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惜春【My Hair is Bad】の歌詞を考察!Vo.椎木の考察も踏まえて解釈!

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My Hair is Badが2017年11月に発表したアルバム『hadaka.e.p』の収録曲『惜春』

「惜春」とは”春の過ぎて行くのを惜しむ”のを意味する言葉で、その通り、過去を惜しむ青春振り返りソングです。

『惜春』のMVは当初、ファンタスティックホームランツアーの特設サイトでの限定公開になっていました。

しかしその後、Youtubeの公式サイトで誰でも閲覧可能に!

ほとばしるライブ感を味わえる臨場感のあるMVなので、ぜひ一度観てみてください!

さらにボーカルの椎木さんは自身のtwitterで『惜春』に関する歌詞への想い・解釈を綴っています。

多様な解釈を持ち、聴く人のそれぞれの青春を背負う『惜春』。

歌詞を独自に考察していきます!

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『惜春』歌詞考察

置いていかれる気持ちを持て余して

味のないフライを砕いたまま
薄い茶を交わしていた
夏日報道に金魚は浮いていた
周りはセックスやドラッグたちとよく遊んでいた
大人になったような気がしていた
僕らは笑ったって 写真に残したって
いつかはどこかへ忘れてしまうんだ

定食屋さんでのワンシーン。

主人公はアジフライをつつきながら、お茶をすすっています。

この描写からも、主人公がぼんやりとした空虚感を抱きながら生きていることが想像つきます。

夏日報道=騒がしい世間

浮いた金魚=世間からおいてきぼりにされた自分

このようなメタファーが用いられているのでしょう。ぎゅっと孤独が胸を締め付けます。

”周りはセックスやドラッグたちとよく遊んでいた”

主人公の友人たちはちょっと危険な大人の遊びをしているのでしょう。

しかし主人公はその誘いには乗らずに、彼らをどこか軽蔑しながら、ゆったりとした自分の時間の使い方に感慨深さを体感します。

椎木さんはこの歌詞に関し「いつの間にか大人になったんだな」という言葉を添えています。

過ぎてしまった日々は写真に残っていたとしても、いずれ忘れてしまう儚さに思いを馳せているようです。

自己中心な私たち

虫の様に坂に溜まっていた
肺に愛を濾していた
週末になるとみんな踊っていた
彼女は既読と約束を一々欲しがった
駅でするキスの味を覚えていた
僕らはいつだって 自らを愛していて
本当はほとんどもうどうでもよかったんだ

主人公は過去を振り返ります。

”虫のように坂に溜まっていた”とは、クラブの描写だと椎木さんは語ります。

真っ暗な夜の街頭に虫が集まる汚さ・おぞましさと重ねているかのようです。

”彼女は既読と約束を一々欲しがった”

騒々しいクラブの中でできた恋愛関係のことも振り返る主人公。

「LINEの既読はすぐに付けて欲しい」「返信はすぐに欲しい」—。

わがままで自分のことしか愛していなかった彼女。そんな彼女の機嫌を取るために渋々と駅でキスをしていたあの時を思い出しています。

わがままな彼女。そんな彼女に暇つぶしで構う自分。踊り狂う人々。

その時は楽しくても後から考えると「よく分からない過去」ってありますよね?

それと同じように、皆が皆、自分のことしか愛していなかった事実に、冷静になる主人公がいます。

どうせ空っぽな心

僕はついにもうやめてしまったんだ
本当にもう面倒くさくなった
YouTubeかなんか流したまんま
目を瞑っていた
そしてそのまま眠ってしまっていた

どんなに人が集まる場所に行っても、帰ったら一人。

空虚感に襲われた主人公は、誰かと騒ぐのを辞めようと決意したのでしょう。

どうせ寂しくなって、空っぽになるのを知ってしまった主人公が全てが「面倒」になります。

空虚感に襲われたまま動画を観たりなんかしているうちに、ふと眠りについてしまう。

どうしても人生そのものを見ているような恐怖に苛まれてならない歌詞です。

死の間際で生を惜しむ

白い布を羽織っていた 不思議な感じだった
周りに続いて沖へ歩いていた
急に爆音で木琴が鳴って呼吸を失った
ソファで目覚めた
ふとみると君からの着信だった
僕らはいつだって 勘違いばっかで
幸せはいつだってそのおかげだったんだ

”白い布を羽織っていた 不思議な感じだった”

椎木さん曰くこの描写は、「三途の川を渡るイメージ=死」だそうです。

死に近い夢の中で、周りの人々と一緒に死に向かいそうになった時。

主人公は”君からの着信”で目覚め、この世に帰って来れて安心します。

本当に死にかけていたのかは定かではありませんが「生きる意味を見失っていた」というのは確かでしょう。

主人公は、踊り狂うクラブの人間や、わがままな彼女を冷徹な視線で見ていました。

しかしそんなたいしたことのない日常・出来事こそが、自分の幸せでもあったのを知ります。

「寂しい」なんて思える心すらも、勘違いのようだけれども生きている証なんだと実感するのです。

思い出す過去が幸せであるためには

追い風を追い抜いてゆくように
思い通り遠い方に行こう
あの雲切り裂く大胆なイメージで
思い出しても辛くないように
荷物で重たくないように
僕らはいつも わざと置いていて
忘れてしまうんだ

だから忘れる為に先を急ぐんだ

こうして見ると定食屋さんの時から、主人公は過去の青春を「皮肉的」に捉えていました。

でも、これからは過去を惜しめるように時間を過ごそうと思い始めます。

思い出す過去が美しいものであるように、辛くない瞬間だけを思い出せるように、と。

ここから主人公の「惜春」は始まるように思います。

どうしようもな青春を送った主人公にとって、振り返る過去はやはり重たく辛いものだったのでしょう。

でも一度「死」を体感した今となっては、主人公なりの充実した時間を送れるようにといった強い気持ちを感じられます。

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おわりに

いかがでしたか?

青春がすべてさわやかなものであるとは限りません。人間の仄暗い部分を切り取った描写が秀逸な『惜春』。後ろ向きに歩く人の味方になる歌詞です。

皮肉的な気分になった時に、寄り添ってくれる楽曲になること間違いなしでしょう。

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