桜が降る夜は【あいみょん】歌詞の意味を考察! 桜のように散る、儚くエモい恋心を描く!

今回は2021年2月17日にリリースされたあいみょんさんの新曲、「桜が降る夜は」の歌詞を考察していこうと思います!

出会いと別れの季節である春にピッタリのこの曲、一体どういう歌詞なのでしょうか。一緒に見ていきましょう!

ABEMAオリジナル「恋とオオカミには騙されない」主題歌として話題に!

現役高校生たちの恋愛模様を描くこのシリーズ。

特徴はなんと言っても本気で恋愛をしているメンバーの中に、恋をしない”嘘つき”オオカミが潜んでいるというもの。

視聴者は誰がオオカミなのか、予想しながら見ることでとても緊張感のある作品になっています。

あいみょんさん コメント

あいみょんさんはこの曲について、公式ホームページにてこの様にコメントを残しています。

新しい色に染まってみました。

ひとひらも桜は降ってないけど、一人の桜は咲いていると思います。

春の嵐と一緒にあの人の気持ちも飛ばされてしまったのかな、とか。

春の桜と一緒にあの人の心も別の色に染まってしまったのかな、とか。

あの時の春、これからの春。

それぞれの春がきっとあるよねぇ。出会いと別れの春って言うもんなぁ。

と、新宿の街で思いました。

春は、目も鼻も、心も痒いです。

                         あいみょん「桜が降る夜は」ホームページより引用

さすがあいみょんさん、コメントも詩的で感慨深いですね。

特に、最後の「春は、目も鼻も、心も痒いです。」という部分。目と鼻は花粉で痒くなるものですが、心を痒くさせる要因は一体何なのでしょうか。

その答えもこの曲の中にあるのかもしれませんね。

それではさっそく、歌詞を見ていきましょう!

