を題材にした曲であり、”親友”という存在の大きさや感謝の気持を歌った曲です。
そして、この曲はもう一つのシングル「恋人」と連動した歌詞になっています。
両楽曲に共通して、大切な人の存在、そしてストレートなメッセージが込められており、配信ジャケットのデザインも連動しています。
ぜひ、これらの楽曲を聴き比べてみてくださいね
「親友」 歌詞考察
それでは歌詞を考察していきましょう!
何気ない日常
この曲は、ボーカルの畑山さんが高校時代の体験をもとに作られた曲だと考えられます。
皆さんには「親友」と呼べる人はいるでしょうか?
小、中、高は毎日学校があるので、毎日会う友達がいます。帰り道が同じ友達とは自然と仲が良くなって行くものです。
無二の親友となると会話なんて必要じゃなく、何も喋らなくても心が通じ合うのかもしれません。
家の近い友達、クラスの友達、部活の友達でそれぞれ、自分の見る景色に映り込む友人はいつも同じです。
幸せとは何なのか
思春期には、自分を見失ってしまうこともあるでしょう。
これは誰もが経験することですが、そんなとき、相談に乗ってくれるのが友達です。
自分自身のことでも、自分では気づかないことに意外と友達は気づいていたりするものです。
作詞をした畑山さんもそのような経験があったのでしょう。
おとなになってからできる友人も大事ですが、思春期の複雑な時期を共に過ごした仲間は、特別な存在になるはずです。
親友とはいえど、24時間一緒にいるわけではありません。
それぞれを取り巻く環境は徐々に変化していくものでしょう。
ここでの「大事な人」とは彼女のことでしょうか。
彼女ができても、友人と過ごす時間がなくなるわけではありません。
親友との関係性はそう簡単に崩れるものではありません。
「今」の幸せに気づくことができるのか
「幸せ」とは何でしょうか。
お金持ちになること。就きたい職業に就くこと。美人と結婚すること。子供ができること。上げればきりがないですが、それを達成したとしても、私たちは新しい幸せを探し続けるでしょう。
毎日三食食べられない生活をしている人からしたら、私たちの生活は幸せそのものでしょう。
しかし、ご飯を食べるたびに「幸せだな」と感じられる人は少ないです
また、中高生は小学生をみて、毎日外で遊べて幸せだったな。社会人は学生を見て、仕事をしなくていいなんて幸せだったな。高齢者は若い人をみて、自由に体を動かせて幸せだったな。と思うでしょう。
未来も過去も幸せに溢れているはずなのに、「今」の幸せは感じづらいです。
親友と馬鹿話をして大笑いする日々も、幸せだと気付けるのはその先です。
ここでの目的地は「幸せ」のことなのでしょうか
同じ「幸せ」を求める人でもそこにたどりつくまでの過程は大きく異ります。
「いき方」は「行き方」と「生き方」の二通りの解釈ができます。
それぞれが自分の信じた「いき方」で幸せを模索しているのです。
今、一緒に過ごしてくれる人がいる幸せに気付ける人はそう多くはないでしょう。
「失ってから大切さに気づいた」なんて失恋後によく聞くセリフですが、別れた原因はその大切さに気づけていなかったからに違いありません。
親友にしても同じです。進学や就職をして、疎遠になってしまった友達は誰にでもいます。
あの時感謝を伝えておけばよかった。なんて後悔したくないですよね。
改めて、今の自分の幸せは何なのか。見つめ直すといいかもしれません。
「ありがとね」親友に語りかけるようにこの曲は終わります。
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さいごに
幸せとは何なのか。親友とは何なのかについて、深く考えさせてくれる曲でしたね。
みなさんも、今時分の周りにいてくれている人に感謝の気持を伝えましょう。