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サボテン【緑黄色社会】歌詞の意味を考察!サボテンを枯らした、重い女性の学びとは?

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緑黄色社会(リョクシャカ)「サボテン」の歌詞の意味を考察します。

3rdミニアルバム「溢れた水の行方」(2018年11月)の4曲目。

長屋晴子さんが作詞・作曲した「サボテン」の歌詞の意味を紐解きましょう。

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サボテン 歌詞考察

サボテン女?重い女性?

ごめんね
私はサボテンさえ上手く育てられずに
やりすぎた水が溢れていったよ

ごめんね
今さら気付いたって元には戻らない
謝ることしかできなくなったよ

出典:サボテン / 作詞・作曲:長屋晴子

週刊誌「SPA!」の記事(1994年6月)により普及した「サボテン女」という言葉は、「トゲがあり、乾いた(潤いのない)生活をしている、ずぼらな女性」をあらわしています。

ところが「サボテン」という楽曲の語り手の「私」は、「水をやりすぎてサボテンを枯らした、愛情過多の重い女性(世話焼き女性、尽くす女性)」のようです。

つまり、サボテンが枯れたように、付き合っていた男性との関係が上手くいかなくなったのでしょう。

それでも「謝ることしかできない」ところにも「重い女性」らしさがあらわれているようです。

「覆水盆に返らず」ということわざのように、一度こわれた関係性を修復するのは難しいかもしれません。

ミニアルバム「溢れた水の行方」のタイトルにもつながる歌詞ですが、どのような展開になっていくのでしょうか。

水だけあげてりゃいいなんて
間に受けてたらこうなった
愛には加減があるなんて
誰も教えてはくれなかったのに

出典:サボテン / 作詞・作曲:長屋晴子

たとえば「かわいい子には旅をさせよ」ということわざから「愛には加減がある」ことを自ら学ぶこともできるはずですが、「誰も教えてはくれなかった」と他人のせいにしています。

誰かに言われたとしても、「水だけあげてりゃいい」という言葉遣いもぞんざいで、その「水」に「愛」がこもっていたのかどうかも疑わしいといえるかもしれません。

どうやら「私」自身に問題があるような流れになってきました。

溺れて枯れた窓際の愛は
間違っていたのかな
花が咲くのが見たかったから
良かれと思ってた
ただただ私は私なりに育てました
ただただ私は私なりに愛を注いだの

出典:サボテン / 作詞・作曲:長屋晴子

「何かが間違っていたらしい」とは思いつつ、「何が問題だったのか?」はわからない状況のようです。

悪気はないことは伝わってきますが、「私」を連発するなど自己主張が強く、言い訳をしているように聞こえます。

他人のせいにしがちで自己中心的、相手の立場に立って思いやることができないところが問題ではないでしょうか。

何より「愛」そのものの概念の捉え方が「間違っている」可能性もあり、「感謝」することも「誰にも教わっていない」と言い出しそうな気配が漂っています。

独りよがりを解決した?

ごめんね
私は大丈夫と関係ないふりして
いらない自信が溢れていったよ

こんなに
変わってしまうなんて
私の都合のいい頭では
きっと分からなかったよ

出典:サボテン / 作詞・作曲:長屋晴子

「変わった」のは「水をやりすぎて枯れたサボテン」ですが、「付き合っていた彼氏の態度」にも変化があったのでしょう。

「私」の世話焼きが重荷となり、彼氏にそっけない態度をとられても、「私は大丈夫」と強がることで、彼氏が出していた「困っている」というサインを見落としていたのかもしれません。

「男性に尽くす私はいいことをしている」というプライドがあり、その「自信」が関係性をこわす原因となった「余計なもの」だったと気づいたようです。

「自分の行いに酔っていた」というか、「自分の都合しか考えていなかった」点も反省しているのではないでしょうか。

独りよがりでもいいなんて
どうして思えていたの
やっと解決したくなって
調べた結果に悲しくなった

出典:サボテン / 作詞・作曲:長屋晴子

最初は「たっぷり水をあげていたから、サボテンは枯れるはずがない」と思ったのでしょうか。

そこで「解決するために調べる」ことによって「水のやりすぎは根腐れを引き起こし、枯れる原因になる」と気づいたようです。

たしかに「植物を育てる」ときも「愛を育む」ときも「独りよがり」はNGでしょう。

自ら学ぶことを覚えたのは喜ばしい気もしますが、知らなかった過去の過ちに愕然としてしまいました。

溺れて枯れた窓際の愛が
教えてくれたかな
知らない間にすれ違っていた
愛の育て方
ただただ私はあなたの喜ぶ顔が
ただただ私はあなただけに愛を注いだの

出典:サボテン / 作詞・作曲:長屋晴子

教えてくれた」という言葉遣いから、感謝の気持ちが感じられます。

「変わった」のは「サボテン」や「彼氏の態度」だけでなく、「私の内面」も当てはまりそうです。

さらに「自分が何かをすることによって、本当に相手が喜んでいるか?」を確認することを覚え、「愛を注ぐ相手があなただけだった点に問題はなかったか?」に気づけるといいのではないでしょうか。

私も変わった?

花が咲いたら私の愛は
報われるのかな
諦めきれない意地の強さを
心の強さに変えたい

出典:サボテン / 作詞・作曲:長屋晴子

「枯れたサボテンの花が咲く」ことはあり得ませんが、新しい「サボテン」を買ってくるつもりなのでしょうか。

その流れで「花が咲く」を恋愛になぞらえると「新しい彼氏ができる」ことに該当するかもしれません。

また「愛を注ぎすぎる重い女性」になりそうな気配もありますが、「私」自身が「変わった」とすると別の展開も考えられそうです。

溺れて枯れた窓際の愛は
間違っていなかった
丁度良さなんて分かっていても
愛は止まらなかった

必ず無駄にはしないよ枯れたサボテン
いつかいつか私の愛の花を咲かせよう

出典:サボテン / 作詞・作曲:長屋晴子

明らかな「間違い」を「正解だった」とポジティブに捉える「心の強さ」が発揮されました。

「重い女性」のままで構わないという宣言のようです。

たしかに「たっぷり愛を注ぐ」こと自体は「間違い」とは限らず、むしろ「正解」だといえるでしょう。

ただ、受け取る側が負担に感じる場合は「独りよがり」にならないように気をつける必要があります。

ひとまず「枯れたサボテンをきっかけに、自ら恋愛の機微を学んだ」ので、「他人のせいにする」という「間違い」は改善されたのではないでしょうか。

まだ自己中心的な面は残っているように感じられますが、少しずつ学んでいくのでしょう。

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さいごに

「愛情過多の重い女性で何が悪いのか?」という強い自己主張が感じられました。

男女問わず、世話を焼きたい人、世話を焼かれたい人、たっぷりかまわれたい人、あまりかまわれたくない人など、さまざまなタイプがあるので、相性の問題ではないでしょうか。

それより「自分が枯らしたサボテン」を「枯れたサボテン」と他人事のように表現したままだった点など(サボテンに対する愛が感じられない)、自我の強さのほうが気になりました。

学ぶことはまだたくさんあるのではないでしょうか。

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