あいみょん【桜が降る夜は】 歌詞考察

MVに桜が写っていないのは、あいみょんさんが自ら桜をイメージしているからなのだそう。

言われてみれば、あいみょんさんの服は、茶色・緑色・ピンク色で、桜カラーですね。

貴方との忘れられない思い出

「4月の夜はまだ少し肌寒いね」
そう語り合う 微妙な距離の2人
どこかで聞いた噂話に悩まされて
危険な道ほど進みたくなる私

この曲の主人公は恋をしている女の子。しかし、それは順調な恋ではないようです。

4月の夜はまだ少し肌寒いね。なんてありきたりな会話をする二人。これは女の子が言った言葉なのでしょう。

寒い季節は人肌が恋しくなります。貴方に触れたい。けれど、まだ二人はそんな関係ではありません。

ここでの噂話とは、「実は彼女がいる」とか「別に好きな人がいるかも」といったその男性の恋模様の噂のことでしょう。

信憑性の低い噂であっても、恋する女の子にとってはとても重要で、不安になってしまいます。

誰かに取られる前に、私が思いを伝えないと。とモテる男性を好きになってしまった後が大変ですよね。

しかし、危険な道(ここではモテる男性)ほど、好きになってしまうものなのでしょう。

だけど
声に乗せたい気持ちが
冷たい風に流され
ざわつく川沿いをなぞり歩く

ここで浮かんでくる情景は、冷たい風が吹く4月の川沿い。桜並木をあるく男女。しかし、夜桜は風に煽られ、すこし冷たい印象が伝わってきますね。

相手は自分のことをどう思っているのだろう。嫌われていないかな。この関係を壊したくないな。など、恋をしているときはとても不安な気持ちになりがちです。

思いを伝えたいけれど、勇気が出ない。という感情はおおくの人が体験したことがあるのではないでしょうか。

声に出なかった思いは風に乗り、どこかに飛んでいってしまいます。

これは「恋とオオカミ」とリンクしていますね。

自分が恋をしている人がもしかしたらオオカミかもしれない。そんな不安の中でも、好きという気持ちは抑えることができません。

伝えたいけれど、伝えられない。切ない恋心がえがかれています。

恋心に理由は無い

桜が降る夜は
貴方に会いたい、と思います
どうして?と聞かれても
わからないのが恋で
この体ごと貴方に恋してる
それだけはわかるのです

ここでは、二人で桜並木を歩いた日から時間がたった後の様子がわかります。

結局、思いを伝えることはできなかったのでしょう。しかし、恋心は増すばかりです。

桜の降る中で二人で歩いた記憶は淡く、切なくも、とても大切な思い出として刻み込まれています。

桜が降る夜にはあの日のことを思い出してしまうのでしょうか。

また会いたいと思うきもちに理由なんてありません。会いたいから会いたい。女の子の恋心は理屈ではありません。

ただ、その会いたい。という気持ちが自分が貴方に恋をしているということを証明します。

あの日の「貴方」と今の「貴方」

4月の夜に2人はもう会えないかな
遠くに見える
貴方はまるで知らない誰か

あの日以来、二人で会うことはなくなったのでしょうか。

また会いたいという気持ちはあるけれど、もう会えないのかな。と不安な気持ちになっています。

あの日、隣で見た貴方はとても身近で、自分のものになったかのようにも思えました。

しかし、時が経ち、遠くに見える貴方はあの日の貴方とは別人のようです。

もしかしたら、嫌われたかな。他に彼女ができたかもしれない。

妄想ばかりが膨らんで、貴方と私の距離は離れていってしまうようにも感じます。

真面目な顔は好きだけど
今は見たくない
新しい色に染まるのは
桜だけでいい

「真面目な顔」とは一体どういう顔なのでしょうか。

そしてそれを見たくないという主人公の私。

これを推察すると、意中の貴方はこれから進学や就職などを控えており、遠くに行ってしまう。受験や就活で真面目な顔をする貴方。

その顔はとても格好いいですが、私からしたら、会えなくなる未来の悲しさのほうが上回っています。

「貴方」は桜の花びらのように散ってしまうのか

ここでは男性を「桜」に例えているんだと思います。

桜は、美しいピンク色で咲き誇り、それが散った後は鮮やかな緑色の葉が生い茂り、その美しいピンク色を思い出すこともできないほどに新しい色に染まってしまいます。

貴方という桜も、いつかは散ってしまい、新しい環境で新しい色に染まってしまうのでしょうか。

私の近くで、ずっとその美しいピンク色のままで咲き続けていてほしい。という気持ちが読み取れますね。

だけど
いつかは散ってしまうと
いい加減に気づきます
でも貴方の心に雨は降らないで?

ずっと散らずにいてほしい。とは願いますが、散らない桜はないように、貴方がいなくなってしまうことも受け入れなければなりません。

ですが、できるだけ私のそばにいてほしい。その美しい花を見せてほしい。という気持ちに変化はありません。

桜は雨が降ると、その雨粒に打たれて花びらの多くが散っていってしまいます。

雨は降らないで?というのは、散っていくのは受け入れるから、その時期はできるだけ遅いほうがいいということでしょう。

最後にそよ風で散るくらい、長く長く咲き続けてほしい。と願っています。

伝えたい、でも伝えられない想い

寂しい夜を1人
桜の花がヒラリ、踊ってる
私の味方をしてよ
心から思うこと
今伝えるべきなのか
考えている間に春は終わる

桜が降る夜には、貴方のことを思い出します。

思いを伝えたい。けれど、遠くに離れていくことが決まっている貴方に伝えても、迷惑なだけかもしれない。

そんな思いがあるのでしょう。

誰かに背中を押してほしい。たとえ桜の花びら一枚であっても、それがきっかけになるかもしれないと考えています。

しかし、悩んでいるうちにも桜は一枚、また一枚と散っていってしまいます。

桜が散りきるまえに、決断することができるのでしょうか。

桜が降る夜は
貴方に会いたい、と思います
どうして?と聞かれても
わからないのが恋で
この体ごと貴方に恋してる
それだけはわかるのです

ここで、サビを繰り返してこの曲は終わります。

結局、私は貴方に思いを伝えることができたのでしょうか。

その部分は描かれていないため、私たち聞き手が自由に想像することができます。

思いを伝えられたとしたら、来年は二人で桜を見ることができるでしょう。

もし、そうでないのだとしたら、きっと私は来年、桜を見て貴方のことを思い出してしまうのではないでしょうか。

最後に

この曲を通して見てみると、「淡い恋心と別れ」が桜という短い期間に咲き誇り、時が経つと散ってしまう儚い植物に例えられて見事に表現されていると感じました。

みなさんも、桜とともに思い出す風景や人がいると思います。

花が咲く期間が決まっているからこそ、大事にしたい想い。そして散ってしまうとわかっているからこそ、伝えられない想い。どちらも切なく、エモいですよね。

この曲の結末は聞き手に委ねられているので、みなさんも二人がどういった結末を迎えたのか、ぜひ想像しながら聞いてみてくださいね!