目次
今回はMrs. GREEN APPLEの『ロマンチシズム』の歌詞を考察していきます!
実は『ロマンチシズム』は人類愛をテーマに書き下ろされた楽曲。
「ロマン主義」と同じ意味を持ち「現実を離れて夢や空想にひたる傾向」を意味しています。
感情や情緒を重んじる行動様式を指しており、本楽曲を聴けばこの曲が『ロマンチシズム』というタイトルである理由が分かります。それくらい情緒に満ちた楽曲と言えます。
その歌詞を紐解くべく歌詞を見て行きましょう。
ドコモWebドラマ「僕の爆アゲ・ロマンチシズム」
2023年5月11日に配信されたドコモのWebドラマの主題歌として「ロマンチシズム」が起用されました。
ドコモの新スマートフォン「Google Pixel 7a」と、お得なサービス特典「爆アゲ セレクション」を題材にしたWebドラマで、憧れの先輩との“幸せ爆アゲな妄想”を膨らませる様子が描かれます。
2019年にリリースされた楽曲が4年経って起用されるのは珍しいですね。

『ロマンチシズム』歌詞考察
秘めたる恋心

”「貴方って人はどんな人?」”
そう聞きたいと思っている主人公は誰かに恋をしている模様です。
しかしそれは秘めている想い。実際に行動できない奥手な主人公なのです。
柔らかに心を揺らし、涼し気な顔をして、相手に想いを伝えない。
しかし、その心の中は燃えるような恋心があるのが分かりますね。
そろそろ気づかれたい気持ち

奥手な主人公の気持ちが爆発しそうになり、主人公は恋する相手に声を掛けます。
恋する人なら、このドキドキとした高揚感は伝わりますよね。
”さすがにそろそろ貴方に恋する私に気づいて欲しいのです”
アピールを超えて、主張が胸の中からあふれていきます。
「気付かれたくない」「分かってほしい」
恋する人の複雑な心境。
それを”人間さ”とカラッと歌い上げる潔さがここにはあります。
強気と弱気が交錯する

主人公の思いはいまだ相手に伝わっていません。
しかし恋をすると、相手に自分のことを分かってほしい気持ちになりますよね。
”「僕って人はこんな人」”と自分のことを伝えたい心情があふれています。
でもやはり奥手な主人公。
気持ちを抑え、強く孤独に耐えるように自分を律しています。
しかし恋心の強さゆえに弱気になってしまい、自信を失ってしまいます。
恋する人によくある強気と弱気の往来が胸に去来しているようです。
恋を通じて見える僕の人生

主人公を苦しめているのは「勇気が出ないこと」。
「嫌われたらどうしよう」「受け入れてもらえるかな」といった不安は”独特な苦”と表現されます。奥手な人にとって、恋とは楽しさと苦しさの両方を含んだ感情であるのが示されていますね。
こうした苦しみを経験する主人公が思うのは”出会いを介しちゃんと愛を知る”ということ。
苦しくても相手を想う経験を通してしか「愛」は知れません。
そんな境地にたどり着いた主人公の思いには感慨深いものがありますね。
恋は最初から決まっていた

恋というロマンスは突然やってきます。主人公の恋も突然やってきたのでしょう。
いろいろな感情が心に積り、偶然なのか必然なのか、真理は分からないといったところでしょうか。
しかし今大好きな人に出会えた事実は変わらないこと。
周囲にからなんと言われようと、当事者にとっては「運命」なのです。
恋をして人は大きくなる

恋をすると自分の醜い部分や、悲しい状況に遭遇せざるを得ません。
まさに”挫けながらも強く生きて”いくのが恋なのかもしれません。
「愛」「恋」といった複雑で甘やかな感情を抱き、大きく成長する。
それが「人間」なのだと断言しており、励ましをもらえる歌詞ではないでしょうか。
恋は終わっても

主人公の恋はどうなったのでしょうか。
”終わっていく”の言葉から、ピリオドが見えたような予感もあります。
しかし主人公がたどり着いたのは、恋の成就ではなく「あなた」への愛が存在している尊い事実。
長い歴史の中のとても短い期間に「あなた」に出会えた。
そして”あなたに気づいて欲しいのです”という言葉で切なく締めくくられます。

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おわりに
いかがでしたか?
ポップでさわやかでありながら、どこか壮大さと切なさを残した『ロマンチシズム』。
Mrs.GREEN APPLEらしい世界観を味わってみてください!