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2018年12月に発表された『新世界』。
ロッテ創業70周年記念スペシャルアニメーション『ベイビーアイラブユーだぜ』のテーマソングに起用されており、アルバム「aurora arc」に収録されています。
MVもロッテのお菓子が登場し、東京の街を舞台にした等身大のラブソングを想起させるアニメーション仕立てになっています。
搾りたての果実のようなうるわしさを湛えた『新世界』。BUMP OF CHICKENには珍しいアップテンポな曲調も魅力の一つ。
一体どのような歌詞なのでしょうか?考察してゆきます。

『新世界』歌詞考察
意味を貰った日

説明するまでもなく、この曲は「君」へのラブレターのような存在。
「君」に出会った事実そのものが、主人公の生きる意味になったという意味でしょう。
”世界がなんでこんなにも美しいのか分かったから”
主人公は、「君」に出会ったことで世界の豊かな色、景色に気付いたのでしょう。
それを”プレゼントを開ける前の気分”と表現されているのは何と言っても可愛らしいですね。
喜怒哀楽をぜんぶ抱きしめる

好きな人といるというのはとっても楽しくて喜ばしいこと。
でも時には、怒ったり泣いたりと相手のネガティブな感情にも付き合わざるを得ない時もあります。
でもそのようなことも”そんな汚れ”と一蹴してします恋心の軽やかさが感じられる歌詞です。
「君」といれば、どんな感情でも幸せ。
”ちゃんと今日も目が覚めたのは 君と笑うためなんだよ”
この歌詞から、主人公がありったけの愛情をもって「君」との日々を抱きしめているのが分かります。
世界の正しさよりも・・・

いろいろな人と比較して劣等感を抱いてしまう経験は誰にもあること。
しかし、主人公はそんな経験なんかへっちゃらな様子。
「君」といられることで充分に一等賞だと宣言しています。
大事な人といる喜びは、時に、世界の正しさを凌駕してしまうことがあります。
”世界はシャボン玉で運よく消えてないだけ”
この歌詞からは、人と人のつながりや、感情や存在そのものの儚さを表現しているようにも思えます。
しかしその儚さを前にしても、素直さで乗り切っていこうとする主人公の強さも垣間見れます。
「僕」を照らす存在

もう主人公の「僕」には、雨の日なんてありません。
「君」という太陽がいれば、どんな時も晴れだからです。
”抜け殻になるまで”とは死ぬ日までのことでしょうか?
人生をかけて「君」にぶつかってゆく主人公の姿が眩しいほどです。
「好き」とは死ぬほどの覚悟

”もう一度眠ったら 起きられないかも”
これは怖い歌詞ではありません。きっと、「いつ死んでも良い」というほどに今この瞬間に「君を愛する」という意味だと思います。
その一瞬一瞬に命を懸けているからこそ、輝きは放たれてしまうのでしょう。
それは”もう一度起きたら君がいないかも”という思いを怖さを消すためなのだと思います。
人間はいついなくなってしまうか分かりません。
だからこそ、めいいっぱい今この時に目の前の人を大事にしたいという深いメッセージが隠されています。
「君」がいる宇宙ごと抱きしめる

たまにはケンカや仲違いをしてしまうのも人間。
仲直りを通して、さらに絆を深めてゆきます。
いつか老いて死んでしまう日があっても、その先の未来も一緒にいようという約束もなされています。
”昨日が愛しくなかったのは そこにいたからなんだよ”という歌詞からは、ふたりが物理的にも近い場所に一緒にいることが想像されます。
ずっと一緒にいる喜びがぎゅっと詰まっている歌詞です。
アイラブユーだぜ

楽曲中、時折挟まれる”アイラブユーだぜ”の言葉。
こちらが恥ずかしくなるほどに反復されています。
好きな人がいることは、ここまで人の心を愉快で幸せにさせるものだと思わせる最後です。

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おわりに
いかがでしたか?
BUMP OF CHICKENにしてはめずらしい程にポップで軽快なラブソング。
ぜひ幸せな気分の時に、さらなる幸せをつかむために聴いてみて欲しい楽曲です!